校長室だより

2024年11月の記事一覧

32 授業力向上研修会

校長室だより「校長の呟き ~東の空から~」

 

32 授業力向上研修会

                                                                                    令和6年11月22日(金)

 

11月21日(木)に、先生方の授業力向上のための研修会を実施しました。テーマは「ICT機器を活用した学習指導について」として、県教育庁高校教育課教育指導第一班の岡田康佑指導主事に来校いただき御指導と御助言をいただきました。

まず6校時に能代谷教諭の物理の研究授業、そして理科の先生方による授業検討会、最後に全教員が視聴覚室に集まり、ワークショップ型の授業検討会を行いました。

考査前で学校に残って学習したい生徒の皆さんもいたと思いますが、先生方全員の研修ということで、15時45分に完全下校という形をとらせていただきました。

 

今年度の重点目標の一つとして、学習指導要領の趣旨に基づく授業改善と生徒の「学びに向かう力」を伸ばす授業の工夫を掲げています。生徒の皆さんのニーズにあった先生方の授業力向上の取組は、教育のプロである教師として当然のことであり、次年度も学校全体での取組を継続していくつもりです。

ところで、生徒の皆さんにとって「良い授業」とはどういった授業でしょうか。「わかりやすい(理解しやすい)授業」は当然ですが、「(自分にとって)楽な授業」や「テストでいい点数が取れる授業」、「(単に)楽しい授業」となっていないでしょうか。

私が考える「良い授業」とは、「自分の考え(思考)を深めてくれる」、「興味・関心(学習しようとする気持ち)を引き出してくれる」授業なのかなと思います。もちろん、その要素だけではありません。私も勉強していきたいと思っています。

 

先生の言うことや板書・プリントをただ丸暗記するといった知識・技能の習得も必要ですが、自分の頭を使って考える(思考)こと、判断すること、そしてそれを表現(アウトプット)することに、これからの学校の授業は変わっていきます。

 このように先生方も試行錯誤して、良い授業を目指して懸命に取り組んでいます!

 

 来週から始まる後期中間考査における、生徒の皆さん一人ひとりの頑張りを期待しています。

      

31 芸術鑑賞会 終了!

校長室だより「校長の呟き ~東の空から~」

 

31 芸術鑑賞会 終了!

                                                                                令和6年11月15日(金)

 

早いもので、もう11月も中旬となりました。日中は暖かいですが、朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。体調を崩して欠席する生徒さんも増えています。インフルエンザの流行期に入ったとの報道もありました。生徒の皆さん、体調管理には十分に気をつけて過ごしてほしいと思います。

 

さて、11月14日(木)の5、6校時は、体育館で芸術鑑賞会を実施しました。

 本校の芸術鑑賞会は、音楽、古典芸能、演劇のローテーションで行っており、今年は演劇、シェイクスピアの著名な喜劇を題材とした、「ロマンティックコメディ 十二夜」を、NPO法人シアター2プラス1の公演を、全校生徒と教職員で鑑賞しました。

 生徒の皆さんのノリもよく、十分に楽しんでいただいたと思います。劇団の皆さん、熱演をありがとうございました。1時間45分の上演時間がとても短く感じられました。

 また、前日の会場準備や当日の後片付けをしてくれた体育館運動部の皆さん、そして鑑賞会の準備と運営をしてくれた図書委員と放送部の皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。

 

 秋の学校行事もこれで一段落し、今月末には後期中間考査があります。考査に向けて、生徒の皆さんの学習面での頑張りを期待しています。

この世の中、楽しいこともあれば辛いことや嫌なこともあります。自分にとってプラスなこともあればマイナスなこともあります。その時は嫌でも、後から振り返るとプラスだったと思うこともあります。2年生の皆さんは、考査が終われば修学旅行が待っていますよ。勉強頑張ってくださいね。

 

     

30 国際講演会、安田菜津紀さん来校!

校長室だより「校長の呟き ~東の空から~」

 

30 国際講演会、安田菜津紀さん来校!

                令和6年11月12日(火)

 

11月7日(木)は、本校のグローバルウイーク最大の目玉行事である、国際講演会が開かれました。

グローバルウイークとは、本校の特色のひとつである、「国際理解」、「異文化理解」について、学校全体の意識を高める目的で、国際的に活躍されている方を招いての国際講演会や異文化理解講座など、国際理解教育に関する行事を集中的に開催する期間です。

 

今年の講師は、認定NPO法人「Dialogue for People」副代表理事、フォトジャーナリストの安田 菜津紀様にお越しいただき、「紛争地、被災地に生きる人々の声 ~取材から見えてきたこと~」と題して、貴重なお話をいただきました。安田さんは、TBSテレビ「サンデーモーニング」にレギュラーコメンテーターとして出演されています。

 シリア内戦での被害者や、東日本大震災で被災した陸前高田市の方を取材した経験を話していただきました。そして、自分がフォトジャーナリストを目指したきっかけをお話しいただき、「直接的な援助や治療はできないが、この悲惨な状況を伝えること、発信することは自分の役割分担である。」「どんな進路を選んだとしても、社会のために一人ひとりにできることが必ずある。」という言葉が、私はとても印象に残りました。生徒の皆さんは何を感じてくれたでしょうか。

 

 講演後は校長室でお話しさせていただき、ファンの先生方との写真撮影も快くOKしていただきました。色紙も書いていただきました。校長室前の廊下に飾っています。

 また、翌日の河北新報朝刊に今回の講演会の記事を載せていただきました。取材に来ていただいた記者のN・Aさん、ありがとうございました。

 

   

 

 

29 性教育研修会、部活動大会、そしてグローバルウイーク

校長室だより「校長の呟き ~東の空から~」

 

29 性教育研修会、部活動大会、そしてグローバルウイーク

                                                                                               令和6年11月5日(火)

 

早いもので11月に入りました。今年もあと2か月ですね。秋も深まってきて、朝晩もかなり涼しく(?)いや、寒くなってきました。「秋の日はつるべ落とし」といいますが、本当に日が暮れるのも早くなりました。夕方の5時過ぎには真っ暗になります。生徒の皆さんは、暗い中での部活動、そして下校時の自転車運転にも十分に気をつけてほしいと思います。

 

さて、10月31日(木)は、6校時にNPO法人ハーティ仙台代表の八幡悦子さんに来校いただき、デートDV防止講座・性教育研修会を、全校生徒・教員を対象に実施しました。生徒の皆さんからの数多くの事前質問に丁寧に答えていただきました。「性」については、高校生も大人もわからないことや悩みも多く、人間として基本的な部分であり、だからこそ正しい知識が必要だと改めて感じました。

講話の前に、相手を意思や感情のある人間として尊重(リスペクト)すること、相手の安全や安心に配慮することを心がけてほしいと挨拶でお話しさせていただきました。

 

 11月3日の文化の日は、マーチングバンド・バトントワーリング東北大会と県高校新人バスケットボール仙塩地区予選の応援に行ってきました。吹奏楽部の演奏・演技は素晴らしいものでした。しかしながら、他校の演奏・演技も素晴らしく、残念ながら4位となり全国大会出場とはなりませんでした。

 男女バスケットボール部も善戦しましたが、県大会出場はなりませんでした。最後まであきらめずに頑張り、男子は前半23点差で負けていたゲームを2点差まで追い上げた粘りは素晴らしいと思いました。最後の3ポイントシュートが入っていれば、劇的な大逆転勝利でしたね。両部ともこの悔しい想いをバネにして、次回の大会に向けて練習に励んでほしいと思います。

 同日の河北新報にも掲載されましたが、県高校書道展が8日よりせんだいメディアテークで開かれます。本校文芸書道部も作品を出展し、漢字、漢字仮名交じり書、篆刻(てんこく)・刻字、大字の4部門で入賞を果たしました。少ない人数でよく頑張っている部です。おめでとうございました。

 

 今日から8日までは「グローバルウイーク」、学校全体で国際理解に対する意識を高める週間です。今日は生徒の皆さんに好評の、仙台イスラム文化センター後援のハラルカレー出張販売。私も美味しくいただきました【写真】。6日と8日の放課後には、仙台在住の外国の方に来校いただき「異文化理解講座」。そして7日(木)の5・6校時には「国際講演会」。今年はフォトジャーナリストの安田奈津紀氏に来校いただき、「紛争地、被災地に生きる人々の声 ~取材から見えてきたこと~」と題して講演をいただきます。

 芸術とスポーツの秋、そして国際理解。東高にとって、とても楽しみな1週間となります!