校長室だより

校長の呟き ~東の空から~

18 後期スタート 芥川賞作家の佐藤厚志さんトークイベント

校長室だより「校長の呟き ~東の空から~」

 

18 後期スタート 芥川賞作家の佐藤厚志さんトークイベント

                            令和5年10月2日(火)

 

 10月に入って、ようやく秋らしい気候になってきました。令和5年度も折り返し地点です。校長室から見える田んぼも、稲刈りをしている風景となりました。

 今日から後期のスタートですが、そのスタートの日にふさわしい行事を開催することができました。本校11回生の英語科卒業、第168回芥川龍之介賞受賞作家、佐藤厚志さんが本校に来てくれました。

 

 始業式を放送で行い、授業を40分短縮授業として、午後2時45分から1時間、本校体育館に全校生徒を集めてトークイベントを開催しました。代表生徒(生徒会役員)がインタビュー形式で質問して、佐藤厚志さんに答えていただく形で実施しました。全校生徒が配付されたiPadを会場に持参して、リアルタイムで生徒の皆さんからの質問を受け付けました。

生徒代表の門間生徒会長さんと生徒会役員の熊谷さん、大活躍でしたね。お疲れ様でした。ありがとうございました。テレビ局も3社、新聞社も1社が取材に来てくれました。

 佐藤厚志さんのイベント後の感想は、素直な質問や高校生の視点での質問が多くあり、とても素晴らしかったとおっしゃっていました。とても気さくな方で、イベント終了後に校舎案内をしましたが、生徒からの写真撮影のリクエストにしっかりと答えてくれていました。

 

 「やらなくなったら終わりでチャンスは永遠に来ない、やり続けてチャンスが来るのを待ち、そのチャンスをつかみ取る準備をしておく」という意味の話が佐藤厚志さんからあったと思います。また、「いつでも取り返しがきく、ざっくりと生きてほしい」という言葉も私は印象に残りました。生徒諸君はどんな感想を抱いたでしょうか。先輩の話を聞いてそれぞれ感じたことがあると思います。明日からのエネルギーにしてもらえたらと思います。

 

 さぁ、今年度もあと半年。いろいろあると思いますが、頑張りましょう!

17 生徒諸君の活躍!

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17 生徒諸君の活躍!

                                   令和5年9月19日(火)

9月7日に生徒会役員立会演説会が行われ、信任投票の結果、生徒会長に2年1組の門間司さん、副会長に2年1組の山尾雪寧さんが信任されました。10月から東高のために頑張ってほしいと思います。新会長さんからは校則の見直し等の話があり、「藤垣校長先生、お願いします!」と壇上からお願いされました。頼もしい限りです。ぜひ生徒会を中心に生徒の中で議論を深めて、提案してほしいと思います。期待しています!

 

9月12日は聖和学園高校を会場として、国際理解に関する弁論大会(国際理解・国際協力のための高校生の主張コンクール)が開かれ、東高から3名の生徒が出場しました。県内各校から13名の弁士が参加し、堂々と自分の主張を展開していました。私は全員の主張を聞きましたが、いずれも素晴らしいものでした。1年生の山田美々さんは「国境を越えた水色の贈り物」と題して、自身の使い終わったランドセルをアフガニスタンに送った経験から、教育を受ける機会の重要性を話してくれました。県教育委員会教育長賞を受賞しました。2年生の中西咲葵さんは「奇形界隈」の演題で、Lookismについて話し自己肯定感の重要性を主張してくれました。とても身近なことに着眼して素晴らしいと思いました。3年生の武田恵さんは「太陽の沈まぬ帝国の光と影」の演題で、自身の留学経験をもとに説得力のある主張で、特別賞を受賞しました。

 

部活動での活躍も素晴らしく、水泳部の佐々木舞さんは100mと200mの平泳ぎで第4位となり、10月20日から郡山市で行われる東北新人大会に出場。陸上競技部も陸上の花形である4×400mで第4位となり、今月末福島市で行われる東北新人大会に出場します。リレーメンバーは、2年生の曲田さん、沓澤さん、菊池さん、仲上さんです。

他の皆さんもベストを尽くして頑張ってくれたと思います。また、これから新人大会を迎える部活動やコンクールに参加する部活動も、練習過程を大事にして本番で実力が発揮できるように頑張ってください!

 

21日(木)からは前期末考査が始まります。こちらも頑張ってくださいね。

16 東風祭終了!バスケットボールW杯!

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16 東風祭終了!バスケットボールW杯!

                            令和5年9月5日(火)

 4年ぶりに一般公開が行われた、第35回東風祭が無事に終了いたしました。開祭式で生徒の皆さんにお話しした通り、ほぼコロナ禍前と同じように開催できたことをとても嬉しく思います。 パンフレットの残部から推定すると来校者は約350人とのこと。ご来校いただいた皆様、ありがとうございました。東高の生徒の皆さんの笑顔とEnjoy EASTしている姿をご覧いただけたと思います。

 暑さで熱中症が心配されましたが、さすが生徒の皆さんの若いパワーで、大きな事故もなく開催できました。実行委員の皆さん、一般生徒の皆さん、そして牛タンとおにぎり販売していただいたPTAの皆さん、本当にお疲れ様でした。

 また、オープニングムービーを作成してくれた、広報担当の石森君、そして映像部の皆さんのおかげで、私の名前を生徒の皆さんに覚えていただけたかなと思います。ありがとうございました。

 

 先週私は、バスケットボールのワールドカップの全日本男子の応援で、テレビに釘付けでした。「もうダメかな」と思った展開でしたが、日本の3ポイントが連続して決まり大逆転。フィンランド、ベネズエラ、カーボベルデに見事な勝利でアジア1位となり、来年のパリ五輪出場を決めました。スラムダンクの安西先生の言葉、「あきらめたら、そこで試合終了だよ」を改めて思い出しました。

 報道でもありましたが、14年前の2009年アジア選手権で日本男子は、史上最低のアジア10位という成績でした。中国の天津市で行われましたが、当時私は国際審判員としてそのアジア選手権に参加していました。そのどん底から日本のバスケットボールがここまでレベルが上がるとは、本当に嬉しい限りです。Bリーグというプロリーグができたことも背景の一つかと思います。時代の変化、進化を感じました。これを契機に、日本のバスケットボールがますます盛んとなり、チーム力が向上することでしょう。日本代表のパリ五輪での活躍を期待したいと思います!

15 夏期開講式

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15 夏期開講式

                            令和5年8月24日(木)

 

 昨日の8月23日は夏期開講式でした。約1か月にわたる夏休みが終了しました。学校再開というのに、まだまだ暑い日が続いています。長期予報では9月も気温は高めとのこと。異常とも思える高温の日が続いています。

 熱中症対策のため、昨日の開講式は体育館では行わず、校内放送により各教室で行いました。生徒の皆さんの顔を見られなかったのはとても残念でしたが、皆さん充実した夏休みを過ごしてくれたことと思います。今のところ私に事故等の連絡も来ていません。

 

 校長講話では、全国各地での大雨による被害や内水氾濫についてお話しし、防災について考えること。みやぎ学力状況調査での質問紙調査の結果に基づいて、家庭での勉強にもう少し取り組んでほしいことを話しました。

 

生徒の皆さんがこれから飛び込んでいく未来は、皆さん自身で創り上げていくもの。学校や校外での学びは、未来に「備える」「適応する」ためではなく、自分たちで未来を創っていくための「力」をつけるためにするもの。

何のために勉強するのか?生徒の皆さん一人一人が考えて、自分なりの答えを見つけてほしいと思います。

 

夏休みが終わり、あと1週間ほどで「東風祭」が行われます。コロナウイルスの制限が緩和されてのお祭りです。実行委員会の皆さんが中心となって、皆さんの「東風祭」を楽しく創り上げてほしいと思います。

もちろん、主役は生徒の皆さんです!東高の生徒諸君の笑顔とパワーが見ることができることを期待しています。

14 夏期閉講式

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14 夏期閉講式

                                             令和5年7月24日(月)

 

 本日は夏期閉講式でした。明日から生徒の皆さん待望の夏休みとなります。夏休みとはいっても、本日の午後から1・2年生は7月28日(金)まで、3年生は8月4日(金)まで夏期講習となりますが…。

 新任講師の方の紹介、賞状伝達式、東北大会及び甲子園予選報告会、そして閉講式と内容がたくさんありました。閉講式では、ChatGPT等の生成AIの話をさせていただきました。「考える」ことの大切さ、「努力」することの大切さをお伝えしたかったのですが、生徒の皆さんにとっては、内容があまり面白くなかったかもしれませんね。生徒の皆さんが興味関心を持って聞くことができるよう、「校長講話も内容を工夫しなければならないな。」ということが、本日の私の反省でした。

 それに比べて、閉講式終了後の生徒指導部長の大堀先生のお話は、生徒の皆さんを引き付ける内容でした。「477」という数字が、昨年度に闇バイトで高校生の検挙された人数とはびっくりしました。さすがです。

また、交通安全委員会からの自転車乗車時のヘルメット着用の意識調査の報告も、ヘルメット着用しての自転車乗車で登場する等、工夫を凝らしていました。調査報告の内容も考えさせられました。全校生徒対象の調査結果は以下のとおりです。

 

①「ヘルメットの着用が努力義務となったことを知っているか」→ 知っている91%

②「命を守るために自転車利用時のヘルメット着用は必要と思うか」→ 思う85%

③「自転車利用時ヘルメットを着用しているか」→ 着用している4%

④「ヘルメットを着用しない理由」

 着用が面倒→30%、 義務化されていない→18%、 髪型が崩れる→17%

 費用負担→15%、 格好悪い→14%、 必要性を感じない→6%

 

東高校の生徒は、85%と多くの生徒がヘルメットの必要性を理解しているが、着用率は4%で、様々な理由により着用するに至っていないことがわかりました。着用が簡単で、デザイン的にカッコいいものであれば、着用率が上がる、と同時に生徒の交通安全の意識も高まるのかなと思いました。今後も交通安全委員の皆さんの活動に期待したいと思います。

 

皆さん、事故のない夏休みを過ごしていただきたいと思います。くれぐれも交通事故や水難事故には十分に気を付けてください。8月23日の開講式で元気に再会しましょう!