校長室だより

2025年11月の記事一覧

29 芸術鑑賞会、古今亭菊之丞師匠来校

令和7年11月14日(金)

 

 11月も中旬となりました。日中は暖かいですが、朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。体調を崩して欠席する生徒さんも増えています。県教委の発表によると、季節性インフルエンザにより、先週学級閉鎖の措置を取った高等学校は22(延べ数)となっています。本校でもインフルエンザによる出席停止の生徒数は増加しています。生徒の皆さん、これから後期中間考査(11/20~26)、来月には修学旅行がありますので、体調管理には十分に気をつけて過ごしてほしいと思います。

 

 さて、11月13日(木)午後、本校体育館で「芸術鑑賞会」を開催しました。本校では、音楽・古典芸能・演劇の3つのジャンルでローテーションしており、今年は日本の伝統文化のひとつである「落語」を鑑賞しました。出演は、古今亭菊之丞師匠、二ツ目の春風亭与いちさん、マジックでは小泉ポロンさんでした。

 菊之丞師匠にはトリをつとめていただくとともに、落語の表現スタイルを解説してもらい、希望生徒3名に高座の体験をさせていただきました。控室で図書委員の皆さんと一緒に記念写真も撮らせていただきました。ありがとうございました。

 春風亭与いちさんは、柳生中学校、仙台向山高校出身の若手落語家で、若手らしい噺をしていただきました。小泉ポロンさんの色物も、本校マジック部員たちのお手本となったと思います。

 

 最後に嬉しいお知らせです。本校の文芸書道部は部員ひとりで頑張っている部ですが、今回の第74回宮城県高等学校書道展において、漢字部門で特選、刻字部門で推薦の表彰を受けました。刻字部門の推薦は最高賞です。2年の安達さん、おめでとうございます。ご指導いただいた先生ありがとうございました。

28 国際講演会終了、マーチングバンド東北大会

令和7年11月10日(月)

 

 11月7日(金)5、6校時、全校生徒を対象に「国際講演会」を開催しました。講師には久米小百合氏(認定NPO法人LOVE EAST理事)をお招きいたしました。久米さんは災害の被災者支援活動の他に、クリスチャンのミュージツクミッショナリーとして、全国各地のキリスト教会などで教会音楽とアートを融合させた舞台や講演会、交流活動を行っておられます。1979年に久保田早紀として「異邦人~シルクロードのテーマ~」でデビューされ、当時私も中学2年生でした。今でも「異邦人」歌えます(笑)。1984年結婚を機に芸能界を引退。東日本大震災直後にNPO法人東北応援団 LOVE EASTを創設し、被災者の支援活動を行う。現在も引き続き活動されています。

 講演の中で印象に残ったことは、聖書のことば「自分がしてもらいたいことを他人にしてあげなさい」は支援活動の礎となっている。また、高校生の皆さんには、「自分のビジョンを(視覚化して)大切に生きていってほしい」、「そのビジョン達成のために、具体的に計画を立て実現を目指してほしい」と語っていただきました。

 生徒の皆さんや先生方からの質問にも真摯に回答いただきました。お忙しい中、ご来校いただきまして本当にありがとうございました。

 

 11月9日(日)は、セキスイハイムスーパーアリーナで第54回マーチングバンドバトントワーリング東北大会が行われました。今大会本校吹奏楽部は、吹奏楽部卒業生と一緒に総勢101名で、高等学校の部ではなく一般の部で参加しました。テーマは当時の先輩方が作り上げた作品「シェヘラザード」で、勇敢にして妖艶、かつ愛のこもった物語をリニューアルし、その当時のメンバーとともに、新しいアレンジで演奏されていました(一部、大会パンフレットより)。

 総勢100名を超えるパフォーマンスはとても迫力がありました。残念ながら全国大会出場は叶いませんでしたが、卒業生の方々との練習や作品を創り上げた経験は、吹奏楽部員たちに素晴らしいものを与えてくれたと思います。この経験をぜひ活かしていただき、今後の練習に励んでもらいたいと思います。

27 グローバルウイーク(11/4 ~ 7)開催

            令和7年11月4日(火)

 

 いよいよ11月(霜月)に入りました。朝も冷え込んできましたね。短い秋が通り過ぎていく感じです。インフルエンザも流行の兆しを見せています。生徒の皆さんは、体調管理に十分注意して今月20日から始まる後期中間考査、2年生の皆さんは来月の修学旅行に備えていただければと思います。

 三連休中日の11月2日、泉体育館で行われた本校男子バスケットボール部の新人大会仙塩地区予選を応援してきました。予選リーグの結果は1勝1敗で、県大会代表決定トーナメントに進みました。県大会出場を目指して頑張ってほしいと思います。その大会で、私にとって嬉しいことがありました。本校3年生の鈴木僚祐さんが審判として参加しました。鈴木さんは日本バスケットボール協会(JBA)D級公認審判員の資格を持っており、お父さん(JBAC級公認審判員)と二人でゲームを担当しました。私もJBA公認審判員として28年間審判活動をしていましたが、親子で公式戦を担当することはありませんでした。そもそも、私の子どもたちはプレイヤーではありましたが審判員とはなりませんでした。本人の了承を得ましたので、ゲーム前の写真を掲載します。卒業後も可能であれば審判員として活躍していただきたいと思います。

 また、10月31日(金)の河北新報朝刊に、本校映像部2年浅水遥斗さんの作品が掲載されました。

 今日から、仙台東高校の目玉行事でもある「グローバルウイーク2025」が始まります。今年のテーマは、「震災を経験した外国人の視点を踏まえた外国人居住者との共生、災害時の対応や暮らしを考える」としました。主な内容は以下のとおりです。

・11月4日(火)

 「ハラルカレー出張販売」昼休み 希望者対象 仙台イスラム文化センター後援

 「異文化理解講座0」 放課後 希望者対象 本校国際部長山口先生による講座

・11月5日(水)

 「異文化理解講座1」 放課後 希望者対象 SenTIA(仙台観光国際協会)講師による講座

・11月6日(木)

 「異文化理解講座2」 放課後 希望者対象 MIA(宮城県国際化協会)より派遣された外国人来校

・11月7日(金)

 「国際講演会」 5、6校時 全校生徒対象 講師 久米小百合氏(認定NPO法人LOVE EAST理事)

 ※久米氏はシンガーソングライターでもあり、1979年「異邦人」でデビュー、1984年結婚を機に芸能界を引退。東日本大震災直後にNPO法人東北応援団 LOVE EASTを創設し、被災者の支援活動を行う。現在も引き続き活動し、クリスチャンの立場から被災者支援、子どもたちの心のケアを行っている。