校長室だより

25.県総体速報 ~陸上部2種目で新人総体連覇 サッカー部初戦快勝~

 団体を含む県総体が始まりました。21日土曜日から始まった陸上競技。3月の地震の影響で今年の会場は利府ではなく,宮城野原。土曜日,日曜日は隣の生命パークで楽天の試合もあり,もの凄い人・人・人でした。最終日本日のことまではわかっていませんが,速報です。男子8種競技で3年生鈴木さん,男子やり投げで3年生の髙城さんが新人戦に続き,総体でも宮城県を制しました。新人・総体連覇というのは本当に力がないとできないことです。おめでとう。実は,先週末,大会前最後の練習日にグラウンドで運動部の活動を見学しておりました。練習の終わり頃,監督の大堀先生と話す機会がありました。「今はレスト(休養)です」「今,良い感じで最後の投てきを終えたのが新人戦優勝者です」ピークを大会に持って行くため,フィジカルもメンタルも調整しているのだと思いました。何より感動したのは「私は生徒には,全国大会であろうが,地方の記録会であろうが,自己ベストを目指して頑張るように指導しています」という言葉でした。東高陸上部,この強さは偶然ではありません。努力・挑戦をし続ける良い選手・良い指導者,それを支えるご家族が内容・過程を大事にしているからです。

 

 24日火曜日,若き熱血漢成澤先生・小野寺先生率いるサッカー部の県大会初戦は亘理鳥の海サッカー場。11年前の震災で大きな被害を受けた場所ですが,立派に整備され「スポーツ・パーク」として新設された会場でした。平地ゆえに海からの強風がボールや人の動きに多大な影響を与えるコンディションの中,多くのご家族の方々の応援のお姿がありました。追い風を利用し,ロングボールからのカウンター等で前半3点,向かい風となった後半もしっかり守って,1点を追加し,4対0と勝利しました。ハットトリックを達成したFW相澤さんの活躍もさることながら, 私はボールを奪われてもその人が諦めずに再びボールを奪いに行く姿,特に後半はディフェンダーだけでなく中盤の選手もしっかりさぼることなく守った姿,ピンチでも味方を大きな声でコーチングするキーパーの姿,ベンチや運営補助の選手含めた全員の勝利だったと思いました。次戦も全員サッカーで挑戦してください。

 

 両部ともに「勝利」というスポーツの醍醐味の一つを味わえて本当に良かったと思います。それでも気を抜かずに「コロナ対策」をしっかり行ってください。平和な時代に生徒の活躍が見られて本当に幸せに思います。

 令和4年5月24日 山内