校長室だより

校長の呟き ~東の空から~

40 36回生に幸あれ! 高校入試一次募集終了

令和7年3月6日(木)

 卒業式も無事終わり、高校入試の準備をしている時、私宛てに1通の手紙が届きました。私の高校時代の同級生からの手紙でした。その同級生は、3月1日に卒業した生徒の保護者でした。

手紙の内容は、「素晴らしい卒業式をありがとうございました。」、「息子は、E先生、良かったと感謝の言葉を口にしておりました。息子としては、最高レベルの表現だったと思います。」でした。また、駐車場関係の職員に対しても感謝の内容がありました。

 私としては、本当に嬉しい手紙でした。ありがとうございました。そして、自分の高校の同級生の息子さんが、自分の勤務校の生徒だったことを知らなかったことを、とても申し訳なく思いました。

改めて、36回生の卒業生の皆さんと保護者の皆さんに感謝するとともに、これからの人生に幸多かれと思います。また、3学年の先生方にも感謝です。お疲れ様でした。ありがとうございました。

卒業式の写真と36回生の集合写真(すごい素敵な写真ですね!)も掲載いたします。

3月4日(火)の一次募集学力検査も、トラブルなく無事に終了しました。受験していただいた多くの中学生の皆さん、とても緊張したと思います。大変お疲れ様でした。

 

39 第36回卒業証書授与式

令和7年3月1日(土) 

3月1日(土)、卒業式が行われました。土曜日ということもあって、たくさんの保護者の方々と御来賓の皆様の御参加のもと、英語科38名、普通科192名の卒業生(36回生)が巣立っていきました。卒業生の皆さんが、これから自分らしい、素晴らしい人生を歩んでいくことをお祈りいたします。

 卒業式の校長式辞でお話しした内容を抜粋して、以下に記載いたします。

2月28日に行われた「3年生を送る会」での映像部作製のビデオと記念品贈呈の写真も掲載します。

 

皆さんが新しい生活に旅立つにあたり、私からお伝えしたいことが2つあります。

一つ目は、卒業後も「失敗を恐れずに挑戦」してほしいことです。今年度の学校のモットーでもありました。どんな些細なこと、小さなことでも構いません。少しずつ自分の行動や志向を変えていくことで、自分にとって大きな変化や成長が感じられることがあります。新しいことをやってみること、経験することで、あらたに見えてくる景色があると思います。うまくいかなかった時は、その原因を探って次に活かせばいいだけの話です。やってみないことには何も変わりません。

元メジャーリーガーのイチローさんは、今年の1月にアメリカ野球殿堂入りを果たしました。日本人初の快挙です。満票での選出に、たった一票足りませんでしたが、その時のイチローさんのコメントが、「1票足りなかったのはすごく良かった。」「不完全な中で自分なりの完璧を求めて進んでいくのが人生だと思う。」「不完全であるというのは、生きていく上でいいなぁと改めて考えさせられた。」でした。私は、イチローさんらしい、ポジティブな素晴らしいコメントだと感じました。完璧はあり得ないかもしれないが、完璧を求めて進んでいく、学んでいくのが人生です。私を含めた先生方も、より良い授業、より良い学校となることを目指して学び続けています。皆さんも、これから新しい環境で、自分なりに挑戦し、学び続けてください。

二つ目は、「他者へのリスペクトを忘れずに生きていってほしい」ということです。現代社会は、個が尊重される時代であり、一人ひとりの個性や考え方、生き方が尊重されると同時に、仲間とともに活動する、協働が求められている時代でもあります。個人が尊重されつつも、他者とのかかわりが求められているのです。他者をリスペクトすることで、お互いに尊重し、支え合い、ともに成長していくこともできると思います。リスペクトは、これからの時代に求められる、多様性を尊重する社会をつくるために必要なのです。

同じことをやったり、同じものを見たりしても、他者の考えや感じ方は自分と同じとは限りません。自分の考えを押し付けたり、相手の考えを否定したりするだけでは協働はできません。相手の意見や考え方に耳を傾け、尊重することは自分自身の幅を広げることとなり、自分自身の成長につながるのです。

我が国は少子高齢化が進み、2070年の国内の外国人の方の割合は、12.4%といわれています。今は50人に1人の割合ですが、将来は10人に1人が外国人の方となるのです。その時代では、異なる文化や価値観を持つ人々と共存していくことが必ず求められます。リスペクトは、異なる価値観を持つ人々と理解し合い、協力していくために必要不可欠なスキルであると思うのです。

結びになりますが、本日、この学び舎を巣立っていく一人ひとりが、保護者の方にはもちろん、これまで支えていただいた多くの方々への感謝を忘れずに、これから社会に出て大いに活躍し、自分らしい、豊かな人生を送ることを心から祈念いたします。

あわせて、皆さんの母校、仙台東高校が、今後も更なる発展を遂げていくために努力していくことをここに誓い、式辞といたします。

令和7年3月1日  宮城県仙台東高等学校 校長 藤垣庸二

  

38 ローリーピーターズ氏(大阪万博2025カナダパビリオン政府代表)来校

令和7年2月27日(木)

 

2月27日(木)、大阪万博カナダパビリオン カナダ政府代表のローリーピーターズさんが来校し、本校1、2年生に講演をしていただきました。

ローリーピーターズさんは、日本のJETプログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業)におけるカナダからの第一期生として、本校開校2年目の1988年(昭和63年)8月から2年間、本校のALTとして英語とフランス語を教えていた方です。その後、在日カナダ大使館広報部長、ジャマイカ大使を歴任され、現在は今年開催される大阪・関西万博カナダパビリオンのカナダ政府代表となって来日いたしました。

英語と日本語を交えて30分ほど、日本での思い出とカナダやカナダパビリオンの話をしていただきました。その後、生徒の質問に答えていただきました。生徒からの「なぜJETに参加しようと思ったのか?」の質問に対し、「インターナショナルな経験をしたかった。」「自分の扉をオープンにして、いろいろな経験をしてほしい。」と答えていただきました。「東高での思い出は?」「日本で一番好きな場所は?」の質問には、「Winter Camp(今の英語科合宿)」「仙台での思い出の場所は広瀬川。」という回答でした。

質問時間は30分ほどにおよび、生徒の皆さんの国際社会への興味関心を高めてくれた、とても素晴らしい講演会でした。お忙しいスケジュールの中ご来校いただき、本当にありがとうございました。

  

37 英語科1年生、英語科合宿終了 ! 先生方のワークショップ

              令和7年2月6日(木)

 

最強寒波の影響で、朝は学校周辺も雪が積もりました。日が当たる場所では午前中には雪が解けますが、日陰や朝晩は路面凍結の恐れがあります。生徒諸君も先生方も通学や通勤には十分注意していただきたいと思います。早めに家を出て、余裕を持って登校や出勤をしてくださいね。

先月の28日~29日に、福島県岩瀬郡天栄村にある「ブリティシュヒルズ」で行われた英語科合宿が無事終了しました。英語科1年の生徒諸君は、「とても楽しかった」と話していました。英語のレッスンの他に、テーブルマナーを学んだり、スコーンを作ったり、様々なアクティビティを楽しんでくれたようです。ブリティシュヒルズ前での集合写真と、テーブルマナーを学んだディナーでの写真を掲載します。

2月5日(水)は、3年生の授業最終日でした。あと数日の登校日がありますが、3月1日(土)の卒業式を全員で迎えることができるよう、残りの登校日を大事にしてほしいと思います。

2月6日(木)は、先生方の研修(ワークショップ)でした。放課後の時間を使い、3~4人のグループに分かれて、「5年後、10年後の東高を考える」「どんな学校を目指すか」について意見交換をしました。50分間の時間設定でしたが、皆さん活発に意見交換していました。その様子も掲載します。

 

 

36 英語科1年生、明日英語科合宿に出発 !

令和7年1月27日(月)

 

早いもので1月も下旬となりました。大学入学共通テストも無事終わり、テストの分析結果もそれぞれ受験した皆さんに手渡されました。3年生の皆さんは進路決定の最後の詰めの時期です。自分の進路希望達成に向けて、努力を続けてほしいと思います。

 県公立高校出願希望調査の結果も公表され、普通科は237名(1.19倍)、英語科は33名(0.83倍)となりました。昨年同様、多くの中学生の皆さんに希望していただき、ありがとうございます。より多くの中学生の皆さんに選んでもらえる学校となるように、今後も努力を重ねていきたいと思います。

 先週の水曜日、1年生体育の授業で創作ダンスの発表会がありました。全クラスを見ることはできませんでしたが、皆さん楽しく音楽に合わせて、キレキレのダンスを発表していました。 

明日の28日(火)から1泊2日の行程で、英語科1年生が「英語科合宿(English training camp)」に行ってきます。場所は、福島県岩瀬郡天栄村にある、パスポートのいらない英国といわれる「ブリティシュヒルズ」です。この行事は英語科1年生を対象に毎年行っており、館内日本語禁止の2日間の語学研修です。様々なアクティビティの他、初日の夕食ではテーブルマナーの研修もあり、生徒の皆さんにとって貴重な体験となると思います。

下の写真は、創作ダンス発表会の様子と英語科合宿のしおりの表紙です。この素敵な表紙は、1年英語科の阿部釉実さんが書いてくれました。表紙の中に、Mickey Mouseが10体隠されています。ありがとうございました。素敵な2日間になることを祈っています。

 

35 冬期開講式 2025年のスタート !

令和7年1月8日(水)

 

冬休みも終わり、本日より学校がスタートしました。 

朝の職員打合せで、私から先生方に新年の御挨拶と、今年も引き続き「先生方にとっても、生徒の皆さんにとっても、過ごしやすい職場・学校にしていきましょう」とお話しさせていただきました。

9時15分からは、体育館で開講式を行いました。校長講話では、「自分なりの小さな挑戦」と「他者とのかかわりがなぜ大切なのか」についてお話しさせていただきました。

・小さなことからでも、少しずつ自分の行動や志向を変えていくことで、大きな変化につながります。皆さんは、無限の可能性を秘めた存在です。ぜひ、色々なことに挑戦し、自分だけの素晴らしい未来を築いてください。

・学校でも、会社や職場でも、社会の中で生きていくためには、他者へのリスペクトを忘れず、人とかかわりながら学んでいくことが求められると思うのです。自分と馬が合う仲間の存在も必要ですが、それ以外の人たちもリスペクトし、分け隔てなく付き合い、協力して物事に取り組んでみてください。その人のいい所や良さが見えてくると思います。高校は社会に出る前に、そういった経験値を高めることができる場所だと思います。

 生徒の皆さん、暖房は入っているものの、寒い中聴いてくれてありがとうございました。

 令和7年、2025年も生徒の皆さんと先生方、そして保護者の皆様、地域の皆様にとっていい年になりますよう、お祈り申し上げます。

 

私も今年5回目の年男となります。先日の人間ドックで太りすぎの勧告を受けました。好きな甘いものを食べる量を減らすよう、小さな挑戦をしていきたいと思います。

下の写真は、学校や教育活動には全く関係ないものですが、私が初詣に行った神社の写真と、正月に買った某ケーキ屋さんの甘いものです。美味しかったです。

  

34 冬期閉講式 Merry Christmas and a Happy New Year !

 

                                                                                         令和6年12月23日(月)

 

12月23日(月)は賞状伝達式と閉講式を行いました。

私からは生徒の皆さんに、3つお話しさせていただきました。1つは、修学旅行であった2年英語科のいい話。これは前回の校長室だよりで書いたエピソードです。

2つ目は、学校評価アンケートについて。「生徒にとって、学ぶ意欲を引き出し、学力が身に付けられるような授業が行われている」という質問に、「よく当てはまる」、「だいたい当てはまる」と回答した生徒は67.6%という結果で、東高の生徒の3人に1人は「あまり当てはまらない」、「当てはまらない」という否定的な回答だったこと。生徒の皆さんが満足しない授業が展開されているということは、校長として、生徒の皆さんに大変申し訳なく思っていること。これから生徒の皆さんがどのような授業を求めているのかを改めて調査するとともに、先生方の授業改善に係る研修をさらに行い、次年度も東高の最重要課題として取り組んでいくことをお話ししました。

3つ目は今年の残念だった話です。言うまでもなく、人のものを盗むことは犯罪であること、社会人となれば社会的な処分を受けること。誰にでも「魔が差す」時はあり、その時に、「やっぱりダメだよね」、「これヤバいよね」と、踏みとどまれるか、正しい判断ができるか、が大事になること。そして、全員が貴重品の管理を徹底してほしいことを話しました。

生徒の皆さん、聴いてくれてありがとうございました。

 

令和6年、2024年も残り1週間ほどとなりました。生徒の皆さんや先生方が、穏やかな年末年始を迎えられるよう願っています。

生徒の皆さん、先生方、年明け1月8日(水)の開講式で、元気に再会しましょう。

下の写真は、1つ目のいい話でユナイテッド航空のCAからいただいたメッセージカードとピンバッチ、狭い機内の様子です。

33 修学旅行、無事終了!

 

                                                                               令和6年12月16日(月)

 

12月10日(火)から13日(金)まで、英語科はグアム、普通科は関西方面に修学旅行に行ってきました。出発前日の結団式で私は、「最大の目標は、英語科40名、普通科188名、そして引率の先生方が無事に仙台に帰ってくること」と話しました。その目標は見事に達成できました。

私は、英語科の皆さんと一緒にグアムに行ってまいりました(一応、団長として)。久しぶりに生徒の皆さんと身近に接して、旅行を精一杯楽しんでいる姿、文化交流で現地の人と交流している姿、元気あふれる姿に心が洗われる?感動の4日間でした。引率の先生方と同行の添乗員さん、そして何よりも2年英語科40名の生徒の皆さんに感謝です。

楽しいエピソードはたくさんありますが、1つ紹介させていただきます。帰りの飛行機で、もうそろそろ成田に到着するかという時に、CAから話しかけられました。他の乗客の方から、「修学旅行の学生さんにトイレの順番を譲ってもらったり、話しかけると気さくに答えてもらったり、とても親切にしてもらった。」と、CAから学校の先生にお礼を言ってほしい、とのことでした。ユナイテッド航空のカードとピンバッチをいただきました。着陸後には機内アナウンスで、「仙台東高校の皆さん、気をつけて仙台までお帰り下さい。」と、アナウンスをもらいました。私は英語科の生徒の皆さんを誇りに思うとともに、人に優しい素晴らしい生徒諸君だと改めて思いました。

普通科の皆さんも、神戸の立派なホテルに泊まり、USJと大阪、京都を満喫したと思います。参加した生徒の皆さん一人ひとりが、それぞれ異文化に親しみ、高校生活の思い出を作ってくれたようです。今後の高校生活と人生に生かしてほしいなぁと思います。

 

下の写真は、英語科が研修で訪れたグアム大学での集合写真と文化交流したST. Paul CHRISTIAN SCHOOL での集合写真です。南国の海と空はとても綺麗でした。

 

    

32 授業力向上研修会

 

                                                                                    令和6年11月22日(金)

 

11月21日(木)に、先生方の授業力向上のための研修会を実施しました。テーマは「ICT機器を活用した学習指導について」として、県教育庁高校教育課教育指導第一班の岡田康佑指導主事に来校いただき御指導と御助言をいただきました。

まず6校時に能代谷教諭の物理の研究授業、そして理科の先生方による授業検討会、最後に全教員が視聴覚室に集まり、ワークショップ型の授業検討会を行いました。

考査前で学校に残って学習したい生徒の皆さんもいたと思いますが、先生方全員の研修ということで、15時45分に完全下校という形をとらせていただきました。

 

今年度の重点目標の一つとして、学習指導要領の趣旨に基づく授業改善と生徒の「学びに向かう力」を伸ばす授業の工夫を掲げています。生徒の皆さんのニーズにあった先生方の授業力向上の取組は、教育のプロである教師として当然のことであり、次年度も学校全体での取組を継続していくつもりです。

ところで、生徒の皆さんにとって「良い授業」とはどういった授業でしょうか。「わかりやすい(理解しやすい)授業」は当然ですが、「(自分にとって)楽な授業」や「テストでいい点数が取れる授業」、「(単に)楽しい授業」となっていないでしょうか。

私が考える「良い授業」とは、「自分の考え(思考)を深めてくれる」、「興味・関心(学習しようとする気持ち)を引き出してくれる」授業なのかなと思います。もちろん、その要素だけではありません。私も勉強していきたいと思っています。

 

先生の言うことや板書・プリントをただ丸暗記するといった知識・技能の習得も必要ですが、自分の頭を使って考える(思考)こと、判断すること、そしてそれを表現(アウトプット)することに、これからの学校の授業は変わっていきます。

 このように先生方も試行錯誤して、良い授業を目指して懸命に取り組んでいます!

 

 来週から始まる後期中間考査における、生徒の皆さん一人ひとりの頑張りを期待しています。

      

31 芸術鑑賞会 終了!

 

                                                                                令和6年11月15日(金)

 

早いもので、もう11月も中旬となりました。日中は暖かいですが、朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。体調を崩して欠席する生徒さんも増えています。インフルエンザの流行期に入ったとの報道もありました。生徒の皆さん、体調管理には十分に気をつけて過ごしてほしいと思います。

 

さて、11月14日(木)の5、6校時は、体育館で芸術鑑賞会を実施しました。

 本校の芸術鑑賞会は、音楽、古典芸能、演劇のローテーションで行っており、今年は演劇、シェイクスピアの著名な喜劇を題材とした、「ロマンティックコメディ 十二夜」を、NPO法人シアター2プラス1の公演を、全校生徒と教職員で鑑賞しました。

 生徒の皆さんのノリもよく、十分に楽しんでいただいたと思います。劇団の皆さん、熱演をありがとうございました。1時間45分の上演時間がとても短く感じられました。

 また、前日の会場準備や当日の後片付けをしてくれた体育館運動部の皆さん、そして鑑賞会の準備と運営をしてくれた図書委員と放送部の皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。

 

 秋の学校行事もこれで一段落し、今月末には後期中間考査があります。考査に向けて、生徒の皆さんの学習面での頑張りを期待しています。

この世の中、楽しいこともあれば辛いことや嫌なこともあります。自分にとってプラスなこともあればマイナスなこともあります。その時は嫌でも、後から振り返るとプラスだったと思うこともあります。2年生の皆さんは、考査が終われば修学旅行が待っていますよ。勉強頑張ってくださいね。

 

     

30 国際講演会、安田菜津紀さん来校!

校長室だより「校長の呟き ~東の空から~」

 

30 国際講演会、安田菜津紀さん来校!

                令和6年11月12日(火)

 

11月7日(木)は、本校のグローバルウイーク最大の目玉行事である、国際講演会が開かれました。

グローバルウイークとは、本校の特色のひとつである、「国際理解」、「異文化理解」について、学校全体の意識を高める目的で、国際的に活躍されている方を招いての国際講演会や異文化理解講座など、国際理解教育に関する行事を集中的に開催する期間です。

 

今年の講師は、認定NPO法人「Dialogue for People」副代表理事、フォトジャーナリストの安田 菜津紀様にお越しいただき、「紛争地、被災地に生きる人々の声 ~取材から見えてきたこと~」と題して、貴重なお話をいただきました。安田さんは、TBSテレビ「サンデーモーニング」にレギュラーコメンテーターとして出演されています。

 シリア内戦での被害者や、東日本大震災で被災した陸前高田市の方を取材した経験を話していただきました。そして、自分がフォトジャーナリストを目指したきっかけをお話しいただき、「直接的な援助や治療はできないが、この悲惨な状況を伝えること、発信することは自分の役割分担である。」「どんな進路を選んだとしても、社会のために一人ひとりにできることが必ずある。」という言葉が、私はとても印象に残りました。生徒の皆さんは何を感じてくれたでしょうか。

 

 講演後は校長室でお話しさせていただき、ファンの先生方との写真撮影も快くOKしていただきました。色紙も書いていただきました。校長室前の廊下に飾っています。

 また、翌日の河北新報朝刊に今回の講演会の記事を載せていただきました。取材に来ていただいた記者のN・Aさん、ありがとうございました。

 

   

 

 

29 性教育研修会、部活動大会、そしてグローバルウイーク

校長室だより「校長の呟き ~東の空から~」

 

29 性教育研修会、部活動大会、そしてグローバルウイーク

                                                                                               令和6年11月5日(火)

 

早いもので11月に入りました。今年もあと2か月ですね。秋も深まってきて、朝晩もかなり涼しく(?)いや、寒くなってきました。「秋の日はつるべ落とし」といいますが、本当に日が暮れるのも早くなりました。夕方の5時過ぎには真っ暗になります。生徒の皆さんは、暗い中での部活動、そして下校時の自転車運転にも十分に気をつけてほしいと思います。

 

さて、10月31日(木)は、6校時にNPO法人ハーティ仙台代表の八幡悦子さんに来校いただき、デートDV防止講座・性教育研修会を、全校生徒・教員を対象に実施しました。生徒の皆さんからの数多くの事前質問に丁寧に答えていただきました。「性」については、高校生も大人もわからないことや悩みも多く、人間として基本的な部分であり、だからこそ正しい知識が必要だと改めて感じました。

講話の前に、相手を意思や感情のある人間として尊重(リスペクト)すること、相手の安全や安心に配慮することを心がけてほしいと挨拶でお話しさせていただきました。

 

 11月3日の文化の日は、マーチングバンド・バトントワーリング東北大会と県高校新人バスケットボール仙塩地区予選の応援に行ってきました。吹奏楽部の演奏・演技は素晴らしいものでした。しかしながら、他校の演奏・演技も素晴らしく、残念ながら4位となり全国大会出場とはなりませんでした。

 男女バスケットボール部も善戦しましたが、県大会出場はなりませんでした。最後まであきらめずに頑張り、男子は前半23点差で負けていたゲームを2点差まで追い上げた粘りは素晴らしいと思いました。最後の3ポイントシュートが入っていれば、劇的な大逆転勝利でしたね。両部ともこの悔しい想いをバネにして、次回の大会に向けて練習に励んでほしいと思います。

 同日の河北新報にも掲載されましたが、県高校書道展が8日よりせんだいメディアテークで開かれます。本校文芸書道部も作品を出展し、漢字、漢字仮名交じり書、篆刻(てんこく)・刻字、大字の4部門で入賞を果たしました。少ない人数でよく頑張っている部です。おめでとうございました。

 

 今日から8日までは「グローバルウイーク」、学校全体で国際理解に対する意識を高める週間です。今日は生徒の皆さんに好評の、仙台イスラム文化センター後援のハラルカレー出張販売。私も美味しくいただきました【写真】。6日と8日の放課後には、仙台在住の外国の方に来校いただき「異文化理解講座」。そして7日(木)の5・6校時には「国際講演会」。今年はフォトジャーナリストの安田奈津紀氏に来校いただき、「紛争地、被災地に生きる人々の声 ~取材から見えてきたこと~」と題して講演をいただきます。

 芸術とスポーツの秋、そして国際理解。東高にとって、とても楽しみな1週間となります!

 

 

28 1・2学年PTA研修会

校長室だより「校長の呟き ~東の空から~」

 

28 1・2学年PTA研修会

                                                                                          令和6年10月28日(月)

 

10月28日(月)は午前授業とし、午後から1・2学年PTA研修会と学年PTA、そして学級懇談会を開催いたしました。講演会には3年生の保護者の方も参加し74名の方、学年PTAには97名の保護者の方々に御参加いただきました。お忙しい中、時間を作って御来校いただき、誠にありがとうございました。

講演会では、「夢に向かって自己肯定感を高める親子関係のつくり方」と題して、CocoEmi仙台 コーチングコミュニケーションコーチの及川緩子氏に講演していただきました。及川さんのお子さんは昨年度まで本校に在学しており、及川さんご自身もPTA役員としてご活躍いただきました。

 

講話内容も素晴らしく、まず子どもの話を「傾聴」し、「信頼する」「承認する」そして「任せる」こと。親子であっても個人と個人、相手を尊重し、自分の人生と重ねないこと。

私自身、子育ては終わっておりますが、お話のような気持ちで子どもに接していれば…、と後悔しきりで聞いていました。(自分のことは棚に上げますが)先生方にも生徒に対して、生徒を尊重(リスペクト)して、承認して、そして任せて見守ってほしいと、改めて思いました。

私の(校長としての)信条である、旧陸軍山本五十六司令官の名言である、「話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば 人は育たず」、「やっている 姿を感謝で見守って 信頼せねば 人は実らず」を改めて思い出させていただいた、実りある講演でした。及川さん、ありがとうございました。

 

    

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

27 球技大会終了! サッカー部全国高校選手権県大会4回戦進出!

 

                                                                              令和6年10月21日(月)

 

10月18日(金)、本校三大行事の一つである球技大会が開催されました。グラウンドでは、サッカー、ドッチボール、ソフトボール、体育館ではバスケットボールとバレーボールで熱戦が繰り広げられました。実行委員長の熱海龍瑛さんを先頭に、実行委員の皆さんが力を合わせて準備していただきました。本当にありがとうございます。

 

いつも話していることですが、私は学校行事の企画と運営を、生徒の皆さんが主体となって行う、東高の伝統が、とて

も素晴らしいと思っています。これはぜひ今後も続けていってほしいと思います。

 

10月19日(土)はサッカー部の選手権大会の応援に行ってきました。場所は松島フットボールセンター、3回戦の相手は尚絅学院高で、4-0の快勝でした。翌日の4回戦は、仙台城南高に0-3で敗れ、ベスト8入りは果たせませんでしたが、1・2年生中心のチームでよく頑張ったと思います。新人大会に向けて、自信をもって練習に取り組んでほしいと思います。

3年生で唯一この選手権までプレーを続けた叶 修翔さん、本当にお疲れ様でした。これからも引き続き、進路希望実現に向けて頑張ってくださいね。

 

 10月19日(土)河北新報朝刊高校写真部に、3年生の沼田千歳さんの「想いを重ねて」と題した写真が掲載されました。その作品も紹介させていただきます。

 

 スポーツや芸術の秋ですが、寒暖差の激しい季節の変わり目です。生徒の皆さんと先生方、体調管理には十分気をつけて大いに活躍してくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

      

26 英語科講演会 熊谷 大 利府町長来校!

令和6年10月17日(木)

 

 10月17日(木)5、6校時は、国際文化講義室で英語科講演会を開催しました。この行事は、英語科独自の行事で、本校英語科卒業生の方にお越しいただき、英語科の生徒に対して勉強に対する動機を高める話をうかがう目的で、毎年この時期に実施しています。

 

今年は特別講師として、本校英語科4回生の熊谷大(ゆたか)利府町長にお越しいただきました。熊谷町長さんは、3年前も講師としてお越しいただいており、今年は「東高生に期待すること」と題して講演をいただきました。

多忙なスケジュールの中、時間を作ってお越しいただき本当に感謝です。市町村の長、いわゆる首長さんのお話を直接聞くことのできる、とても貴重な機会をいただきました。

 熊谷町長は、ご自身が高校時代は英語海外文化部で3年間英会話の勉強をしたこと、留学した1年間は本当につらかったが、ホストファミリーから25年ぶりに連絡をもらい「短期間でも海外に滞在することは海外に家族ができること」、主権者教育の分野では「自分たちの将来を考えて投票してほしい」、そして利府町の成長戦略、利府町の子どもたちがどう育ってほしいかを熱く語っていただきました。

 最後に生徒の皆さんに、「何かやろうとすると必ず反対する人がいる。その状況をどう乗り越えるか」これがこれからの人生で大事。「自分で無理だと思うと、何もできない(できることもできない)」と話されました。

 

生徒の皆さんにとって、とてもためになる話だなぁと思って私は聞いていました。皆さんは何を感じてくれたでしょうか。

 

 

25 2学年総合的な探究の時間「社会貢献プログラム」発表会

校長室だより「校長の呟き ~東の空から~」

 

25 2学年総合的な探究の時間「社会貢献プログラム」発表会

                                                                              令和6年10月16日(水)

 

 三連休明けの10月15日(火)5、6校時に体育館で、2学年の総合的な探究の時間「社会貢献プログラム」発表会を行いました。

 それぞれの分野から選ばれた、2年生14名の方々が、1人約3分間という短い時間でしたが、自分の考えたテーマで発表しました。課題発見、テーマ設定、情報収集や調査活動とその整理分析、そして自分なりにまとめてプレゼンテーション。皆さん、自分が4月から取り組んできたことに自信を持ってプレゼンされていました。その努力に敬意を表したいと思います。

 この世の中にたくさんある、すぐに解決しない課題や正解のない課題に対して、皆さんが自分なりに考えて調査研究し、自分が最適だと思う答えや納得する答えを見出す、この「総合的な探究の時間」はとても貴重なそして重要な授業だと私は思っています。

 そして、さらに素晴らしいと思ったのが2つあります。

1つ目は、2年生の発表会を3年生全員が聞いてくれたこと。3年生の皆さんも、昨年度の自分の取組を思い出すとともに、自分の進路希望と関連している「総合的な探究の時間」を思い出し、進路実現に向けての意識を再確認できたのではないでしょうか。

2つ目は、発表後の質疑応答で活発な意見交換ができたこと。質問するということは発表を真剣に聞いてくれたということ。そしてその疑問に真摯に答えた発表者の方も素晴らしいと思いました。

今日は宮城大学事業構想学群地域創生学類から佐々木秀之学類長(1993年3月本校卒 4回生)と事業構想学群3年の清和田実桜さん(2022年3月本校卒)にお越しいただき、後輩である生徒諸君にご助言をいただきました。佐々木先生からも質疑応答でのディスカッションは素晴らしいとお褒めの言葉をいただきました。

 

 放課後は、先生方の授業力向上のための研修でした。導入予定のICT学習アプリ「CASIO Class Pad net」の研修でした。今後このアプリを使った授業が展開される予定です。生徒の皆さん、期待していてください!

 

最後に、本日より学校公開週間(10/15~10/22 ※10/18は球技大会なので除く)です。多くの中学生と保護者の方々に来校いただきました。仙台市内の中学校は秋休みの期間ですので、多くの中学生と保護者の方々の来校をお待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        「社会貢献プログラム」発表の様子                              先生方の研修の様子

24 避難訓練(火災)実施、災害はいつ起きるかわからない

校長室だより「校長の呟き ~東の空から~」

 

24 避難訓練(火災)実施、災害はいつ起きるかわからない

                                                                                     令和6年10月10日(木)

 

 後期がスタートしてもう10日が過ぎました。連日の雨もようやく終わり、今日は久しぶりの晴れ間が見えた(少し雨も降りましたが)1日でした。やっと秋らしい、少し肌寒い感じがしてきました。

 

 10月10日は、ちょっと前までは「体育の日」。祝日法の改正で2000年から10月の第2月曜となり、2020年に「スポーツの日」となりました。「体育の日」は昭和39年(1964年)の東京オリンピックの開会式が行われた日です。統計上、10月10日は雨が降らない日というのが、開会式の日にした決定理由だそうです。今日の昼のニュースで放送していましたが、60年経ったのですね。私もまだ生まれていません。生徒の皆さんはピンとこないと思いますが、10月10日はこういう日です。

 

 今日の6校時は、避難訓練を実施しました。前日までの雨でグラウンドのコンディションが悪いため、グラウンドへの避難ではなく体育館への避難としました。

 若林消防署六郷分署から消防士の方々に来校いただき、訓練の様子を見ていただきました。119番への訓練連絡、避難指示を出すまでの手順、そして生徒の皆さんの避難の様子を観察していただき、講評をいただきました。概ね良好、さすが高校生の避難とのお言葉をいただきました。

 災害はいつ起きるかわからない、遭遇した時にパニックにならず冷静に判断できるように反復訓練するという、この訓練の意義。かけがえない、お金に換えることのできない「命」を大切にすること。常に災害に向き合っている現場の消防士の方の話は、とても説得力がありました。

生徒の皆さんは何を感じてくれたでしょうか。

 

  

 

23 後期始業式、令和6年度も折り返し!

校長室だより「校長の呟き ~東の空から~」

 

23 後期始業式、令和6年度も折り返し!

                                                                                     令和6年10月1日(火)

 

 いよいよ後期のスタートです。今日は賞状伝達式と始業式を体育館で行いました。

 賞状伝達式では、陸上競技部、水泳部、文芸書道部、そして七郷地区でボランティア活動に活躍した3年生のお二人に感謝状を授与しました。

 陸上競技部では、2年の阿部こはるさんが東北新人大会女子ハンマー投げで第8位の成績を収めました。自己ベスト記録を大きく更新しての入賞でした。おめでとうございました。冬場でしっかりとトレーニングを積んで、来年夏のインターハイを目指してほしいと思います。

 

 校長講話では、私の持論の「人生プラスマイナスゼロ」のお話をさせていただきました。人生において、「いいこと」と「悪いこと」はたびたび起きますが、多くの人は「いいこと」と「悪いこと」を足すとプラマイゼロになると思います。人の「運」は、ある程度平等だと思うのですね。だから、「最近ツイている、絶好調」の人はこれから悪いことが起こるかもと気をつけなければならないし、逆に「最近悪いことばっかりで、全然ツイていない」人は、「これからいいことがある!」と思って生活してほしいとお話しさせていただきました。

 

 9月28日(土)には、今年度の海外研修第1回オリエンテーションを行いました。参加予定の生徒17名(1・2年生)と保護者の方々に来校いただき、皆さんの自己紹介と担当業者インターサポートの方から説明をいただきました。

 今年度の海外研修は、ニュージーランド・ロトルアで、令和7年3月9日~18日の10日間で行われます。昨年度の研修後の保護者アンケートにおいても、「1人での渡航では心配だが、学校の研修であれば安心して送り出せる。」との言葉をいただきました。

この17人の仲間で、これからの事前研修、そして3月の研修を楽しんできてほしいと思います。何物にも代えがたい貴重な10日間となるはずです!!

 下の写真は、昨年度のオーストラリア(ケアンズ)研修の集合写真です。皆さんいい笑顔ですね!

 

さぁ、今年度もあと半年。いろいろあると思いますが、皆さん適度に頑張りましょう!

 

 

22 第59回宮城県国際理解に関する弁論大会、生徒会役員選挙

 令和6年9月5日(木)

 9月3日(火)聖和学園高等学校薬師堂キャンパスにおいて第59回宮城県国際理解に関する弁論大会が行われ、本校から1年生3名が弁士として参加しました。皆さんそれぞれ練習の成果を十分に発揮して、自分の主張を熱弁しました。佐々木凱さんは「コーヒーに学ぶ未来 ~実感することの大切さ~」と題して、小さなことではあるけれど、一人ひとりの身近な行動が世界を変えていくことを発表し、見事に特別賞(公益財団法人宮城県国際化協会理事長賞)を受賞しました。おめでとうございます!

 9月1日(日)河北新報朝刊には、映像部の安部理央さんの作品「主人公」が掲載されていました。下の写真をご覧ください。

 9月5日(木)6校時には、生徒会役員選挙と立会演説会が行われました。会長に2名、副会長に3名の皆さんが立候補しました。応援弁士の演説、そして自身の公約について演出を交えながら、皆さん堂々と語ってくれました。それぞれが、東高をよりよくしていきたい、過ごしやすい学校にしていきたいという想いにあふれていました。

選挙で選ばれた会長を中心とした、後期からの生徒会執行部の活躍に期待しています!

 

                映像部 安部理央さんの作品                                 第59回国際理解に関する弁論大会

  

                          佐々木凱さんの弁論                                表彰式の様子

  

                                                                  会長候補の二人の演説

21 第36回東風祭 一般公開 無事終了!

            令和6年8月31日(土)

第36回東風祭の一般公開が無事に終了しました。

 前半は雨模様の天候でしたが、生徒の皆さんの思いが通じたのか、午前11時前から雨も上がり晴れ間も出てきました。ご来校いただいた皆様、ありがとうございました。

 生徒の皆さんも、それぞれの場所で、思い思いの服装をして楽しんでいました。

 私も生徒の皆さんの笑顔、「Enjoy East」を体現している姿を見て、幸せな1日となりました。

 PTA役員の皆様には、恒例の牛タン焼きとジュースを販売していただきました。

同窓会の皆様には、全校生徒への東風祭うちわの提供、そして中庭で旬のフルーツ販売をしていただきました。それぞれ、利益全くなしの破格の値段で提供でした。本当にありがとうございました。お疲れ様でした。下の写真、皆さんいい笑顔ですね!

   

    

   

   中庭での販売の様子             文芸書道部 Happiness!