校長室だより

12 成績会議を終えて…(雑感です)

校長室だより「校長の呟き ~東の空から~」

 

12 成績会議を終えて…(雑感です)

                                   令和5年7月6日(木)

 

 一昨日の7月4日(火)放課後、前期中間考査の成績会議が行われました。学年主任や各クラス担任の先生から、学年やクラスの成績や出席の概要、頑張っている生徒、伸び悩んでいる生徒や努力が必要な生徒について話を聞きました。先生方は生徒の皆さんのためを思って一生懸命指導してくださっています。生徒に対する日頃のご指導とご支援、本当にありがとうございます。

来週の14日(金)からは午前授業となり、午後から三者面談期間となります。保護者の皆様には、お忙しいところ大変恐縮ですがご来校いただき、生徒の学校生活の様子や学習成績、進路希望等について担任の先生と話し合っていただきたいと思います。

 

 成績会議の最後に「生徒の皆さんが、前向きに学習に取り組んでいけるようにご指導をお願いします。」と私から先生方にお願いしました。赤点をとってしまった生徒に対して、「努力が足りない」とか「勉強しなさい」と頭ごなしに指導する先生は本校にはいないと思いますが、「主体的に学びに取り組む態度」を促していくようなアドバイスを先生方にはお願いしたいと思っています。

 

 ここからは本校の成績とは直接関係のない話となりますが、最近の子供たちは失敗を恐れて挑戦しない、評価を気にして自分に自信が持てない、とよく言われます。「どうして思うように(生徒が)学んでくれないのか」と教員の悩みは尽きません。しかし、鏡となるのは目の前の子供(生徒)たち。教える側の力量や工夫が足りないから、教わる側が学習しないのだ、という(教員側から見れば)厳しい見方もあります。

 教える・教わるの関係だけではなく、お互いから学び合うことができたら、一緒に学びを作り出すことができたら、信頼関係はより深まり、生徒も教員も主体的に意欲をもって学習に臨んでくれるのかなと思います。

 失敗から学ぶものはとても大きいと思います。生徒も教員も安心して失敗や試行錯誤ができる、もし失敗しても周りの仲間が助けてくれる、できないことも含めて自分の存在が認められる「大らかさ」がある学校になればいいなと思っている今日この頃です。