校長室だより

校長の呟き ~東の空から~

29 芸術鑑賞会、古今亭菊之丞師匠来校

令和7年11月14日(金)

 

 11月も中旬となりました。日中は暖かいですが、朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。体調を崩して欠席する生徒さんも増えています。県教委の発表によると、季節性インフルエンザにより、先週学級閉鎖の措置を取った高等学校は22(延べ数)となっています。本校でもインフルエンザによる出席停止の生徒数は増加しています。生徒の皆さん、これから後期中間考査(11/20~26)、来月には修学旅行がありますので、体調管理には十分に気をつけて過ごしてほしいと思います。

 

 さて、11月13日(木)午後、本校体育館で「芸術鑑賞会」を開催しました。本校では、音楽・古典芸能・演劇の3つのジャンルでローテーションしており、今年は日本の伝統文化のひとつである「落語」を鑑賞しました。出演は、古今亭菊之丞師匠、二ツ目の春風亭与いちさん、マジックでは小泉ポロンさんでした。

 菊之丞師匠にはトリをつとめていただくとともに、落語の表現スタイルを解説してもらい、希望生徒3名に高座の体験をさせていただきました。控室で図書委員の皆さんと一緒に記念写真も撮らせていただきました。ありがとうございました。

 春風亭与いちさんは、柳生中学校、仙台向山高校出身の若手落語家で、若手らしい噺をしていただきました。小泉ポロンさんの色物も、本校マジック部員たちのお手本となったと思います。

 

 最後に嬉しいお知らせです。本校の文芸書道部は部員ひとりで頑張っている部ですが、今回の第74回宮城県高等学校書道展において、漢字部門で特選、刻字部門で推薦の表彰を受けました。刻字部門の推薦は最高賞です。2年の安達さん、おめでとうございます。ご指導いただいた先生ありがとうございました。

28 国際講演会終了、マーチングバンド東北大会

令和7年11月10日(月)

 

 11月7日(金)5、6校時、全校生徒を対象に「国際講演会」を開催しました。講師には久米小百合氏(認定NPO法人LOVE EAST理事)をお招きいたしました。久米さんは災害の被災者支援活動の他に、クリスチャンのミュージツクミッショナリーとして、全国各地のキリスト教会などで教会音楽とアートを融合させた舞台や講演会、交流活動を行っておられます。1979年に久保田早紀として「異邦人~シルクロードのテーマ~」でデビューされ、当時私も中学2年生でした。今でも「異邦人」歌えます(笑)。1984年結婚を機に芸能界を引退。東日本大震災直後にNPO法人東北応援団 LOVE EASTを創設し、被災者の支援活動を行う。現在も引き続き活動されています。

 講演の中で印象に残ったことは、聖書のことば「自分がしてもらいたいことを他人にしてあげなさい」は支援活動の礎となっている。また、高校生の皆さんには、「自分のビジョンを(視覚化して)大切に生きていってほしい」、「そのビジョン達成のために、具体的に計画を立て実現を目指してほしい」と語っていただきました。

 生徒の皆さんや先生方からの質問にも真摯に回答いただきました。お忙しい中、ご来校いただきまして本当にありがとうございました。

 

 11月9日(日)は、セキスイハイムスーパーアリーナで第54回マーチングバンドバトントワーリング東北大会が行われました。今大会本校吹奏楽部は、吹奏楽部卒業生と一緒に総勢101名で、高等学校の部ではなく一般の部で参加しました。テーマは当時の先輩方が作り上げた作品「シェヘラザード」で、勇敢にして妖艶、かつ愛のこもった物語をリニューアルし、その当時のメンバーとともに、新しいアレンジで演奏されていました(一部、大会パンフレットより)。

 総勢100名を超えるパフォーマンスはとても迫力がありました。残念ながら全国大会出場は叶いませんでしたが、卒業生の方々との練習や作品を創り上げた経験は、吹奏楽部員たちに素晴らしいものを与えてくれたと思います。この経験をぜひ活かしていただき、今後の練習に励んでもらいたいと思います。

27 グローバルウイーク(11/4 ~ 7)開催

            令和7年11月4日(火)

 

 いよいよ11月(霜月)に入りました。朝も冷え込んできましたね。短い秋が通り過ぎていく感じです。インフルエンザも流行の兆しを見せています。生徒の皆さんは、体調管理に十分注意して今月20日から始まる後期中間考査、2年生の皆さんは来月の修学旅行に備えていただければと思います。

 三連休中日の11月2日、泉体育館で行われた本校男子バスケットボール部の新人大会仙塩地区予選を応援してきました。予選リーグの結果は1勝1敗で、県大会代表決定トーナメントに進みました。県大会出場を目指して頑張ってほしいと思います。その大会で、私にとって嬉しいことがありました。本校3年生の鈴木僚祐さんが審判として参加しました。鈴木さんは日本バスケットボール協会(JBA)D級公認審判員の資格を持っており、お父さん(JBAC級公認審判員)と二人でゲームを担当しました。私もJBA公認審判員として28年間審判活動をしていましたが、親子で公式戦を担当することはありませんでした。そもそも、私の子どもたちはプレイヤーではありましたが審判員とはなりませんでした。本人の了承を得ましたので、ゲーム前の写真を掲載します。卒業後も可能であれば審判員として活躍していただきたいと思います。

 また、10月31日(金)の河北新報朝刊に、本校映像部2年浅水遥斗さんの作品が掲載されました。

 今日から、仙台東高校の目玉行事でもある「グローバルウイーク2025」が始まります。今年のテーマは、「震災を経験した外国人の視点を踏まえた外国人居住者との共生、災害時の対応や暮らしを考える」としました。主な内容は以下のとおりです。

・11月4日(火)

 「ハラルカレー出張販売」昼休み 希望者対象 仙台イスラム文化センター後援

 「異文化理解講座0」 放課後 希望者対象 本校国際部長山口先生による講座

・11月5日(水)

 「異文化理解講座1」 放課後 希望者対象 SenTIA(仙台観光国際協会)講師による講座

・11月6日(木)

 「異文化理解講座2」 放課後 希望者対象 MIA(宮城県国際化協会)より派遣された外国人来校

・11月7日(金)

 「国際講演会」 5、6校時 全校生徒対象 講師 久米小百合氏(認定NPO法人LOVE EAST理事)

 ※久米氏はシンガーソングライターでもあり、1979年「異邦人」でデビュー、1984年結婚を機に芸能界を引退。東日本大震災直後にNPO法人東北応援団 LOVE EASTを創設し、被災者の支援活動を行う。現在も引き続き活動し、クリスチャンの立場から被災者支援、子どもたちの心のケアを行っている。

   

 

26 学校公開(10/14~21)、球技大会、生徒総会、PTA教育講演会

令和7年10月29日(水)

 

 最初に、本校の学校公開にたくさんの中学生の方々と保護者の方々にご来校いただき、誠にありがとうございました。本校の施設はもちろん本校生徒の皆さんの様子などもご覧いただいたと思います。

 10月22日(水)はグラウンドコンディション不良のため延期された球技大会が開催されました。肌寒い気温でしたが、大きなけがや事故もなく無事終了したと報告を受けました。

 10月23日(木)は生徒総会が行われました。残念ながら私は県外出張(10/22~24)があり、球技大会をENJOYしている生徒の皆さんの姿、生徒総会で熱い議論している姿、そして新生生徒会執行部の活躍している姿を見ることができませんでした。県外出張は、全国英語科・国際科高等学校長会秋季総会・研究協議会でした。県外の学校の取組み等を伺うことができ、とても勉強になりました。

 これで、4月の運動会、夏休み明けの東風祭、そして球技大会と、本校三大行事が無事に終了いたしました。生徒の皆さんにいつも話していることですが、「学校行事の企画と運営を生徒の皆さんが主体となって行う」、この東高の素晴らしい伝統をぜひ今後も続けていってほしいと思います。

 

 また、10月28日(火)は、午前中に宮城大学の佐々木秀之教授(本校4回生)を招いて1・2学年生徒を対象とした総合的な探究の時間「社会貢献プログラム」全体発表会を体育館で行い、各クラスからの代表者(12名)が様々なテーマで発表を行いました。

 午後からは、PTA教育講演会を国際文化講義室で行いました。約200名の保護者の方々にご来校いただきました。講演会の講師は、仙台育英学園高等学校野球部監督の須江航先生でした。1時間の公演でしたが、とてもためになるお話ばかりだったと思います。我々大人も子どもや年下の方から「時代」を学ぶこと、成功ではなく失敗には再現性があり失敗から学ぶこと、相手の話を聞くこと等、ヒントとなるフレーズがたくさんありました。

 講演後は本校野球部の代表者からの質問にも真摯にお答えいただき、野球部生徒たちとの写真撮影にも応じていただきました。須江監督さんの素晴らしい人間性に触れることができ、感動の1日でした。

 

25 英語科講演会、球技大会は10/22(水)に延期

令和7年10月16日(木)

 

 10月16日(木)の5、6校時に国際文化講義室で、全学年の英語科生徒118名を対象に英語科独自の事業である「英語科講演会」を行いました。講師は、前キリバス共和国名誉領事・大使顧問のケンタロ・オノ氏です。

 ケンタロ・オノ氏は、1992年4月に本校英語科に入学し、キリバス共和国に強いあこがれを持ち、1993年1月にキリバス共和国に単身で行って在住、23歳の時日本人で初めてキリバス共和国に帰化した方です。2011年から仙台市に在住し、2017年に一般社団法人日本キリバス協会を設立、キリバスでの実例を題材とした地球温暖化や気候変動に関する講演活動を日本各地や世界各国で行っています。

 1時間半の講演でしたが、時間を感じさせないとてもエネルギッシュな講演でした。生徒の皆さんもいろいろなことを感じたと思います。改めて地球温暖化や気候変動、SDGsを考えさせられました。印象に残った内容を以下に書いてみます。

・(生徒に向かって)君たちは16~18年しか生きていない、失敗しても何度でもやり直しがきく。

・どうしてもTryしたいことがあれば、大人にぶつけてほしい。必ず協力してくれる人がいる。

・キリバス共和国は「沈む国」という言葉で切り捨てられている。そう言われることはキリバスの人からすれば我慢できない。(その沈む国)にはキリバスの人々の歴史、生活、未来がある。

・人間は意見が違って当たり前、自分と違う考えや価値観を持つ人の話を、まずは聞いてほしい。

・気候変動が意味するものは、今は地球の分岐点であること。今までの考え方や方法は続けられるのか。

・「愛」の反対は「憎しみ」ではなく、「無知」と「無関心」。

・世界はつながっている Think globally、Act locally 自然は必ず応えてくれる。

・強い意志と行動=希望 「希望」だけは失わないでほしい。

 とても素晴らしい講演で感動しました。ケンタロ・オノさん、ありがとうございました。

 

 また、明日の17日(金)の予定されていた球技大会は、グラウンドのコンディション不良が予想されるため、22日(水)に延期となりました。いいコンディションでの開催を祈ります。

 

24 通学マナーアップ⑤、避難訓練

令和7年10月9日(木)

  後期も無事にスタートし、順調に本校の教育活動が展開されています。気候もずいぶんと秋らしくなってきて、過ごしやすい気温となりました。生徒の皆さんの制服も、衣替えで冬服に移行しています。

 さて、本校では、年間7回、各1週間の期間で「通学マナーアップ」として、生徒登校時の自転車マナーアップや交通安全の啓蒙活動を行っています。危険個所と思われる場所に教員が立ち、交通安全を呼びかけています。

今回は、保護者の方の協力もいただきました。10月1日(水)から土日を除き7日(火)まで、10名の保護者の方にご協力をいただきました。お忙しい中ありがとうございました。以下、参加された保護者の方からの感想を紹介いたします。

 ・生徒の挨拶がとても良い。みんなしっかりと挨拶を返してくれました。

 ・少数だが、スマホを手に持っていたり、イヤホンを装着したりしたままで自転車に乗って

いる生徒がいた。

 ・速いスピードで交差点に進入する生徒がいて、危険に感じた。

 ・一時停止線で止まらずに通過する生徒や、左右を全く確認せずに(交差点を)通過する

生徒がいて危険に感じた。

 来年度から、スマートフォンを使用しながらの運転には、12,000円の罰金が科されます。

16歳以上が対象ですので、高校生も該当します。学校でも生徒の皆さんに注意喚起しますが、ぜひご家庭でも注意を促してほしいですし、生徒の皆さんには交通ルールを守っての安全運転の自覚をお願いしたいと思います。

なお、反則金については下の写真を参考にしてください。

 

10月9日(木)には、校舎で火災が発生した想定で、避難訓練を行いました。今回は新たな取組として、生徒の皆さんには事前に訓練開始時間を伝えず、休み時間中に火災が発生した想定で行いました。グラウンドへの生徒避難完了まで約5分半、迅速な避難で素晴らしい訓練でした。

訓練後、防災主任の成澤先生から、以下の話をして生徒の皆さんに考えてもらいました。

・多くの生徒がモバイルバッテリーを持っており、学校で出火する可能性は0ではない。

・校外で火災に遭遇した際は、自分の命を守るとともに、消火活動や周囲の人たちを助ける

行動をしてほしい。

 災害は、いつどこで起こるか誰もわかりません。いざという時のために備えたいですね。

23 後期始業式

            令和7年10月1日(水) 

 いよいよ後期のスタートです。今日は賞状伝達式と始業式を体育館で行いました。

 賞状伝達式では、水泳部の北條さん、陸上競技部の針生さん、そして国際理解に関する弁論大会で入賞した吉田さんに賞状をお渡ししました。

 陸上競技部の針生颯さんは、東北新人大会ハンマー投げで第9位の成績を収めました。記録は自己ベストの46M21でした。冬場にしっかりとトレーニングを積んで、来年夏のインターハイを目指してほしいと思います。

また、水泳部も10月の東北大会出場、吹奏楽部は11月のマーチングバンド東北大会出場を決めています。頑張ってください!

校長講話では、後期生徒会執行部への期待と、本校生徒に対しての気配りに対するお礼の連絡が学校にあったこと、そして愛知県豊明(とよあけ)市で成立した「スマホ2時間条例」についてお話しさせていただきました。

 お礼の電話の内容は、体調が悪く歩道にしゃがみこんでいた女性に、本校男子生徒が「大丈夫ですか?」と声をかけて介抱し、近くでポカリスエットを買って「今、買ったので飲んでください。」と手渡し、その場を去っていったそうです。その女性は「具合が悪かったので、本校生徒の名前も聞かず、お金も払わずに申し訳ありませんでした。とても助かりました。」とお話しされていました。

この報告を受けて、私は大変嬉しく思いました。大人(私)でも難しい、何気ないそして他人に対する思いやりにあふれる素晴らしい行動だと思います。そういった行動のできる東高の生徒諸君を誇りに思います。

スマートフォンの使用については、7月に行ったみやぎ学力状況調査の結果をお話ししました。東高生の「平日に、勉強以外に使用している時間が2時間以上の生徒の割合」は、1学年77.4%、2学年85.2% でした。

東高の対策は、「スマートフォンは、iPadともども、活用すれば学力向上の助けになるが、その適正使用が前提である。学習習慣の確立とスマートフォンの適正使用については、進路目標の明確化と合わせて繰り返し指導をし、保護者の協力も得ながら自己管理を促していく。」となっています。私からの生徒の皆さんへ、改めて自己管理をお願いしました。

 生徒の皆さん、スマホはほどほどにして、家庭での学習時間を確保してください。

下の写真は、東北大会出場の懸垂幕、秋空に映える校舎、学校前の田んぼの稲刈りです。

さぁ、令和7年度もあと半年。これからもいろいろあると思いますが、先生方も生徒の皆さんも、肩の力を抜いて適度に頑張りましょう!

   

 

22 生徒会役員選挙、県高校英語弁論大会、野球部秋季県大会

            令和7年9月16日(火)

 

 9月も中旬となり、この頃ようやく暑さが和らいだと感じますが、日中はまだまだ30℃を超える残暑が続いています。生徒の皆さんは、明日17日(水)からの前期末考査に向けて、学習に励んでいると思います。前期のまとめとなりますので、それぞれ自分なりに頑張ってほしいと思います。

 先週の11日(木)に生徒会役員選挙が行われました。2年生の上原さんが新生徒会長に選ばれました。前伊丹会長の後をしっかり引き継ぎ、新生徒会執行部のみんなと協力して、東高のために頑張ってほしいと思います。まだ任期は終わっていませんが、3年生の伊丹会長をはじめ引退する役員の皆さん、大変お疲れ様でした。 

12日(金)には、県高校英語弁論大会が東北学院高校で行われ、本校から3年生の鈴木僚祐さんと2年生の武山りささんが出場しました。大会の様子は、当日のNHKローカルニュースで取り上げられ、鈴木さんについてはスピーチの映像も映りました。お二人の今までの努力と素晴らしい挑戦に敬意を表するとともに、お二人にとってとても貴重な体験であり、自信になったと思います。ぜひ今後の生活に活かしてほしいと願います。

 本校野球部は、秋季東北地区高等学校野球宮城県大会に、中部地区予選を勝ち抜き出場しました。1回戦は石巻西高さんを相手に6-4の逆転勝利。続く2回戦は15日(月・祝)仙台市民球場で行われました。相手は塩釜高校さんでしたが、打線が振るわずに0-5で敗退しました。序盤の拙攻や勝負所での四死球やエラー等、今後の課題となる部分が見えたと思います。この敗戦を振り返り、冬場のトレーニングをしっかり積んで、来年の春季大会に向けて頑張ってほしいと思います。

 生徒諸君の様々な場面での活躍が、仙台東高を支えてくれています。

   

   

21 第60回国際理解に関する弁論大会

令和7年9月3日(水)

 

 9月に入ったというのに酷暑が続いています。昨日(9/2)には仙台市の最高気温が37.4℃と観測史上最高を記録しました。東風祭も終わり、生徒の皆さんも疲れと暑さからか体調を崩す人が増えているようです。「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、この暑さももう少しの辛抱でしょうか。皆さん、体調管理に十分注意しましょう。

 9月2日(火)に富谷高校を会場に第60回国際理解に関する弁論大会が行われ、本校から4名の弁士が参加しました。吉田晴南さんは、身近な差別と不平等を取り上げて、SDGsの目標10「人や国の不平等をなくそう」、目標16「平和と公正をすべての人に」を実現すべきという主張を展開し、見事に「宮城県高等学校国際教育研究会長賞」を受賞しました。素晴らしい弁論でした。他の3名(佐藤萌依さん、塩原可梨さん、上原千奈さん)の弁論も立派でした。皆さん、とても緊張したと思います。多くの時間を準備と練習に費やしてきたと思います。練習の成果が出た人、出せなかった人、皆さんそれぞれだと思いますが、皆さんの努力と素晴らしい挑戦に心から敬意を表したいと思います。

紹介が遅くなりましたが、1学年にインドから留学生を迎えています。名前はグネシャ・パルスさん、期間は8月26日~12月12日です。8月29日の東風祭開祭式の後、全校生徒に挨拶してもらいました。日本語を勉強し始めてわずか1か月ということでしたが、素晴らしい日本語での挨拶でした。クラスにも溶け込んでいるようです。楽しい日本での生活、東高での学校生活を送ってほしいと思います。

明日9月4日からは、1年生英語科の皆さんが2日間、英語科合宿(English Training Camp)に行ってきます。場所は福島県岩瀬郡天栄村にある「ブリティッシュヒルズ」です。英語漬けの貴重な2日間の体験となります。参加生徒の皆さんの感想が楽しみです!

 最後に、8月27日の河北新報朝刊に、本校映像部の安部理央さんの作品が紹介されましたので掲載しますね。

     

       

20 第37回東風祭終了

令和7年8月30日(土)

 

 第37回東風祭の一般公開が無事に終了しました。

 たくさんの皆様に御来校いただきました。誠

にありがとうございました。

 生徒の皆さんも、それぞれの場所で、思い思いの服装で楽しんでいました。

 私も生徒の皆さんの笑顔、「Enjoy East」を体現している姿を見て、とても幸せな1日となりました。

 PTAの皆様には、恒例の牛タン焼きとジュースを販売していただきました。午前9時から販売、10時30分には完売!昨年よりも増量したにもかかわらず!流石ですね。

 同窓会の皆様には、全校生徒への東風祭うちわの提供、そして中庭で旬のフルーツ販売をしていただきました。それぞれ、利益全くなしの破格の値段で提供でした。本当にありがとうございました。お疲れ様でした。下の写真、皆さんいい笑顔ですね!

   

  

 

 

 

 

 

 

  

   

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

19 夏休み終了 夏期開講式

令和7年8月20日(水)

 

 本日は夏期開講式でした。約1か月にわたる夏休みが終了しました。学校再開というのに、まだまだ暑い日が続いています。最近は、日本は亜熱帯?と思うような、関東地方や北海道では短時間豪雨が続いています。長期予報では、来月から11月まで東北地方は気温が高めとのこと。異常ではなくこの気温が当たり前?と思える高温の日が続いています。

 今年も熱中症対策のため、開講式は体育館では行わず、タブレット配信により各教室で行いました。直接、生徒の皆さんの顔を見られなかったのはとても残念でしたが、皆さん充実した夏休みを過ごしてくれたことと思います。

 校長講話では、「人はなぜ勉強しなければいけないのか」と「スマートフォン」について話させていただきました。少し長い話となりましたが、要約すると以下のとおりです。

・「学習」は、自分の将来の選択肢を広げるものです。「学習」については、大学生や専門学校に進学してからも、就職して社会人になってからも、一生続きます。

・皆さんが、今後社会に出て直面する問題の多くは、テストのように「正解」が用意されているわけではありません。正解のない問いに、仲間と協力して、自分たちなりの答えを見つけ出す必要があります。日々の「学習」は、そのための「考える力」を育んでくれると思います。知識を暗記するだけではなく、その知識を使って「どう考えるか」が重要です。その「考える力」は、皆さんが将来、どんな道に進んでも、必ず皆さんの力になってくれるはずです。

・自分の興味に沿った情報ばかりが繰り返し表示されることを「フィルターバブル」、似たような意見を持つ人々の間で考えが強まり、異なる意見が排除されがちな現象のことを「エコーチェンバー」といいます。これらにより、皆さんの視野が狭まる可能性があります。

・デジタル社会が成熟していく中で、私たちは誰もが、自分の興味の枠を超えて、多様な人々と関わる機会を意識的に作っていくことが重要になります。これからの社会で必要なコミュニケーション能力とは、親しい友達と楽しく騒げる力ではなく、未知の人、初対面の人、自分とは異質な人と良い関係を作ることができる力だと思います。

  さて、来週はいよいよ「東風祭」です。もちろん、主役は生徒の皆さんです!東高の生徒諸君の笑顔とパワーを見ることができることを期待しています。

  下の写真は、夏休み中に校外で行った3年生の課外講習の様子です。青葉区五橋にある日本国際学園大学にご協力いただき、快適な環境で行うことができました。もう1枚は、私が休暇中に行った神社で見かけた絵馬です。このキャラクターの映画も鑑賞しました。

私も充実した夏季休暇を過ごすことができました。

 

 

18 学校説明会を開催しました

令和7年7月30日(水)

 

7月29日(火)に学校説明会を仙台市太白区文化センター楽楽楽ホールで開催し、数多くの中学生と保護者の方々に来場いただきました。

受付と会場内外での誘導、映像作成、そして学校紹介や海外研修報告と、多くの生徒の皆さんに活躍していただきました。それぞれの場面で、来場された方々に笑顔で応対してもらいました。生徒会執行部、映像部、男子硬式テニス部、男女バスケットボール部、女子ソフトテニス部の皆さん、映像作成にかかわった皆さん、感謝です。先生方もお疲れ様でした。初めての外部施設での学校説明会でしたが、大きなトラブルなく終えることができたと思います。ありがとうございました。

説明会参加希望の方対象の事前アンケート調査で、「東高を訪問して学校の様子を知りたい」とのご要望が多くありましたが、本校の冷房設備を考慮すると、この酷暑の中での学校での開催は厳しいと判断しました。東高の施設や授業と部活動の様子をご覧になりたい方は、10月14日から学校公開期間がありますので、ぜひご来校いただければと思います。この学校公開期間は、仙台市内中学校の秋休み期間に合わせて設定しております。また、本校職員による学校案内も企画しております。

学校説明会の様子と、河北新報朝刊(7/30)に掲載された映像部成田さんの作品を掲載いたします。 

それでは、生徒の皆さん、そして先生方、良い夏休みをお過ごしください! 8月20日の開講式には、元気に登校&出勤してきてくださいね!

  

 

17 夏期閉講式、茶華道部とマジック部の活躍

令和7年7月28日(月)

 

 7月24日(木)に賞状伝達式と東北大会&甲子園予選報告会、そして閉講式を行いました。梅雨明けから猛暑日が続いていたので、熱中症防止のために体育館では行わずに、各教室へのオンライン配信で行いました。

 バドミントン部3年生の本宮さんと植野さんが、県高体連バドミントン専門部功労賞をいただきました。お二人の賞状伝達の後、陸上競技部と水泳部の東北大会での結果報告、野球部の結果報告をしていただきました。皆さん立派な、そして充実感が感じられた報告でした。それぞれの頑張りに拍手です!!今後は自身の進路希望実現のために頑張ってください。

 閉講式の校長講話では、以下のことをお話しさせていただきました。

・自分の進路については、最後は自分の決断が求められます。自分で決断するための情報収集を心がけましょう。プレッシャーをかけるわけではありませんが、自分の人生です。自分で決めましょう。自分で努力しましょう。正解や模範解答はありません。先生方の支援やアドバイスを受けながら、計画性を持って過ごしてください。

・この夏休み、自分の活動範囲を広げてみる、行ったことのない場所に行ってみるのはどうでしょうか。、大学のオープンキャンパスに行ってみる、自分の興味がある場所に行ってみることをお勧めします。もちろん、ご家庭の理解と承認が必要です。

 

 また、本校の文化部が地域の児童館で活動しています。各地域の小学生が対象です。

 7月26日(土)に本校茶華道部が、七郷市民センターで「抹茶を楽しもう」というイベントに参加しました。小学生約20名に和菓子と抹茶をふるまいました。

 7月28日(月)には本校マジック部が、沖野児童館で小学生を対象にマジックを披露しました。

 両部の公演は、児童の皆さんや職員の方々に喜んでいただきました。本校生徒にとっても貴重な体験となっています。各市民センター・児童館職員の皆様、ありがとうございました。

16 第37回校内英語弁論大会(スピーチコンテスト)

令和7年7月16日(水)

 

 7月15日(火)の放課後、2A教室で校内英語弁論大会(37th Speech Contest)がありました。4名の弁士が参加してくれました。2年武山さんは「Aborigines」と題してオーストラリアの先住民アボリニジについて、3年鈴木さんは「Looking Through The Glass Onion」と題して情報の力について、1年松岡さんは「Living with the Internet : How to Use it Wisely 」と題してネットの利用について、1年大沼さんは「To Stop the War」と題して戦争をやめることについて、それぞれ熱弁をふるっていただきました。審査員は、本校ALTのアイデリン先生と英語科の作間先生が担当しました。

 今年は英語科の生徒だけの参加となりましたが、英語教育と国際教育に力を入れている本校にとって、このコンテストは特色ある行事の一つとなっています。上位2名は、9月に行われる県大会に出場します。8月末の東風祭での発表もありますので、今後も英語スキルや表現に磨きをかけて頑張ってほしいと思います。

 また、昨年同様に、1年生美術選択者の作品が2階図書館前に展示されています。生徒の皆さんのアイデアあふれる作品やかわいい作品が並んでいます。

 16日(水)からは午前授業となり、各クラスで三者面談期間となります。保護者の皆さんに来校いただき、各クラス担任と学校生活の様子や進路希望についての情報交換を、どうぞよろしくお願いいたします。心配なことや不安なこと等、何かございましたら遠慮なく担任の先生にご相談ください。

 夏休みまで、あと少しです。生徒の皆さん、先生方、暑さに負けずに頑張りましょう!

 

15 野球部甲子園予選、1回戦突破 ~楽天モバイルパーク宮城に東高校歌が流れる~

              令和7年7月10日(木)

 

 7月9日(水)いよいよ全国高等学校野球選手権大会宮城大会が始まりました。本校野球部は、開会式後の開幕戦、楽天モバイルパーク宮城で初戦を戦いました。対戦相手は小牛田農林さんでした。

 初回は固さが見られ無得点でしたが、2回に打線が爆発し6点、3回にも6点、4回には貴田さんの大会第1号のランニング・ツーランホームランが飛び出して、20対2(5回コールド)で勝利を収めました。

 試合の途中(3回裏)に、雷鳴が聞こえたため約1時間半試合が中断しました。しかし、選手たちは集中力を切らさずに戦い切りました。朝の7時過ぎに学校をバスで出発し、10時からの開会式に参加。12時30分試合開始、試合終了は15時40分頃、学校にバスで戻ってきたのは17時頃でした。選手、マネージャーの皆さん、スタンドで応援してくれた皆さん、そして保護者の皆さん、長い1日大変お疲れ様でした。

   試合後に、楽天モバイルパーク宮城に仙台東高の校歌が流れる…、感動しました!!

 2回戦は14日(月)仙台市民球場で行われます。私は職員検診や教育実習の先生方の研究授業があるので応援に行けませんが、健闘を祈っています!仙東(せんとう)開始です!

 

  

14 英語科LHR①、教育実習

令和7年7月4日(金)

 

 7月3日(木)6校時、第1回英語科LHRが、国際文化講義室で行われました。なかなか冷房設備の設置が県から認められない国際文化講義室で気温の高い環境の中でしたが、生徒の皆さんは暑さに負けず、元気にプレゼンテーションを行ってくれました。

 英語科生徒の皆さんへ校長からのメッセージでは、You are a member of English course, English course is a great strong point of our school. I am very proud of all of you. Please try to like English and I hope to enjoy East to all of you. Please don’t afraid to make mistakes. Don’t give up. Keep going. Keep learning. Keep growing! 原稿を見ながらですがお話しさせていただきました。

全員の生徒が、各学年に分かれて東高の行事や部活動紹介(3年)、宮城県の紹介や東高について(2・1年)英語でプレゼンを行いました。この行事は、英語科独自の行事で年2回(7月と12月)に行っています。

これからの英語科の生徒諸君の学校生活、そして学習や英語検定試験への頑張りに期待しています!

また、前期中間考査明けの6月25日(水)から3週間の予定で、本校卒業生6名が教育実習に取り組んでいます(お一人の先生は2週間)。今週からは実習生が授業を行っています。卒業生が頑張って授業に取り組んでいる姿、懸命に生徒に向き合っている姿、楽しく生徒と談笑している姿を見ると、私も約40年前の自分の姿を思い出します。立派に成長されて母校に帰ってきてくれるのを、教員としてとても嬉しく思います。

 実習生から話を聞くと、全員教員志望でした!! 本校での経験を活かし、大学に戻ってさらに勉強を重ね、ぜひとも宮城県の教員になっていただき、できれば母校の仙台東高校の教壇に立ってほしいと思います。

  

  

 

 

13 バングラデシュ高校生訪問団が来校

令和7年7月2日(水)

 

 7月1日(火)の午後、バングラデシュからManarat Dhaka International school and collage(マナラット・ダッカ・インターナショナル・スクール&カレッジ MDIC)の生徒さん29名、校長先生はじめ引率の先生が3名、添乗員兼通訳の方が4名、総勢36名の方々をお迎えしました。来校したMDICは、全校児童・生徒が4,000人という大規模校で、学力レベルのとても高い私立学校です。

学校到着後は、国際文化講義室に移動していただき、昼食と礼拝。イスラム教では1日に5回お祈りをするとのこと。皆さん洗面所で手足を洗ってからお祈りしていました。歓迎セレモニーを行った後、英語海外文化部の生徒の皆さんや国際交流委員の皆さんがバディとなって、バングラデシュ(以下、BGD)の生徒の皆さんと、全クラスで5校時の授業を一緒に受けてもらいました。「東高の生徒はとてもフレンドリーで、礼儀正しい(polite)」と、あるBGD生徒は感想を話してくれました。

その後、国際文化講義室で全体会、本校サッカー部との交流試合を行いました。BGDチームのユニフォームの色はグリーン。国旗の色も緑に赤い円。緑色は豊かな大地を象徴しているとのこと。サッカー部員と交流を深めていました。

着替えの後に、国際文化講義室に移動して夕食会。夕食のメニューは、豚肉を使っていないムスリムの方も安心して食べることができる「ハラルカレー」。吹奏楽部の生徒の皆さんに演奏もしていただきました。

東高の生徒の皆さんは、おもてなしの心を持って歓迎してくれました。さすが若い人たち、短時間で打ち解けて、スマホで一緒に写真を撮ったり談笑したりしていました。東高の生徒にとっても、国際理解や多様性を考えるきっかけの一つになってくれたと思います。

 学校をあげて、BGD訪問団の皆さんを歓迎することができました.

  

  

12 今年度も4分の1が終了…、バングラディシュ訪問団が来校(7/1)

 令和7年6月30日(月)

 

 久しぶりの投稿となりました。本日で6月も終了、今年度も1/4が終わりました。月日が経つのは、本当に早いですね。この頃特にそう感じます。6月というのに、連日30℃を超える気温となっております。まだ梅雨明けもしていませんが、生徒の皆さんも先生方も「熱中症」に気をつけて、体調にも気を配って生活していきましょう。

 先週の6月26日(木)、高校野球宮城県大会の組み合わせが決まりました。なんと、本校野球部は、7月9日(水)の開会式後の開幕戦、楽天モバイルパーク宮城で試合することになりました。素晴らしい「くじ運」ですね!楽天モバイルパークで試合ができるのは、開幕戦と決勝戦だけと聞きました。プロ野球で使用する球場で、東高らしく元気いっぱいにプレーしてほしいと思います。対戦相手は小牛田農林高校さんです。

 6月27日(金)~29日(日)には、東北高校ハンドボール選手権大会がセキスイハイムスーパーアリーナと宮城野体育館で行われました。本校のハンドボール部は出場していませんが、私が県高体連ハンドボール専門部の部長なので、3日間会場に足を運びました。東北各県の上位が集まる大会ですので、素晴らしいプレーの連続とハイレベルなゲームでした。本校のハンドボール部も、このような大会への出場を目指して頑張ってください!

 

 明日からいよいよ7月、1日(火)の午後はバングラディシュ高校生訪問団が来校します。生徒さん29名、引率の先生3名、添乗員4名の総勢36名です。英語海外文化部の生徒の皆さんや国際交流委員の皆さんがバディとなって、バングラディシュの生徒の皆さんを案内したり、5校時の授業を一緒に受講したりします。その後、国際文化講義室で全体会、サッカー部との交流試合を行い、夕食会を行う予定です。夕食のメニューは、豚肉を使っていないムスリムの方も安心して食べることができる「ハラルカレー」です。吹奏楽部の生徒の皆さんも歓迎の交流会に協力していただきます。

 学校をあげて、海外からの訪問団の皆さんを歓迎する予定です。

 

11 県総体報告会・東北大会等壮行式、通学マナーアップ③

令和7年6月12日(木)

 

6月11日(水)6校時に、県総体報告会・壮行式を体育館で行いました。

各部の代表者が、試合結果や指導者・仲間・支えてくれた家族への感謝を話しました。各部とも精一杯高校総体に取り組んでくれました。大変お疲れ様でした。校長挨拶でもお話しいたしましたが、「部活動で得たもの」をこれからの生活や人生に役立てていただきたいと思います。報告会の後、週末に開催される水泳部県総体、陸上競技部東北大会、来月に開催される野球部甲子園県予選会の激励会も行い、各部の代表者から力強い決意表明をしてもらいました。それぞれのステージを楽しんできてほしいと思います。応援しています。

また、6月12日(木)~18日(水)の土日を除く1週間、第3回通学マナーアップを実施しています。今回は、保護者の方々の御協力もいただいて、学校周辺の登校時の危険個所6か所に教員が立って生徒の交通安全指導にあたっております。

先週、学校北側農道において本校生徒の運転する自転車と自動車が衝突する事故がありました。大事には至りませんでしたが、一歩間違えれば死亡事故につながる状況でした。

この事故や最近の本校生徒の自転車のマナーについてご指摘を受けるケースが多くなっている状況を鑑み、6月9日(月)に臨時全校集会を開き、全校生徒に自転車の交通マナーや登下校時の交通安全について注意喚起を行いました。小さなお子さんや高齢者の方のそばを自転車で通る時に徐行することや、通行する自動車の走行にも邪魔にならないよう気配りをする等、交通ルールの遵守はもちろん運転マナーの向上に努め、地域社会全体の交通安全にかかわってほしいと思います。

6月12日は「みやぎ県民防災の日」です。今から47年前の1978年(昭和53年)、マグニチュード7.4の宮城県沖地震が起こりました。私は当時中学1年生で、仙台市中総体の見学で宮城県スポーツセンター(現在の国際センター)にいました。建物やブロック塀が倒壊し、死者28人、負傷者1,325人を出す大惨事となりました。市ガスなどのライフラインが止まったのを覚えています。東日本大震災もそうですが、この宮城県沖地震も忘れてはならない教訓だと思います。下の写真は、壮行式の写真です。

        

 

10 陸上競技部 東北大会出場! 最近の心配事…

令和7年6月4日(水)

 

5月23日(金)~26日(月)キューアンドエースタジアムみやぎで、本校陸上競技部(3年生10名、2年生11名、1年生16名)は県総体にのぞみました。皆さんベストを尽くして頑張りました。女子ハンマー投げで3年阿部さんが38M76の自己新記録で第3位、男子走り幅跳びで3年小野木さんが6M65の自己新記録で第6位となり、2名が6月13日(金)から青森市で行われる東北大会出場となりました。おめでとうございます!県総体の本番で自己新記録を出すことの素晴らしさ!すごいと思います。今までの努力に敬意を表するとともに、東北大会での活躍を期待します!

6月3日(火)5、6校時には、1学年の総合的な探究の時間として「国際的視点に関する外部講師による講演会」が国際文化講義室で行われました。講師として、東北学院大学国際学部国際教養学科の三須拓也教授と、JICA東北市民参加協力課の阿部璃音様、JICA本部の福原様、谷川様にお越しいただきました。三須教授からは「身近な問題から考える国際政治経済」と題して、JICAの阿部様からは2年間のエジプト派遣での活動やJICAの役割についてお話をいただきました。国際教育に重点を置いている本校に入学した1年生にとっては、とても役立つ貴重なお話をいただいたと思います。ありがとうございました。 

最後に、最近とても心配していることに、本校生徒の登下校時における自転車の運転マナーがあります。登下校時の安全と安心の徹底は、本校の重点目標です。ここ数日、登下校中の自転車同士の接触や本校生徒が運転する自転車と歩行者の接触事故の報告を数件受けております。また、近隣住民の方から本校生徒の自転車マナーについてのご指摘を受けるケースも増えています。

本日の職員打合せで、私から先生方に、自転車利用の生徒に対する注意喚起をお願いしました。本校では、2010年10月に生徒が自転車で下校中に乗用車と衝突して死亡するという痛ましい事故がありました。明日(5日)の交通安全講話でも若林警察署の方からお話ししていただきますが、自転車通学の生徒の皆さんは、交通ルールやマナーを守ることはもちろん、自転車も車両だという意識を忘れずに通学してほしいと思います。生徒交通安全委員会の協力をもらって、学校周辺の自転車登下校での危険個所を洗い出して通学路ハザードマップを作成し、注意を促すことも計画したいと思います。

下の写真は、「国際的視点に関する講演会」の様子と、河北新報朝刊に掲載された本校映像部の作品です。各学校行事での素晴らしい映像作成や記録をしてもらっています。

  

 

9 サッカー部県総体1回戦突破!

令和7年5月27日(火)

5月24日(土)泉総合運動場で、本校サッカー部は県総体1回戦にのぞみました。初戦の相手は名取高校さんでした。前半序盤に、庄司主将の鮮やかなミドルシュートで先制、後半には2年生石垣さんの相手キーパーの手をはじく強烈なシュートで得点をあげ、2-0で勝利しました。天気が悪く肌寒いコンディションでしたが、多くの保護者の方や生徒、卒業生の方が応援に来ていました。この調子で、31日(土)同会場で行われる2回戦も頑張ってほしいと思います。

5月22日(木)6校時には、本校防災計画に基づいた避難訓練(地震・津波)を行いました。あいにくの雨でグラウンドに避難する「1次避難」はできませんでしたが、各教室から校舎3階に生徒全員避難する「2次避難」を訓練しました。避難開始から点呼完了まで8分51秒でした。

校舎3階は高さ7.7mあり、大津波警報等が発令された時は校舎3階かその上の屋上に避難、あるいは本校の西側にある沖野東小学校か霞目駐屯地に避難することになります。東日本大震災では大津波が仙台東部道路まできましたが、1611年の「慶長大地震」では霞目駐屯地近くにある波分神社まで津波が襲来したと伝えられています。日頃の備えを忘れずにしなければならないことを再確認しました。

最後に、県総体前の5月26日から6月6日まで「ジャージ下校トライアル」期間を設けることになりました。これは、生徒会執行部からの提案で、部活動時間を増やすこと、洗濯の負担を減らすことが目的で、制服に着替えることなく学校指定ジャージか各運動部のジャージで下校したいという多数の生徒の要望を受けて試行的に行います。期間終了後に生徒会執行部がアンケート調査を実施して効果を検証するとともに、生徒風紀委員会と協力して服装の乱れをチェックすること、正しい制服の着用を呼びかけることも行います。

生徒の皆さんの、このような主体的な活動はとても素晴らしいと思います。どのような結果が出るか、私はとても楽しみです。

生徒の皆さんの活躍、とても楽しみです。頑張れ!東高生!

 

8 県総体壮行式 頑張れ東高生!

令和7年5月20日(火)

 

 5月20日(火)6校時に体育館で県高校総体壮行式が行われました。県総体に出場する選手たちが、ユニフォームやチームジャージ姿で集まり、各部の代表者が決意表明を行いました。各部とも日頃の練習の成果を十二分に発揮するとともに、指導していただいた先生やコーチ、そして支えていただいた保護者の方への感謝を忘れずに戦ってきてほしいです。

 また、男子ハンドボール部佐々主将と女子バレーボール部森田主将による、力強いそして立派な選手宣誓もありました。

 

 校長挨拶でお話しさせていただいた、激励の言葉は以下のとおりです。

 試合の時は、誰もが緊張します。自分も緊張するし、もちろん相手も緊張しています。ぜひ、その試合の場での、緊張感を楽しんできてください。

 「平常心」とよく言いますが、お互いに緊張している中、いかに日頃やっていることが出せるか、特別なことをするのではなく、いつも学校でやっている練習のようにパフォーマンスを発揮してください。そうすれば、おのずと結果はついてくるでしょう。

 勝負事は、何が起こるかわからりません。スラムダンクの安西先生の言葉「あきらめたら、そこで試合終了だよ。」を忘れずに、最後まで粘り強く頑張ってきてください。

 

 さらに、この行事を企画・運営してくれた生徒会執行部の皆さんにも感謝です。素晴らしい壮行式でした。生徒の皆さんの活躍、とても楽しみです。頑張れ!東高生!

7 県下一斉自転車安全利用キャンペーンの実施!

令和7年5月16日(金)

 

 5月15日(木)朝、県下一斉自転車安全利用キャンペーンが実施され、本校でも校地南側道路で交通安全とヘルメット着用の呼びかけを行いました。いつもお世話になっている、若林警察署交通課、若林区役所まちづくり推進部、仙台市自転車交通安全課、交通安全協会六郷支部の皆様に御来校いただき、本校の交通安全委員と一緒に活動していただきました。お忙しい中、誠にありがとうございました。

 本校生徒の8割以上が通学に自転車を利用しており、登下校時の交通安全や交通ルールの遵守とマナーの向上は、本校の大きな課題です。対策のひとつとして、年7回の「通学マナーアップ」期間(約1週間)を設定し、学校周辺の6か所で朝に先生が立ちマナーアップを呼びかけています。ヘルメット着用の意識もマナーアップもなかなか向上しませんが、引き続き生徒の皆さんに働きかけていきたいと思います。

 また、最近気になっていることとして、保護者の方の自家用車による生徒の送迎についてルールが守られていない現状があります。生徒の下校時の送迎は、自家用車の校地乗り入れが認められていますが、東側の正門からの乗り入れは認めていません。保護者の皆様宛てに、4月8日付けで配布いたしました『車による生徒の送迎について(お願い)』を御参照いただき、下校時の送迎は南門から入校し、東側の正門より出校する一方通行をお願いいたします。

 下校する生徒の自転車や退勤する職員の自家用車との事故が心配される状況ですので、御理解と御協力をお願いいたします。

6 新緑の季節です!

令和7年5月15日(木)

 

 久しぶりの投稿となりました。早いものでGWも終わり、5月も中旬となりました。校長室から見える校地南側の田んぼも、田植え作業が進んでいるようです。新緑がまぶしい、過ごしやすい季節を迎えました。本校の教育活動も順調に進んでおります。

 連休明けは、5月9日(金)に各教科研究会があり、先生方が各教科の総会・研修会に参加しました。私も、午前中は県高校国際教育研究会、午後は県高校保健体育研究会に参加しました。国際教育研究会の研修会では、「世界とつながり、世界を考える ~ピースボートの事例から~」と題して、NGOピースボート共同代表の畠山澄子様から講演をいただきました。イタリア留学の話からピースボートで世界各国での経験等、ご自身の経験からの話は聞きごたえのある内容でした。心に残るお話ばかりでしたが、その中でも「国際交流の秘訣は、みんな違ってみんないいではなく、その人との共通点を見つけること」、「つながり続けるから見えること、できることがある」等が私は印象に残りました。特に、カンボジアでの地雷撤去の話では、「戦闘は終わったが、30年以上たっても地雷被害を受ける人がいる。その状況は平和といえるのか?カンボジアでは戦争は終わっていない」というお話は、私にとって強烈なインパクトでした。畠山澄子様、お忙しい中御来校いただき、貴重なお話をありがとうございました。

 午後からの保健体育研究会でも、日本フェンシング協会会長の千田健一様から「なぜ日本フェンシングは躍進できたのか」と題してご講演をいただきました。フェンシング協会の強化策はもちろん参考になりましたが、部活動やスポーツを通して子どもたちに「理不尽に負けるな」と伝えたいという言葉が、私は印象的でした。確かに社会に出れば理不尽なことは多いのが現状です。スポーツの世界では、自分が努力を重ねても自分の目標が達成できないことは多く(それを理不尽とは言いませんが)、私もスポーツから学ぶことはとても多くあると思います。

 

 5月11日(日)から3日間、本校のバスケットボール部は県総体仙塩地区予選会に臨みました。結果は、女子部は残念ながら予選敗退となりました。男子部は最終代表決定戦で見事に勝利し、県大会出場を果たしました。男子部の県大会での活躍を祈っています。

5 女子バレーボール部、県高校選手権出場!

令和7年4月23日(水) 

 

 4月22日(火)に、本校女子バレーボール部は、セキスイハイムスーパーアリーナで行われた第33回宮城県高等学校バレーボール選手権大会に出場しました。この大会は、1月に行われた県新人大会の上位16チームによって行われる大会です。

 本校の女子バレーボール部は、令和5年度の県総体後は部員不足で大会に参加できませんでした。令和6年度に新入生が入部してくれたおかげで大会に参加できるようになり、前顧問と外部指導者の方の指導、そして何よりも部員たちの努力により県新人大会でベスト16の成績を残しました。今大会のステージで試合ができたことは、部員の皆さんの貴重な経験になったと思います。シード校との試合は実力の差を感じる結果となりました。しかし、この経験を活かした6月の県総体の活躍を私は期待しています。

 先日の4月20日(日)には、本校陸上競技部がキューアンドエースタジアムみやぎで行われた、宮城県陸上競技選手権大会に参加しました。3年生の阿部こはるさんは、女子ハンマー投げで自己新記録での第3位。2年生の針生颯さんも男子ハンマー投げで自己新記録での第4位という素晴らしい記録を残しました。

 新年度が始まり、各部とも大会参加や練習に頑張っています。疲労をためないよう十分な休養を取りながら、県総体に向けで頑張ってください!

 

 同日の午後は、1年生のキャリアアップセミナーが体育館で開催されました。自分の将来就きたい職業を探求する、いい機会になったのではないでしょうか。

 

 下の写真は、女子バレーボール部の試合の様子と1学年キャリアセミナーの様子です。

4 授業参観、PTA総会、学年PTA、ご来校ありがとうございました!

令和7年4月21日(月)

 

 4月19日(土)に、1校時に授業参観、10時から体育館でPTA・教育振興会・部活動等後援会(本校では三団体と呼んでいます)の総会、11時20分からそれぞれの場所で学年PTA、そして学級懇談、部活動見学が行われました。

 三団体総会には183名の保護者の皆様、学年PTAには227名の保護者の方々にご参加いただきました。お忙しい中、たくさんの保護者の方々にご来校いただき、誠にありがとうございました。学年PTAの参加率は31.9%(昨年度32.7%)となりました。

 総会での校長挨拶では、今年度の学校経営方針の簡単な説明と若干のお願いをさせていただきました。お願いは「教職員の健康と安全を守ることも校長の仕事であり、教職員の勤務時間(8:25~16:55)をご理解いただきたい」とお話しさせていただきました。また「欠席や遅刻連絡をe-メッセージで連絡いただきたい」こともお話しいたしました。

 保護者の皆様、これからも機会あるごとにご来校いただき、生徒の皆さんの頑張っている姿をご覧くださるようお願いいたします。

 4月20日(日)は、野球部の春季地区大会の試合を観戦しました。序盤の好機に一本が出ず終盤まで0-5とリードされる苦しい展開でしたが、8回に森田さんのランニングホームラン、9回には3点を取りましたが、あと一歩及ばす4-5で残念ながら敗戦。しかし、終盤の粘りはとても素晴らしかったです。次の試合も頑張ってほしいと思います。

 新学期が始まり、各部活動も6月の県総体に向けて頑張っています。生徒の皆さんの活躍がとても楽しみです。

 

 校地内の桜も散り、これから新緑の季節を迎えます。今週末には、本校の三大行事である「運動会」も開催されます。運動会実行委員長の白川さんを中心として、現在準備に余念のないところです。私は3年連続で県校長会議と重なってしまい、生徒の皆さんの活躍を見ることができませんが、ケガなく楽しんでほしいと思っています。年度のはじめでもあるので、この行事を機にクラスの団結が高まってくれればと思っています。天気の心配もないようです。無事に開催されることを祈っています。

 下の写真は、総会開始前の会場の様子と授業参観時の廊下の様子、そして、野球部の試合の様子です。 

3 SSW(スクール・ソーシャル・ワーカー)研修会

 令和7年4月18日(金)

 

 4月17日(木)の放課後に、本校SSW(スクール・ソーシャル・ワーカー)の川上芳夫さんに、「高校SSWの支援のあり方について」と題して、本校教員対象にお話ししていただきました。

 今年度より本校に配置が決まり、川上先生には年間24回、月2回、1日2.5時間の勤務でお越しいただきます。私としては、念願のSSWの本校配置です。私は過去に、SSWの方々に数多くの援助をいただきました。困っている生徒について相談し、とても親身になって援助していただきました。

 川上芳夫さんは公立高校教員や行政のご経験もあり、SSWとしても10年のキャリアがある方です。SSWは、生徒を取り巻く「環境」に働きかける専門職です。我々が知っているようで知らない、社会の中にある公的支援制度を活用して、生徒の環境を快適にするお手伝いをしてくれます。例えば「進学したいけど経済的に心配…」という不安がある方は、ぜひ川上先生に相談してみてください。

 

 前回も書きましたが、19日(土)にはPTA総会が開催されます。総会は10時から本校体育館を会場に行われますが、8時50分から9時40分まで授業参観を予定しています。保護者の皆様、学校見学と授業参観にぜひご来校ください。総会後に、学年PTAと学級懇談、部活動見学も予定されています。保護者の方も12時から12時40分まで食堂を利用できます。本校名物の「雷丼」をご賞味ください。

 下の写真は、SSW研修会の様子と本校校地内の桜です。

  

2 新学期のスタートから1週間、対面式、部紹介

 令和7年4月14日(月)

 

 4月8日(火)に新年度がスタートし、1週間が経過しました。生徒の皆さん、順調に新学期のスタートができましたか? 新しい環境に戸惑ったり、あらたな人間関係の構築に苦労したりしている人もいるかもしれません。「めんどくさい」「苦手だな」「うまくいくかどうか不安」…、様々な思いを抱いた1週間だったと思います。しかし、あらたな環境に不安を抱いている人は、先生方も、生徒の皆さんも、意外と多いのです。 不安だと思っている人は、周りにたくさんいると思います。自分だけじゃありませんよ。ちょっとだけ勇気を出して、行動してみましょう。案外あっさりと、うまくいくと思います。

 新入生の皆さんは、9日(水)オリエンテーションで、各教科の先生から授業の進め方について説明を受けました。10日(木)は身体測定、対面式、部紹介、11日(金)は制服着こなしセミナー、慌ただしい日々だったと思います。

 本日14日(月)からは、5分短縮授業として全学年放課後に、クラス担任の先生との二者面談が始まります。もし、学校生活に不安や悩みがありましたら、遠慮なくクラス担任の先生に話してみてください。

 19日(土)にはPTA総会が開催されます。総会は10時から本校体育館を会場に行われますが、8時50分から9時40分まで授業参観を予定しています。保護者の皆様、もし時間がありましたら、学校見学と授業参観にいらしていただければと思います。総会後に、学年PTAと学級懇談、部活動見学も予定されています。12時から12時40分まで、本校食堂も利用できますのでご利用ください。

 下の写真は、新入生オリエンテーションと制服着こなしセミナー、部紹介の様子です。マジック部はマジックを披露してくれました(一番左の写真)。腕がなくならなくてよかったですね。

1 令和7年度がスタートしました!

令和7年4月8日(火)

 

 4月8日(火)に新任式、始業式、そして午後から入学式が行われました。東高の敷地内にある桜も咲き始めですが、新学期のスタートと新入生の皆さんをお祝いするかようでした。

 新任式では、欠席の方もいらっしゃいましたが、21名の新しい先生と事務職員の方々、SSWの先生をご紹介させていただきました。新転任の皆さん、ぜひ東高に「新しい風」を吹き込んでください!

 始業式と入学式では、2、3年生の皆さんと新入生の皆さんに、毎年同じようなことを話しています。校長としてのお願いをブレないようにしているつもりです。

以下に、入学式での校長式辞の抜粋と式場の写真を掲載します。

 新入生の皆さんに、これからの高校生活で心がけてほしいことを三つお話しいたします。

一つ目は、「失敗を恐れずに挑戦」してほしいと思います。

失敗したくないから新しいことに挑戦できないのでは、自分自身の進歩や新しい発見はありません。私は東高を、生徒の皆さんも先生方も、「失敗してもやり直しができる学校」にしたいと思っています。たとえ失敗しても、たいていのことは誰かが助けてくれます。フォローしてくれます。そのような「心理的安全性」が確保されている学校を目指しています。挑戦したことが、すべて成功することはあり得ません。むしろ、失敗することやうまくいかないことのほうが多いと思います。失敗から学ぶことはとても大きく、自分の糧となります。皆さん、自分の目標ややりたいことに向かって、自分なりに努力する、やってみる気持ちを大切にしてください。

二つ目は、「国際情勢への関心」を持ってほしいと思います。

現代はVUCA(ブーカ)の時代といわれています。VUCA(ブーカ)とは、あらゆる物事が激しく変化し、複雑かつ曖昧な様子が続いて、将来の予測が難しい状態のことです。皆さんが社会人となって活躍している10年後あるいは20年後は、どのような社会になっているか想像もつかない、この変化の激しい社会を生きていくためにも、本校での学習活動を役立てていただければと思います。

三つ目は、「他者へのリスペクト」ができる人になってほしいと思います。

本校は、心の優しい生徒の育成に努めております。この多様性が求められる社会において、他人を理解する、受け入れることが大切と考えます。他者を「リスペクト」せずにないがしろにしたり、傷つけたり、ましてやいじめたりする行為は絶対にあってはなりません。皆さんも今以上に優しい人になれるよう努力してください。

今日から始まる高校生活、不安がいっぱいとは思いますが、仙台東高校の生徒であるという誇りと自信を持って、明るく生き生きとした学校生活を送ってください。この仙台東高校で、のびのびと、大らかに、とことん青春を謳歌していただきたいと思います。

本日、入学した皆さんの高校生活が、かけがえのない輝かしいものとなりますことを心から祈念申し上げ、式辞といたします。

令和7年4月8日  宮城県仙台東高等学校 校長 藤垣庸二

  

 

43 令和6年度修業式

令和7年3月24日(月) 

3月24日(月)は令和6年度修業式でした。1学年英語科38名、普通科199名、2学年英語科40名、普通科196名の皆さんが進級することになりました。おめでとうございます。生徒の皆さんの、この1年間の頑張りをたたえるとともに、令和7年度の活躍に期待したいと思います。

修業式の校長講話では、以下のこと(抜粋)をお話しさせていただきました。 

令和6年度もあと1週間ほどで終わり、令和7年度がスタートします。今年度は皆さんにとってどんな1年でしたか。

 今年度は、「失敗を恐れずに挑戦」と「他者へのリスペクト」を学校のモットーとしました。事あるごとに、皆さんに話をしてきました。先日の卒業式の式辞でも、卒業生の皆さんにお話ししました。皆さん、1年を振り返って、自分なりの新しいことにトライしてみましたか。どうでしょうか。

 私は、東高を「失敗してもやり直しができる学校」にしたいと思っています。そもそも、高校生って、学校って失敗をやり直すことができる場所だと思うのです。言い方は悪いですが、どんどん失敗してほしいと思っています。「失敗したり、先生の指示を守らなかったりすると先生に指導される。周りのみんなの目が気になる。」と思うかもしれませんが、私は先生方に「生徒を信頼してください。」と常々お願いしています。新しいことをやろうとした時に、何も考えずに思いつきでやるのはどうかと思いますが、自分なりに考え、先を見通して準備をして、先生方の助言を聞いて計画を立て、やってみる。できたかできないかの結果は大事かもしれませんが、その準備を考えることや計画を立てることが次へのステップとなると思うのです。そのためにも、「振り返り」が大事になります。やってみて自分でも振り返る、反省する。他者の意見を聞いてみる。自分の様子を映像でとって見てみることもいいかもしれません。客観的に自分の姿を見れるので。ぜひ周りの友だちも、挑戦している仲間を応援する、もしうまくいかなかった時は、励ましてあげる、支えてあげる等、暖かく接してほしいと思います。人間って「心理的安全性」が確保されないと、なかなか新しいことに挑戦することは難しいのです。

 学習や成績も同じです。赤点をとったり、思うような成績がとれなかったりした時に、何も考えないのはダメ、考えすぎて自信を無くすのもダメ、次にどうしたら自分なりのいい成績をとれるかを考えて、次に活かすことが大事だと思います。

 何もしなければ、自分自身は変わりません。やり方を考えて試行錯誤してみる、常に前向きに考えることで、人間は成長していくと思います。

去年の授業に関する生徒アンケートの回答に、「(授業中に)内職しなければ、塾に行かなければ、大学に合格できません。」というものがありました。確かに、40人の生徒がいるクラスの一人ひとりのレベルにあった授業というのは、難しいかもしれません。しかし、授業の内容を聞いて理解し、知識が定着していれば、大学入試でも通用するはずです。よりレベルの高い内容を希望する場合は、担当の先生に個別にお願いしてみてください。必ず対応してくれるはずです。頼まれた先生は、先生としての腕の見せ所です。きっと親身になって対応してくれるはずです。皆さん、毎日の授業を大切にしましょう。毎日、55分を6コマ、合計330分、5時間半も授業で学習しているのですよ。1日のおよそ4分の1の貴重な時間を、無駄にしないでくださいね。 

 次に、2年生の皆さんは、4月からいよいよ最上級生として東高を引っ張っていくこととなります。運動部の皆さんは、5月からは高校総体の予選も始まります。6月の県総体、7月の甲子園予選を見据えて練習を頑張っていくと思います。4月はいろいろ行事があって忙しいですし、新学期に慣れたと思ったら、GWとなり、高校総体の時期となります。自分やチームが納得できる、試合やパフォーマンスができるように、毎回の練習を大事にして、目標に向かって挑戦してください。

部活だけではダメです。皆さんの進路希望実現のための取組みも忘れてはなりません。これも1日1日の積み重ねが大事となってきます。先日卒業していった先輩方も、1人ひとりが努力し、自分の進路を決定し、巣立っていきました。その先輩たちを超えることができるよう、これも自分なりに挑戦し続けてください。

1年生の皆さんは、中堅学年となります。修学旅行もあります。楽しみですね。4月になって新入生を見ると、「1年前の自分」を思い出すと思います。あらたな環境に入ってきて、緊張している新入生に暖かく接してあげてください。声をかけてあげてください。皆さんが優しく、自分の1年前の経験を話してあげること、後輩の不安や悩みを聞いてあげるだけで、新入生は安心するでしょうし、新入生にとってはありがたいことだと思います。これは、2年生の皆さんにも言えることです。よろしくお願いします。 

明日から学年末・学年始めの休業となり、皆さんとは28日の離任式、4月8日の始業式で、またお会いすることとなります。くれぐれも事故のない、皆さんにとって、充実した春休みとなるように、過ごしてください。

結びに、来年度も生徒の皆さんと先生方にとって、いい年になりますようお祈りいたします。

42 海外研修(ニュージーランド・ロトルア)帰国、JICA国際協力エッセイコンテスト表彰

                 令和7年3月19日(水)

 

3月9日(日)に海外研修に出発した参加生徒17名、引率教員2名、添乗員1名が、3月18日(火)ニュージーランド・ロトルアから無事帰国しました。17日(月)15時にオークランド空港を出発し、香港国際空港でトランジット、翌日の11時39分着の新幹線で仙台駅に到着。長旅の疲れもあると思いましたが、皆さん元気な笑顔でした。

参加生徒の皆さんは交代で、毎日学校に報告書を送ってくれました。その一部を紹介します。

○「日本来ると安心するけど、まだニュージーランドいたいなーって気持ちも大きいです。ちゃんと振り返りをしっかりやって英語もっと勉強したいです!!」

○「朝ホストファミリーと別れたときとても悲しかったしもっと話せば良かったという後悔もありました。次いつ会えるのか分からないけれど、会えるときのために英語の勉強をもっと頑張ろうと思います。ニュージーランドの人は、みんなすごく優しくてフレンドリーで、学ぶことが多くありました。」

貴重な10日間で得たことや感じたことを、これからの学校生活に活かしてもらいたいと思います。また、東高全体にも還元してもらいたいと思います。大変お疲れ様でした。

また、3月17日(月)にJICA東北の島田潤悦さんが来校し、「JICA 国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト2024」で個人賞を受賞した、曽根悠里亜さん「チョコレートは世界を救う」、髙階叶采さん「未来を繋げるために」に、賞状と記念品を渡していただきました。

海外研修のスナップと表彰の様子を掲載します。

  

 

 

41 海外研修(ニュージーランド・ロトルア)出発、みやぎ鎮魂の日集会

令和7年3月10日(月)

 

3月9日(日)に海外研修に参加の生徒17名が、ニュージーランド・ロトルアに向けて出発しました。8時44分仙台駅発の新幹線で東京、成田エクスプレスで成田空港、その後キャセイパシフィック航空に乗り香港国際空港でトランジットし、オークランド空港に向かう行程です。

引率の先生から、全員無事にオークランド空港に到着したとの報告を受けました。バスでロトルアまで移動し、本日の夕方にホストファミリーと対面する予定です。

17日(月)のロトルア出発までの7日間、英語レッスンや小学校での日本文化の披露、市内観光やホストファミリーとの休日等、様々なアクティビティがあります。健康に十分注意して、有意義な、そして楽しい研修となることを祈っています。下に香港国際空港での集合写真を掲載します。 

明日の3月11日は「みやぎ鎮魂の日」です。生徒の皆さんは自宅学習日ですので、本日、放送により、みやぎ鎮魂の日集会を行いました。東日本大震災で犠牲になった方々に黙とうを捧げた後、私からお話しさせていただきました。内容は、要約すると以下のとおりです。 

皆さんそれぞれ、震災の記憶があるとは思いますが、この東日本大震災は我々の住んでいる宮城県、そして日本にとっても、決して忘れてはならない出来事です。

あの日の午後2時46分、マグニチュード9.0という巨大地震が東北地方を襲いました。経験したことのない激しい揺れの後、想像を絶する大津波が沿岸地域を飲み込み、多くの尊い命が失われました。宮城県の死者数は、令和4年9月現在10,569名、行方不明者は1,215名で全国の死者数の約半分を占めています(宮城県ホームページより)。宮城県沿岸部は街や家、学校、大切な思い出の場所が津波によって流され、変わり果てた姿となりました。

震災後、私たちは悲しみと絶望の中で、大切な人を失った悲しみ、住む家を失った辛さ、先が見えない不安など、様々な困難に直面しました。しかし、我々は決してあきらめず、海外や全国からの温かい支援、そして我々自身の強い意志で、少しずつ復興へと歩み始めました。

14年という月日が流れ、街は復興し、あらたな建物が立ち並び、震災の爪痕は薄れつつあります。しかし、震災で得た教訓、そして失われた命の重さは、決して風化させてはなりません。震災で得た教訓はたくさんありますが、3つあげるとすれば、

1 命の大切さ 震災は、当たり前の日常が、いかにかけがえのないものかを教えてくれました。

2 助け合いの精神 困難な状況の中、人々は助け合い、支え合いました。

3 自然災害への備え いつ起きるかわからない自然災害に備えることの大切さを学びました。

皆さんは、震災を知らない世代かもしれません。しかし、震災の記憶を伝承していくことは、私たちの使命です。

結びに、震災で犠牲になられた方々へのご冥福を心からお祈り申し上げます。

  

40 36回生に幸あれ! 高校入試一次募集終了

令和7年3月6日(木)

 卒業式も無事終わり、高校入試の準備をしている時、私宛てに1通の手紙が届きました。私の高校時代の同級生からの手紙でした。その同級生は、3月1日に卒業した生徒の保護者でした。

手紙の内容は、「素晴らしい卒業式をありがとうございました。」、「息子は、E先生、良かったと感謝の言葉を口にしておりました。息子としては、最高レベルの表現だったと思います。」でした。また、駐車場関係の職員に対しても感謝の内容がありました。

 私としては、本当に嬉しい手紙でした。ありがとうございました。そして、自分の高校の同級生の息子さんが、自分の勤務校の生徒だったことを知らなかったことを、とても申し訳なく思いました。

改めて、36回生の卒業生の皆さんと保護者の皆さんに感謝するとともに、これからの人生に幸多かれと思います。また、3学年の先生方にも感謝です。お疲れ様でした。ありがとうございました。

卒業式の写真と36回生の集合写真(すごい素敵な写真ですね!)も掲載いたします。

3月4日(火)の一次募集学力検査も、トラブルなく無事に終了しました。受験していただいた多くの中学生の皆さん、とても緊張したと思います。大変お疲れ様でした。

 

39 第36回卒業証書授与式

令和7年3月1日(土) 

3月1日(土)、卒業式が行われました。土曜日ということもあって、たくさんの保護者の方々と御来賓の皆様の御参加のもと、英語科38名、普通科192名の卒業生(36回生)が巣立っていきました。卒業生の皆さんが、これから自分らしい、素晴らしい人生を歩んでいくことをお祈りいたします。

 卒業式の校長式辞でお話しした内容を抜粋して、以下に記載いたします。

2月28日に行われた「3年生を送る会」での映像部作製のビデオと記念品贈呈の写真も掲載します。

 

皆さんが新しい生活に旅立つにあたり、私からお伝えしたいことが2つあります。

一つ目は、卒業後も「失敗を恐れずに挑戦」してほしいことです。今年度の学校のモットーでもありました。どんな些細なこと、小さなことでも構いません。少しずつ自分の行動や志向を変えていくことで、自分にとって大きな変化や成長が感じられることがあります。新しいことをやってみること、経験することで、あらたに見えてくる景色があると思います。うまくいかなかった時は、その原因を探って次に活かせばいいだけの話です。やってみないことには何も変わりません。

元メジャーリーガーのイチローさんは、今年の1月にアメリカ野球殿堂入りを果たしました。日本人初の快挙です。満票での選出に、たった一票足りませんでしたが、その時のイチローさんのコメントが、「1票足りなかったのはすごく良かった。」「不完全な中で自分なりの完璧を求めて進んでいくのが人生だと思う。」「不完全であるというのは、生きていく上でいいなぁと改めて考えさせられた。」でした。私は、イチローさんらしい、ポジティブな素晴らしいコメントだと感じました。完璧はあり得ないかもしれないが、完璧を求めて進んでいく、学んでいくのが人生です。私を含めた先生方も、より良い授業、より良い学校となることを目指して学び続けています。皆さんも、これから新しい環境で、自分なりに挑戦し、学び続けてください。

二つ目は、「他者へのリスペクトを忘れずに生きていってほしい」ということです。現代社会は、個が尊重される時代であり、一人ひとりの個性や考え方、生き方が尊重されると同時に、仲間とともに活動する、協働が求められている時代でもあります。個人が尊重されつつも、他者とのかかわりが求められているのです。他者をリスペクトすることで、お互いに尊重し、支え合い、ともに成長していくこともできると思います。リスペクトは、これからの時代に求められる、多様性を尊重する社会をつくるために必要なのです。

同じことをやったり、同じものを見たりしても、他者の考えや感じ方は自分と同じとは限りません。自分の考えを押し付けたり、相手の考えを否定したりするだけでは協働はできません。相手の意見や考え方に耳を傾け、尊重することは自分自身の幅を広げることとなり、自分自身の成長につながるのです。

我が国は少子高齢化が進み、2070年の国内の外国人の方の割合は、12.4%といわれています。今は50人に1人の割合ですが、将来は10人に1人が外国人の方となるのです。その時代では、異なる文化や価値観を持つ人々と共存していくことが必ず求められます。リスペクトは、異なる価値観を持つ人々と理解し合い、協力していくために必要不可欠なスキルであると思うのです。

結びになりますが、本日、この学び舎を巣立っていく一人ひとりが、保護者の方にはもちろん、これまで支えていただいた多くの方々への感謝を忘れずに、これから社会に出て大いに活躍し、自分らしい、豊かな人生を送ることを心から祈念いたします。

あわせて、皆さんの母校、仙台東高校が、今後も更なる発展を遂げていくために努力していくことをここに誓い、式辞といたします。

令和7年3月1日  宮城県仙台東高等学校 校長 藤垣庸二

  

38 ローリーピーターズ氏(大阪万博2025カナダパビリオン政府代表)来校

令和7年2月27日(木)

 

2月27日(木)、大阪万博カナダパビリオン カナダ政府代表のローリーピーターズさんが来校し、本校1、2年生に講演をしていただきました。

ローリーピーターズさんは、日本のJETプログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業)におけるカナダからの第一期生として、本校開校2年目の1988年(昭和63年)8月から2年間、本校のALTとして英語とフランス語を教えていた方です。その後、在日カナダ大使館広報部長、ジャマイカ大使を歴任され、現在は今年開催される大阪・関西万博カナダパビリオンのカナダ政府代表となって来日いたしました。

英語と日本語を交えて30分ほど、日本での思い出とカナダやカナダパビリオンの話をしていただきました。その後、生徒の質問に答えていただきました。生徒からの「なぜJETに参加しようと思ったのか?」の質問に対し、「インターナショナルな経験をしたかった。」「自分の扉をオープンにして、いろいろな経験をしてほしい。」と答えていただきました。「東高での思い出は?」「日本で一番好きな場所は?」の質問には、「Winter Camp(今の英語科合宿)」「仙台での思い出の場所は広瀬川。」という回答でした。

質問時間は30分ほどにおよび、生徒の皆さんの国際社会への興味関心を高めてくれた、とても素晴らしい講演会でした。お忙しいスケジュールの中ご来校いただき、本当にありがとうございました。

  

37 英語科1年生、英語科合宿終了 ! 先生方のワークショップ

              令和7年2月6日(木)

 

最強寒波の影響で、朝は学校周辺も雪が積もりました。日が当たる場所では午前中には雪が解けますが、日陰や朝晩は路面凍結の恐れがあります。生徒諸君も先生方も通学や通勤には十分注意していただきたいと思います。早めに家を出て、余裕を持って登校や出勤をしてくださいね。

先月の28日~29日に、福島県岩瀬郡天栄村にある「ブリティシュヒルズ」で行われた英語科合宿が無事終了しました。英語科1年の生徒諸君は、「とても楽しかった」と話していました。英語のレッスンの他に、テーブルマナーを学んだり、スコーンを作ったり、様々なアクティビティを楽しんでくれたようです。ブリティシュヒルズ前での集合写真と、テーブルマナーを学んだディナーでの写真を掲載します。

2月5日(水)は、3年生の授業最終日でした。あと数日の登校日がありますが、3月1日(土)の卒業式を全員で迎えることができるよう、残りの登校日を大事にしてほしいと思います。

2月6日(木)は、先生方の研修(ワークショップ)でした。放課後の時間を使い、3~4人のグループに分かれて、「5年後、10年後の東高を考える」「どんな学校を目指すか」について意見交換をしました。50分間の時間設定でしたが、皆さん活発に意見交換していました。その様子も掲載します。

 

 

36 英語科1年生、明日英語科合宿に出発 !

令和7年1月27日(月)

 

早いもので1月も下旬となりました。大学入学共通テストも無事終わり、テストの分析結果もそれぞれ受験した皆さんに手渡されました。3年生の皆さんは進路決定の最後の詰めの時期です。自分の進路希望達成に向けて、努力を続けてほしいと思います。

 県公立高校出願希望調査の結果も公表され、普通科は237名(1.19倍)、英語科は33名(0.83倍)となりました。昨年同様、多くの中学生の皆さんに希望していただき、ありがとうございます。より多くの中学生の皆さんに選んでもらえる学校となるように、今後も努力を重ねていきたいと思います。

 先週の水曜日、1年生体育の授業で創作ダンスの発表会がありました。全クラスを見ることはできませんでしたが、皆さん楽しく音楽に合わせて、キレキレのダンスを発表していました。 

明日の28日(火)から1泊2日の行程で、英語科1年生が「英語科合宿(English training camp)」に行ってきます。場所は、福島県岩瀬郡天栄村にある、パスポートのいらない英国といわれる「ブリティシュヒルズ」です。この行事は英語科1年生を対象に毎年行っており、館内日本語禁止の2日間の語学研修です。様々なアクティビティの他、初日の夕食ではテーブルマナーの研修もあり、生徒の皆さんにとって貴重な体験となると思います。

下の写真は、創作ダンス発表会の様子と英語科合宿のしおりの表紙です。この素敵な表紙は、1年英語科の阿部釉実さんが書いてくれました。表紙の中に、Mickey Mouseが10体隠されています。ありがとうございました。素敵な2日間になることを祈っています。

 

35 冬期開講式 2025年のスタート !

令和7年1月8日(水)

 

冬休みも終わり、本日より学校がスタートしました。 

朝の職員打合せで、私から先生方に新年の御挨拶と、今年も引き続き「先生方にとっても、生徒の皆さんにとっても、過ごしやすい職場・学校にしていきましょう」とお話しさせていただきました。

9時15分からは、体育館で開講式を行いました。校長講話では、「自分なりの小さな挑戦」と「他者とのかかわりがなぜ大切なのか」についてお話しさせていただきました。

・小さなことからでも、少しずつ自分の行動や志向を変えていくことで、大きな変化につながります。皆さんは、無限の可能性を秘めた存在です。ぜひ、色々なことに挑戦し、自分だけの素晴らしい未来を築いてください。

・学校でも、会社や職場でも、社会の中で生きていくためには、他者へのリスペクトを忘れず、人とかかわりながら学んでいくことが求められると思うのです。自分と馬が合う仲間の存在も必要ですが、それ以外の人たちもリスペクトし、分け隔てなく付き合い、協力して物事に取り組んでみてください。その人のいい所や良さが見えてくると思います。高校は社会に出る前に、そういった経験値を高めることができる場所だと思います。

 生徒の皆さん、暖房は入っているものの、寒い中聴いてくれてありがとうございました。

 令和7年、2025年も生徒の皆さんと先生方、そして保護者の皆様、地域の皆様にとっていい年になりますよう、お祈り申し上げます。

 

私も今年5回目の年男となります。先日の人間ドックで太りすぎの勧告を受けました。好きな甘いものを食べる量を減らすよう、小さな挑戦をしていきたいと思います。

下の写真は、学校や教育活動には全く関係ないものですが、私が初詣に行った神社の写真と、正月に買った某ケーキ屋さんの甘いものです。美味しかったです。

  

34 冬期閉講式 Merry Christmas and a Happy New Year !

 

                                                                                         令和6年12月23日(月)

 

12月23日(月)は賞状伝達式と閉講式を行いました。

私からは生徒の皆さんに、3つお話しさせていただきました。1つは、修学旅行であった2年英語科のいい話。これは前回の校長室だよりで書いたエピソードです。

2つ目は、学校評価アンケートについて。「生徒にとって、学ぶ意欲を引き出し、学力が身に付けられるような授業が行われている」という質問に、「よく当てはまる」、「だいたい当てはまる」と回答した生徒は67.6%という結果で、東高の生徒の3人に1人は「あまり当てはまらない」、「当てはまらない」という否定的な回答だったこと。生徒の皆さんが満足しない授業が展開されているということは、校長として、生徒の皆さんに大変申し訳なく思っていること。これから生徒の皆さんがどのような授業を求めているのかを改めて調査するとともに、先生方の授業改善に係る研修をさらに行い、次年度も東高の最重要課題として取り組んでいくことをお話ししました。

3つ目は今年の残念だった話です。言うまでもなく、人のものを盗むことは犯罪であること、社会人となれば社会的な処分を受けること。誰にでも「魔が差す」時はあり、その時に、「やっぱりダメだよね」、「これヤバいよね」と、踏みとどまれるか、正しい判断ができるか、が大事になること。そして、全員が貴重品の管理を徹底してほしいことを話しました。

生徒の皆さん、聴いてくれてありがとうございました。

 

令和6年、2024年も残り1週間ほどとなりました。生徒の皆さんや先生方が、穏やかな年末年始を迎えられるよう願っています。

生徒の皆さん、先生方、年明け1月8日(水)の開講式で、元気に再会しましょう。

下の写真は、1つ目のいい話でユナイテッド航空のCAからいただいたメッセージカードとピンバッチ、狭い機内の様子です。

33 修学旅行、無事終了!

 

                                                                               令和6年12月16日(月)

 

12月10日(火)から13日(金)まで、英語科はグアム、普通科は関西方面に修学旅行に行ってきました。出発前日の結団式で私は、「最大の目標は、英語科40名、普通科188名、そして引率の先生方が無事に仙台に帰ってくること」と話しました。その目標は見事に達成できました。

私は、英語科の皆さんと一緒にグアムに行ってまいりました(一応、団長として)。久しぶりに生徒の皆さんと身近に接して、旅行を精一杯楽しんでいる姿、文化交流で現地の人と交流している姿、元気あふれる姿に心が洗われる?感動の4日間でした。引率の先生方と同行の添乗員さん、そして何よりも2年英語科40名の生徒の皆さんに感謝です。

楽しいエピソードはたくさんありますが、1つ紹介させていただきます。帰りの飛行機で、もうそろそろ成田に到着するかという時に、CAから話しかけられました。他の乗客の方から、「修学旅行の学生さんにトイレの順番を譲ってもらったり、話しかけると気さくに答えてもらったり、とても親切にしてもらった。」と、CAから学校の先生にお礼を言ってほしい、とのことでした。ユナイテッド航空のカードとピンバッチをいただきました。着陸後には機内アナウンスで、「仙台東高校の皆さん、気をつけて仙台までお帰り下さい。」と、アナウンスをもらいました。私は英語科の生徒の皆さんを誇りに思うとともに、人に優しい素晴らしい生徒諸君だと改めて思いました。

普通科の皆さんも、神戸の立派なホテルに泊まり、USJと大阪、京都を満喫したと思います。参加した生徒の皆さん一人ひとりが、それぞれ異文化に親しみ、高校生活の思い出を作ってくれたようです。今後の高校生活と人生に生かしてほしいなぁと思います。

 

下の写真は、英語科が研修で訪れたグアム大学での集合写真と文化交流したST. Paul CHRISTIAN SCHOOL での集合写真です。南国の海と空はとても綺麗でした。

 

    

32 授業力向上研修会

 

                                                                                    令和6年11月22日(金)

 

11月21日(木)に、先生方の授業力向上のための研修会を実施しました。テーマは「ICT機器を活用した学習指導について」として、県教育庁高校教育課教育指導第一班の岡田康佑指導主事に来校いただき御指導と御助言をいただきました。

まず6校時に能代谷教諭の物理の研究授業、そして理科の先生方による授業検討会、最後に全教員が視聴覚室に集まり、ワークショップ型の授業検討会を行いました。

考査前で学校に残って学習したい生徒の皆さんもいたと思いますが、先生方全員の研修ということで、15時45分に完全下校という形をとらせていただきました。

 

今年度の重点目標の一つとして、学習指導要領の趣旨に基づく授業改善と生徒の「学びに向かう力」を伸ばす授業の工夫を掲げています。生徒の皆さんのニーズにあった先生方の授業力向上の取組は、教育のプロである教師として当然のことであり、次年度も学校全体での取組を継続していくつもりです。

ところで、生徒の皆さんにとって「良い授業」とはどういった授業でしょうか。「わかりやすい(理解しやすい)授業」は当然ですが、「(自分にとって)楽な授業」や「テストでいい点数が取れる授業」、「(単に)楽しい授業」となっていないでしょうか。

私が考える「良い授業」とは、「自分の考え(思考)を深めてくれる」、「興味・関心(学習しようとする気持ち)を引き出してくれる」授業なのかなと思います。もちろん、その要素だけではありません。私も勉強していきたいと思っています。

 

先生の言うことや板書・プリントをただ丸暗記するといった知識・技能の習得も必要ですが、自分の頭を使って考える(思考)こと、判断すること、そしてそれを表現(アウトプット)することに、これからの学校の授業は変わっていきます。

 このように先生方も試行錯誤して、良い授業を目指して懸命に取り組んでいます!

 

 来週から始まる後期中間考査における、生徒の皆さん一人ひとりの頑張りを期待しています。

      

31 芸術鑑賞会 終了!

 

                                                                                令和6年11月15日(金)

 

早いもので、もう11月も中旬となりました。日中は暖かいですが、朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。体調を崩して欠席する生徒さんも増えています。インフルエンザの流行期に入ったとの報道もありました。生徒の皆さん、体調管理には十分に気をつけて過ごしてほしいと思います。

 

さて、11月14日(木)の5、6校時は、体育館で芸術鑑賞会を実施しました。

 本校の芸術鑑賞会は、音楽、古典芸能、演劇のローテーションで行っており、今年は演劇、シェイクスピアの著名な喜劇を題材とした、「ロマンティックコメディ 十二夜」を、NPO法人シアター2プラス1の公演を、全校生徒と教職員で鑑賞しました。

 生徒の皆さんのノリもよく、十分に楽しんでいただいたと思います。劇団の皆さん、熱演をありがとうございました。1時間45分の上演時間がとても短く感じられました。

 また、前日の会場準備や当日の後片付けをしてくれた体育館運動部の皆さん、そして鑑賞会の準備と運営をしてくれた図書委員と放送部の皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。

 

 秋の学校行事もこれで一段落し、今月末には後期中間考査があります。考査に向けて、生徒の皆さんの学習面での頑張りを期待しています。

この世の中、楽しいこともあれば辛いことや嫌なこともあります。自分にとってプラスなこともあればマイナスなこともあります。その時は嫌でも、後から振り返るとプラスだったと思うこともあります。2年生の皆さんは、考査が終われば修学旅行が待っていますよ。勉強頑張ってくださいね。

 

     

30 国際講演会、安田菜津紀さん来校!

校長室だより「校長の呟き ~東の空から~」

 

30 国際講演会、安田菜津紀さん来校!

                令和6年11月12日(火)

 

11月7日(木)は、本校のグローバルウイーク最大の目玉行事である、国際講演会が開かれました。

グローバルウイークとは、本校の特色のひとつである、「国際理解」、「異文化理解」について、学校全体の意識を高める目的で、国際的に活躍されている方を招いての国際講演会や異文化理解講座など、国際理解教育に関する行事を集中的に開催する期間です。

 

今年の講師は、認定NPO法人「Dialogue for People」副代表理事、フォトジャーナリストの安田 菜津紀様にお越しいただき、「紛争地、被災地に生きる人々の声 ~取材から見えてきたこと~」と題して、貴重なお話をいただきました。安田さんは、TBSテレビ「サンデーモーニング」にレギュラーコメンテーターとして出演されています。

 シリア内戦での被害者や、東日本大震災で被災した陸前高田市の方を取材した経験を話していただきました。そして、自分がフォトジャーナリストを目指したきっかけをお話しいただき、「直接的な援助や治療はできないが、この悲惨な状況を伝えること、発信することは自分の役割分担である。」「どんな進路を選んだとしても、社会のために一人ひとりにできることが必ずある。」という言葉が、私はとても印象に残りました。生徒の皆さんは何を感じてくれたでしょうか。

 

 講演後は校長室でお話しさせていただき、ファンの先生方との写真撮影も快くOKしていただきました。色紙も書いていただきました。校長室前の廊下に飾っています。

 また、翌日の河北新報朝刊に今回の講演会の記事を載せていただきました。取材に来ていただいた記者のN・Aさん、ありがとうございました。

 

   

 

 

29 性教育研修会、部活動大会、そしてグローバルウイーク

校長室だより「校長の呟き ~東の空から~」

 

29 性教育研修会、部活動大会、そしてグローバルウイーク

                                                                                               令和6年11月5日(火)

 

早いもので11月に入りました。今年もあと2か月ですね。秋も深まってきて、朝晩もかなり涼しく(?)いや、寒くなってきました。「秋の日はつるべ落とし」といいますが、本当に日が暮れるのも早くなりました。夕方の5時過ぎには真っ暗になります。生徒の皆さんは、暗い中での部活動、そして下校時の自転車運転にも十分に気をつけてほしいと思います。

 

さて、10月31日(木)は、6校時にNPO法人ハーティ仙台代表の八幡悦子さんに来校いただき、デートDV防止講座・性教育研修会を、全校生徒・教員を対象に実施しました。生徒の皆さんからの数多くの事前質問に丁寧に答えていただきました。「性」については、高校生も大人もわからないことや悩みも多く、人間として基本的な部分であり、だからこそ正しい知識が必要だと改めて感じました。

講話の前に、相手を意思や感情のある人間として尊重(リスペクト)すること、相手の安全や安心に配慮することを心がけてほしいと挨拶でお話しさせていただきました。

 

 11月3日の文化の日は、マーチングバンド・バトントワーリング東北大会と県高校新人バスケットボール仙塩地区予選の応援に行ってきました。吹奏楽部の演奏・演技は素晴らしいものでした。しかしながら、他校の演奏・演技も素晴らしく、残念ながら4位となり全国大会出場とはなりませんでした。

 男女バスケットボール部も善戦しましたが、県大会出場はなりませんでした。最後まであきらめずに頑張り、男子は前半23点差で負けていたゲームを2点差まで追い上げた粘りは素晴らしいと思いました。最後の3ポイントシュートが入っていれば、劇的な大逆転勝利でしたね。両部ともこの悔しい想いをバネにして、次回の大会に向けて練習に励んでほしいと思います。

 同日の河北新報にも掲載されましたが、県高校書道展が8日よりせんだいメディアテークで開かれます。本校文芸書道部も作品を出展し、漢字、漢字仮名交じり書、篆刻(てんこく)・刻字、大字の4部門で入賞を果たしました。少ない人数でよく頑張っている部です。おめでとうございました。

 

 今日から8日までは「グローバルウイーク」、学校全体で国際理解に対する意識を高める週間です。今日は生徒の皆さんに好評の、仙台イスラム文化センター後援のハラルカレー出張販売。私も美味しくいただきました【写真】。6日と8日の放課後には、仙台在住の外国の方に来校いただき「異文化理解講座」。そして7日(木)の5・6校時には「国際講演会」。今年はフォトジャーナリストの安田奈津紀氏に来校いただき、「紛争地、被災地に生きる人々の声 ~取材から見えてきたこと~」と題して講演をいただきます。

 芸術とスポーツの秋、そして国際理解。東高にとって、とても楽しみな1週間となります!

 

 

28 1・2学年PTA研修会

校長室だより「校長の呟き ~東の空から~」

 

28 1・2学年PTA研修会

                                                                                          令和6年10月28日(月)

 

10月28日(月)は午前授業とし、午後から1・2学年PTA研修会と学年PTA、そして学級懇談会を開催いたしました。講演会には3年生の保護者の方も参加し74名の方、学年PTAには97名の保護者の方々に御参加いただきました。お忙しい中、時間を作って御来校いただき、誠にありがとうございました。

講演会では、「夢に向かって自己肯定感を高める親子関係のつくり方」と題して、CocoEmi仙台 コーチングコミュニケーションコーチの及川緩子氏に講演していただきました。及川さんのお子さんは昨年度まで本校に在学しており、及川さんご自身もPTA役員としてご活躍いただきました。

 

講話内容も素晴らしく、まず子どもの話を「傾聴」し、「信頼する」「承認する」そして「任せる」こと。親子であっても個人と個人、相手を尊重し、自分の人生と重ねないこと。

私自身、子育ては終わっておりますが、お話のような気持ちで子どもに接していれば…、と後悔しきりで聞いていました。(自分のことは棚に上げますが)先生方にも生徒に対して、生徒を尊重(リスペクト)して、承認して、そして任せて見守ってほしいと、改めて思いました。

私の(校長としての)信条である、旧陸軍山本五十六司令官の名言である、「話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば 人は育たず」、「やっている 姿を感謝で見守って 信頼せねば 人は実らず」を改めて思い出させていただいた、実りある講演でした。及川さん、ありがとうございました。

 

    

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

27 球技大会終了! サッカー部全国高校選手権県大会4回戦進出!

 

                                                                              令和6年10月21日(月)

 

10月18日(金)、本校三大行事の一つである球技大会が開催されました。グラウンドでは、サッカー、ドッチボール、ソフトボール、体育館ではバスケットボールとバレーボールで熱戦が繰り広げられました。実行委員長の熱海龍瑛さんを先頭に、実行委員の皆さんが力を合わせて準備していただきました。本当にありがとうございます。

 

いつも話していることですが、私は学校行事の企画と運営を、生徒の皆さんが主体となって行う、東高の伝統が、とて

も素晴らしいと思っています。これはぜひ今後も続けていってほしいと思います。

 

10月19日(土)はサッカー部の選手権大会の応援に行ってきました。場所は松島フットボールセンター、3回戦の相手は尚絅学院高で、4-0の快勝でした。翌日の4回戦は、仙台城南高に0-3で敗れ、ベスト8入りは果たせませんでしたが、1・2年生中心のチームでよく頑張ったと思います。新人大会に向けて、自信をもって練習に取り組んでほしいと思います。

3年生で唯一この選手権までプレーを続けた叶 修翔さん、本当にお疲れ様でした。これからも引き続き、進路希望実現に向けて頑張ってくださいね。

 

 10月19日(土)河北新報朝刊高校写真部に、3年生の沼田千歳さんの「想いを重ねて」と題した写真が掲載されました。その作品も紹介させていただきます。

 

 スポーツや芸術の秋ですが、寒暖差の激しい季節の変わり目です。生徒の皆さんと先生方、体調管理には十分気をつけて大いに活躍してくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

      

26 英語科講演会 熊谷 大 利府町長来校!

令和6年10月17日(木)

 

 10月17日(木)5、6校時は、国際文化講義室で英語科講演会を開催しました。この行事は、英語科独自の行事で、本校英語科卒業生の方にお越しいただき、英語科の生徒に対して勉強に対する動機を高める話をうかがう目的で、毎年この時期に実施しています。

 

今年は特別講師として、本校英語科4回生の熊谷大(ゆたか)利府町長にお越しいただきました。熊谷町長さんは、3年前も講師としてお越しいただいており、今年は「東高生に期待すること」と題して講演をいただきました。

多忙なスケジュールの中、時間を作ってお越しいただき本当に感謝です。市町村の長、いわゆる首長さんのお話を直接聞くことのできる、とても貴重な機会をいただきました。

 熊谷町長は、ご自身が高校時代は英語海外文化部で3年間英会話の勉強をしたこと、留学した1年間は本当につらかったが、ホストファミリーから25年ぶりに連絡をもらい「短期間でも海外に滞在することは海外に家族ができること」、主権者教育の分野では「自分たちの将来を考えて投票してほしい」、そして利府町の成長戦略、利府町の子どもたちがどう育ってほしいかを熱く語っていただきました。

 最後に生徒の皆さんに、「何かやろうとすると必ず反対する人がいる。その状況をどう乗り越えるか」これがこれからの人生で大事。「自分で無理だと思うと、何もできない(できることもできない)」と話されました。

 

生徒の皆さんにとって、とてもためになる話だなぁと思って私は聞いていました。皆さんは何を感じてくれたでしょうか。

 

 

25 2学年総合的な探究の時間「社会貢献プログラム」発表会

校長室だより「校長の呟き ~東の空から~」

 

25 2学年総合的な探究の時間「社会貢献プログラム」発表会

                                                                              令和6年10月16日(水)

 

 三連休明けの10月15日(火)5、6校時に体育館で、2学年の総合的な探究の時間「社会貢献プログラム」発表会を行いました。

 それぞれの分野から選ばれた、2年生14名の方々が、1人約3分間という短い時間でしたが、自分の考えたテーマで発表しました。課題発見、テーマ設定、情報収集や調査活動とその整理分析、そして自分なりにまとめてプレゼンテーション。皆さん、自分が4月から取り組んできたことに自信を持ってプレゼンされていました。その努力に敬意を表したいと思います。

 この世の中にたくさんある、すぐに解決しない課題や正解のない課題に対して、皆さんが自分なりに考えて調査研究し、自分が最適だと思う答えや納得する答えを見出す、この「総合的な探究の時間」はとても貴重なそして重要な授業だと私は思っています。

 そして、さらに素晴らしいと思ったのが2つあります。

1つ目は、2年生の発表会を3年生全員が聞いてくれたこと。3年生の皆さんも、昨年度の自分の取組を思い出すとともに、自分の進路希望と関連している「総合的な探究の時間」を思い出し、進路実現に向けての意識を再確認できたのではないでしょうか。

2つ目は、発表後の質疑応答で活発な意見交換ができたこと。質問するということは発表を真剣に聞いてくれたということ。そしてその疑問に真摯に答えた発表者の方も素晴らしいと思いました。

今日は宮城大学事業構想学群地域創生学類から佐々木秀之学類長(1993年3月本校卒 4回生)と事業構想学群3年の清和田実桜さん(2022年3月本校卒)にお越しいただき、後輩である生徒諸君にご助言をいただきました。佐々木先生からも質疑応答でのディスカッションは素晴らしいとお褒めの言葉をいただきました。

 

 放課後は、先生方の授業力向上のための研修でした。導入予定のICT学習アプリ「CASIO Class Pad net」の研修でした。今後このアプリを使った授業が展開される予定です。生徒の皆さん、期待していてください!

 

最後に、本日より学校公開週間(10/15~10/22 ※10/18は球技大会なので除く)です。多くの中学生と保護者の方々に来校いただきました。仙台市内の中学校は秋休みの期間ですので、多くの中学生と保護者の方々の来校をお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        「社会貢献プログラム」発表の様子                              先生方の研修の様子

24 避難訓練(火災)実施、災害はいつ起きるかわからない

校長室だより「校長の呟き ~東の空から~」

 

24 避難訓練(火災)実施、災害はいつ起きるかわからない

                                                                                     令和6年10月10日(木)

 

 後期がスタートしてもう10日が過ぎました。連日の雨もようやく終わり、今日は久しぶりの晴れ間が見えた(少し雨も降りましたが)1日でした。やっと秋らしい、少し肌寒い感じがしてきました。

 

 10月10日は、ちょっと前までは「体育の日」。祝日法の改正で2000年から10月の第2月曜となり、2020年に「スポーツの日」となりました。「体育の日」は昭和39年(1964年)の東京オリンピックの開会式が行われた日です。統計上、10月10日は雨が降らない日というのが、開会式の日にした決定理由だそうです。今日の昼のニュースで放送していましたが、60年経ったのですね。私もまだ生まれていません。生徒の皆さんはピンとこないと思いますが、10月10日はこういう日です。

 

 今日の6校時は、避難訓練を実施しました。前日までの雨でグラウンドのコンディションが悪いため、グラウンドへの避難ではなく体育館への避難としました。

 若林消防署六郷分署から消防士の方々に来校いただき、訓練の様子を見ていただきました。119番への訓練連絡、避難指示を出すまでの手順、そして生徒の皆さんの避難の様子を観察していただき、講評をいただきました。概ね良好、さすが高校生の避難とのお言葉をいただきました。

 災害はいつ起きるかわからない、遭遇した時にパニックにならず冷静に判断できるように反復訓練するという、この訓練の意義。かけがえない、お金に換えることのできない「命」を大切にすること。常に災害に向き合っている現場の消防士の方の話は、とても説得力がありました。

生徒の皆さんは何を感じてくれたでしょうか。

 

  

 

23 後期始業式、令和6年度も折り返し!

校長室だより「校長の呟き ~東の空から~」

 

23 後期始業式、令和6年度も折り返し!

                                                                                     令和6年10月1日(火)

 

 いよいよ後期のスタートです。今日は賞状伝達式と始業式を体育館で行いました。

 賞状伝達式では、陸上競技部、水泳部、文芸書道部、そして七郷地区でボランティア活動に活躍した3年生のお二人に感謝状を授与しました。

 陸上競技部では、2年の阿部こはるさんが東北新人大会女子ハンマー投げで第8位の成績を収めました。自己ベスト記録を大きく更新しての入賞でした。おめでとうございました。冬場でしっかりとトレーニングを積んで、来年夏のインターハイを目指してほしいと思います。

 

 校長講話では、私の持論の「人生プラスマイナスゼロ」のお話をさせていただきました。人生において、「いいこと」と「悪いこと」はたびたび起きますが、多くの人は「いいこと」と「悪いこと」を足すとプラマイゼロになると思います。人の「運」は、ある程度平等だと思うのですね。だから、「最近ツイている、絶好調」の人はこれから悪いことが起こるかもと気をつけなければならないし、逆に「最近悪いことばっかりで、全然ツイていない」人は、「これからいいことがある!」と思って生活してほしいとお話しさせていただきました。

 

 9月28日(土)には、今年度の海外研修第1回オリエンテーションを行いました。参加予定の生徒17名(1・2年生)と保護者の方々に来校いただき、皆さんの自己紹介と担当業者インターサポートの方から説明をいただきました。

 今年度の海外研修は、ニュージーランド・ロトルアで、令和7年3月9日~18日の10日間で行われます。昨年度の研修後の保護者アンケートにおいても、「1人での渡航では心配だが、学校の研修であれば安心して送り出せる。」との言葉をいただきました。

この17人の仲間で、これからの事前研修、そして3月の研修を楽しんできてほしいと思います。何物にも代えがたい貴重な10日間となるはずです!!

 下の写真は、昨年度のオーストラリア(ケアンズ)研修の集合写真です。皆さんいい笑顔ですね!

 

さぁ、今年度もあと半年。いろいろあると思いますが、皆さん適度に頑張りましょう!