校長室だより

2026年3月の記事一覧

36 一次募集学力検査、お疲れ様でした

           令和8年3月5日(木) 

 

3月4日(水)、宮城県公立高校第一次募集学力検査が行われました。

大雪が予想されたため、前日に県教育委員会が、試験開始時刻を1時間遅らせる措置を発表しました。うっすらと雪の積もった中、多くの中学生の皆さんが集まり、大きなトラブルや遅刻者もなく、学力検査が終了しました。

受験してくれた中学生の皆さん、日頃の学習の成果を十分に発揮してくれたことと思います。今回の入試から、出願がWeb出願となったり、試験開始時刻が変更になったり、大変な思いをされたことでしょう。合格発表は16日(月)15:00です。大変お疲れさまでした。

私も38年間高校教員をやっていますが、今回のような試験開始時刻の繰り下げは記憶にありません。

本校の先生方にも、急な変更にしっかりと対応していただきました。ありがとうございました。

 先日、卒業生を送ったばかりですが、新入生を迎える準備も始まりました。

春は、別れと出会いの季節ですね。

      

35 第37回卒業式

                                              令和8年3月1日(日)

3月1日(日)、第37回卒業式が行われました。日曜日ということもあり、たくさんの保護者の方々と御来賓の皆様の御参加のもと、英語科39名、普通科195名の卒業生(37回生)が巣立っていきました。卒業生の皆さんの、保護者の方に対する感謝と、先生方への感謝の想いがあふれた、感動の卒業式でした。式後に、ご来賓の方々からも、「素晴らしい卒業式でした」、「久しぶりに卒業式で泣きました」等のお話を頂戴しました。

卒業生の皆さんが、これから自分らしい、素晴らしい人生を歩んでいくことをお祈りいたします。

卒業式の校長式辞でお話しした内容を抜粋して、以下に記載いたします。下の写真は、式場と昇降口の「祝 卒業」の垂れ幕、そして同窓会の光井会長(1回生)とツーショットの写真です。

皆さんが新しい生活に旅立つにあたり、私からお伝えしたいことが3つあります。

1つ目は、卒業後も本校のモットーであります「失敗を恐れずに挑戦」してほしいことと、「他者へのリスペクト」を忘れずに生きていってほしいことです。皆さんと一緒に過ごした3年間、私は皆さんにお願いし続けてきました。改めてお願いしたいと思います。

2つ目は、「レジリエンス」についてです。この言葉を聞いたことがあるでしょうか。逆境からしなやかに立ち直る力のことを「レジリエンス」といいます。皆さんは、幼少期に東日本大震災からの復興する地域や人々の姿を見てきました。また、新型コロナウイルスのパンデミックの中で中学生時代を過ごしてきました。皆さんは知らず知らずのうちに、高い「レジリエンス」を持っている世代です。

これからの人生、辛いことや嫌なことがたくさんあると思いますが、その困難をしなやかに乗り越える、心折れずに受け流すことを忘れないでください。大切なことは、失敗や挫折を嘆くのではなく、そこからどうするかを、前向きに考えることです。

3つ目です。私の好きな曲の一つに、RADWIMPS(ラッドウインプス)の「正解」という曲があります。この曲では、学校では答えがある問いばかりを教えられてきた、とありますが、卒業後は「正解」のない問いに悩むことが多くあるでしょう。曲のとおり、大切な人との関係には「ひとつの答え」はありません。「傷ついた友への励まし方」や「悔しさでにじんだ心の傷の治し方」に、正解はないですよね。我々人間は、この「不完全さ」を受け止めながら、「正解」を探しながら、生活していくこと、前に進んでいくことを、この曲は教えてくれていると私は思います。

たとえ立ち止まり、壁に突き当たったとしても、「レジリエンス」を発揮して、しなやかに立ち上がる。やってみて、試行錯誤して、それでも人は悩み、また立ち止まり、そして歩き出す。誰も「正解」を教えてはくれません。自分自身の意志で選び取った道こそが、後になって、自分の唯一無二の「正解」となると思います。

「制限時間」も、「解答用紙」も、「採点基準」も、そして自分への評価も、他人が決めるものではなく、自分自身が決めるものです。皆さんのこれからの真っ白な未来に、自分の人生に、自分でしか描くことのできない「自分なりの正解」を刻んでいってください。

結びになりますが、本日、この学び舎を巣立っていく一人ひとりが、保護者の方にはもちろん、これまで支えていただいた多くの方々への感謝を忘れずに、これから大いに活躍し、自分らしい、豊かな人生を送ることを心から祈念いたします。

皆さんの母校は、来年度創立40周年を迎えます。仙台東高校が50周年、そして100周年を迎えることができるように、今後も更なる発展を遂げていくために努力していくことをここに誓い、式辞といたします。

                         令和8年3月1日  宮城県仙台東高等学校 校長 藤垣庸二