校長室だより

25 英語科講演会、球技大会は10/22(水)に延期

令和7年10月16日(木)

 

 10月16日(木)の5、6校時に国際文化講義室で、全学年の英語科生徒118名を対象に英語科独自の事業である「英語科講演会」を行いました。講師は、前キリバス共和国名誉領事・大使顧問のケンタロ・オノ氏です。

 ケンタロ・オノ氏は、1992年4月に本校英語科に入学し、キリバス共和国に強いあこがれを持ち、1993年1月にキリバス共和国に単身で行って在住、23歳の時日本人で初めてキリバス共和国に帰化した方です。2011年から仙台市に在住し、2017年に一般社団法人日本キリバス協会を設立、キリバスでの実例を題材とした地球温暖化や気候変動に関する講演活動を日本各地や世界各国で行っています。

 1時間半の講演でしたが、時間を感じさせないとてもエネルギッシュな講演でした。生徒の皆さんもいろいろなことを感じたと思います。改めて地球温暖化や気候変動、SDGsを考えさせられました。印象に残った内容を以下に書いてみます。

・(生徒に向かって)君たちは16~18年しか生きていない、失敗しても何度でもやり直しがきく。

・どうしてもTryしたいことがあれば、大人にぶつけてほしい。必ず協力してくれる人がいる。

・キリバス共和国は「沈む国」という言葉で切り捨てられている。そう言われることはキリバスの人からすれば我慢できない。(その沈む国)にはキリバスの人々の歴史、生活、未来がある。

・人間は意見が違って当たり前、自分と違う考えや価値観を持つ人の話を、まずは聞いてほしい。

・気候変動が意味するものは、今は地球の分岐点であること。今までの考え方や方法は続けられるのか。

・「愛」の反対は「憎しみ」ではなく、「無知」と「無関心」。

・世界はつながっている Think globally、Act locally 自然は必ず応えてくれる。

・強い意志と行動=希望 「希望」だけは失わないでほしい。

 とても素晴らしい講演で感動しました。ケンタロ・オノさん、ありがとうございました。

 

 また、明日の17日(金)の予定されていた球技大会は、グラウンドのコンディション不良が予想されるため、22日(水)に延期となりました。いいコンディションでの開催を祈ります。