校長の呟き ~東の空から~
9 サッカー部県総体1回戦突破!
令和7年5月27日(火)
5月24日(土)泉総合運動場で、本校サッカー部は県総体1回戦にのぞみました。初戦の相手は名取高校さんでした。前半序盤に、庄司主将の鮮やかなミドルシュートで先制、後半には2年生石垣さんの相手キーパーの手をはじく強烈なシュートで得点をあげ、2-0で勝利しました。天気が悪く肌寒いコンディションでしたが、多くの保護者の方や生徒、卒業生の方が応援に来ていました。この調子で、31日(土)同会場で行われる2回戦も頑張ってほしいと思います。
5月22日(木)6校時には、本校防災計画に基づいた避難訓練(地震・津波)を行いました。あいにくの雨でグラウンドに避難する「1次避難」はできませんでしたが、各教室から校舎3階に生徒全員避難する「2次避難」を訓練しました。避難開始から点呼完了まで8分51秒でした。
校舎3階は高さ7.7mあり、大津波警報等が発令された時は校舎3階かその上の屋上に避難、あるいは本校の西側にある沖野東小学校か霞目駐屯地に避難することになります。東日本大震災では大津波が仙台東部道路まできましたが、1611年の「慶長大地震」では霞目駐屯地近くにある波分神社まで津波が襲来したと伝えられています。日頃の備えを忘れずにしなければならないことを再確認しました。
最後に、県総体前の5月26日から6月6日まで「ジャージ下校トライアル」期間を設けることになりました。これは、生徒会執行部からの提案で、部活動時間を増やすこと、洗濯の負担を減らすことが目的で、制服に着替えることなく学校指定ジャージか各運動部のジャージで下校したいという多数の生徒の要望を受けて試行的に行います。期間終了後に生徒会執行部がアンケート調査を実施して効果を検証するとともに、生徒風紀委員会と協力して服装の乱れをチェックすること、正しい制服の着用を呼びかけることも行います。
生徒の皆さんの、このような主体的な活動はとても素晴らしいと思います。どのような結果が出るか、私はとても楽しみです。
生徒の皆さんの活躍、とても楽しみです。頑張れ!東高生!
8 県総体壮行式 頑張れ東高生!
令和7年5月20日(火)
5月20日(火)6校時に体育館で県高校総体壮行式が行われました。県総体に出場する選手たちが、ユニフォームやチームジャージ姿で集まり、各部の代表者が決意表明を行いました。各部とも日頃の練習の成果を十二分に発揮するとともに、指導していただいた先生やコーチ、そして支えていただいた保護者の方への感謝を忘れずに戦ってきてほしいです。
また、男子ハンドボール部佐々主将と女子バレーボール部森田主将による、力強いそして立派な選手宣誓もありました。
校長挨拶でお話しさせていただいた、激励の言葉は以下のとおりです。
試合の時は、誰もが緊張します。自分も緊張するし、もちろん相手も緊張しています。ぜひ、その試合の場での、緊張感を楽しんできてください。
「平常心」とよく言いますが、お互いに緊張している中、いかに日頃やっていることが出せるか、特別なことをするのではなく、いつも学校でやっている練習のようにパフォーマンスを発揮してください。そうすれば、おのずと結果はついてくるでしょう。
勝負事は、何が起こるかわからりません。スラムダンクの安西先生の言葉「あきらめたら、そこで試合終了だよ。」を忘れずに、最後まで粘り強く頑張ってきてください。
さらに、この行事を企画・運営してくれた生徒会執行部の皆さんにも感謝です。素晴らしい壮行式でした。生徒の皆さんの活躍、とても楽しみです。頑張れ!東高生!
7 県下一斉自転車安全利用キャンペーンの実施!
令和7年5月16日(金)
5月15日(木)朝、県下一斉自転車安全利用キャンペーンが実施され、本校でも校地南側道路で交通安全とヘルメット着用の呼びかけを行いました。いつもお世話になっている、若林警察署交通課、若林区役所まちづくり推進部、仙台市自転車交通安全課、交通安全協会六郷支部の皆様に御来校いただき、本校の交通安全委員と一緒に活動していただきました。お忙しい中、誠にありがとうございました。
本校生徒の8割以上が通学に自転車を利用しており、登下校時の交通安全や交通ルールの遵守とマナーの向上は、本校の大きな課題です。対策のひとつとして、年7回の「通学マナーアップ」期間(約1週間)を設定し、学校周辺の6か所で朝に先生が立ちマナーアップを呼びかけています。ヘルメット着用の意識もマナーアップもなかなか向上しませんが、引き続き生徒の皆さんに働きかけていきたいと思います。
また、最近気になっていることとして、保護者の方の自家用車による生徒の送迎についてルールが守られていない現状があります。生徒の下校時の送迎は、自家用車の校地乗り入れが認められていますが、東側の正門からの乗り入れは認めていません。保護者の皆様宛てに、4月8日付けで配布いたしました『車による生徒の送迎について(お願い)』を御参照いただき、下校時の送迎は南門から入校し、東側の正門より出校する一方通行をお願いいたします。
下校する生徒の自転車や退勤する職員の自家用車との事故が心配される状況ですので、御理解と御協力をお願いいたします。
6 新緑の季節です!
令和7年5月15日(木)
久しぶりの投稿となりました。早いものでGWも終わり、5月も中旬となりました。校長室から見える校地南側の田んぼも、田植え作業が進んでいるようです。新緑がまぶしい、過ごしやすい季節を迎えました。本校の教育活動も順調に進んでおります。
連休明けは、5月9日(金)に各教科研究会があり、先生方が各教科の総会・研修会に参加しました。私も、午前中は県高校国際教育研究会、午後は県高校保健体育研究会に参加しました。国際教育研究会の研修会では、「世界とつながり、世界を考える ~ピースボートの事例から~」と題して、NGOピースボート共同代表の畠山澄子様から講演をいただきました。イタリア留学の話からピースボートで世界各国での経験等、ご自身の経験からの話は聞きごたえのある内容でした。心に残るお話ばかりでしたが、その中でも「国際交流の秘訣は、みんな違ってみんないいではなく、その人との共通点を見つけること」、「つながり続けるから見えること、できることがある」等が私は印象に残りました。特に、カンボジアでの地雷撤去の話では、「戦闘は終わったが、30年以上たっても地雷被害を受ける人がいる。その状況は平和といえるのか?カンボジアでは戦争は終わっていない」というお話は、私にとって強烈なインパクトでした。畠山澄子様、お忙しい中御来校いただき、貴重なお話をありがとうございました。
午後からの保健体育研究会でも、日本フェンシング協会会長の千田健一様から「なぜ日本フェンシングは躍進できたのか」と題してご講演をいただきました。フェンシング協会の強化策はもちろん参考になりましたが、部活動やスポーツを通して子どもたちに「理不尽に負けるな」と伝えたいという言葉が、私は印象的でした。確かに社会に出れば理不尽なことは多いのが現状です。スポーツの世界では、自分が努力を重ねても自分の目標が達成できないことは多く(それを理不尽とは言いませんが)、私もスポーツから学ぶことはとても多くあると思います。
5月11日(日)から3日間、本校のバスケットボール部は県総体仙塩地区予選会に臨みました。結果は、女子部は残念ながら予選敗退となりました。男子部は最終代表決定戦で見事に勝利し、県大会出場を果たしました。男子部の県大会での活躍を祈っています。
5 女子バレーボール部、県高校選手権出場!
令和7年4月23日(水)
4月22日(火)に、本校女子バレーボール部は、セキスイハイムスーパーアリーナで行われた第33回宮城県高等学校バレーボール選手権大会に出場しました。この大会は、1月に行われた県新人大会の上位16チームによって行われる大会です。
本校の女子バレーボール部は、令和5年度の県総体後は部員不足で大会に参加できませんでした。令和6年度に新入生が入部してくれたおかげで大会に参加できるようになり、前顧問と外部指導者の方の指導、そして何よりも部員たちの努力により県新人大会でベスト16の成績を残しました。今大会のステージで試合ができたことは、部員の皆さんの貴重な経験になったと思います。シード校との試合は実力の差を感じる結果となりました。しかし、この経験を活かした6月の県総体の活躍を私は期待しています。
先日の4月20日(日)には、本校陸上競技部がキューアンドエースタジアムみやぎで行われた、宮城県陸上競技選手権大会に参加しました。3年生の阿部こはるさんは、女子ハンマー投げで自己新記録での第3位。2年生の針生颯さんも男子ハンマー投げで自己新記録での第4位という素晴らしい記録を残しました。
新年度が始まり、各部とも大会参加や練習に頑張っています。疲労をためないよう十分な休養を取りながら、県総体に向けで頑張ってください!
同日の午後は、1年生のキャリアアップセミナーが体育館で開催されました。自分の将来就きたい職業を探求する、いい機会になったのではないでしょうか。
下の写真は、女子バレーボール部の試合の様子と1学年キャリアセミナーの様子です。
4 授業参観、PTA総会、学年PTA、ご来校ありがとうございました!
令和7年4月21日(月)
4月19日(土)に、1校時に授業参観、10時から体育館でPTA・教育振興会・部活動等後援会(本校では三団体と呼んでいます)の総会、11時20分からそれぞれの場所で学年PTA、そして学級懇談、部活動見学が行われました。
三団体総会には183名の保護者の皆様、学年PTAには227名の保護者の方々にご参加いただきました。お忙しい中、たくさんの保護者の方々にご来校いただき、誠にありがとうございました。学年PTAの参加率は31.9%(昨年度32.7%)となりました。
総会での校長挨拶では、今年度の学校経営方針の簡単な説明と若干のお願いをさせていただきました。お願いは「教職員の健康と安全を守ることも校長の仕事であり、教職員の勤務時間(8:25~16:55)をご理解いただきたい」とお話しさせていただきました。また「欠席や遅刻連絡をe-メッセージで連絡いただきたい」こともお話しいたしました。
保護者の皆様、これからも機会あるごとにご来校いただき、生徒の皆さんの頑張っている姿をご覧くださるようお願いいたします。
4月20日(日)は、野球部の春季地区大会の試合を観戦しました。序盤の好機に一本が出ず終盤まで0-5とリードされる苦しい展開でしたが、8回に森田さんのランニングホームラン、9回には3点を取りましたが、あと一歩及ばす4-5で残念ながら敗戦。しかし、終盤の粘りはとても素晴らしかったです。次の試合も頑張ってほしいと思います。
新学期が始まり、各部活動も6月の県総体に向けて頑張っています。生徒の皆さんの活躍がとても楽しみです。
校地内の桜も散り、これから新緑の季節を迎えます。今週末には、本校の三大行事である「運動会」も開催されます。運動会実行委員長の白川さんを中心として、現在準備に余念のないところです。私は3年連続で県校長会議と重なってしまい、生徒の皆さんの活躍を見ることができませんが、ケガなく楽しんでほしいと思っています。年度のはじめでもあるので、この行事を機にクラスの団結が高まってくれればと思っています。天気の心配もないようです。無事に開催されることを祈っています。
下の写真は、総会開始前の会場の様子と授業参観時の廊下の様子、そして、野球部の試合の様子です。
3 SSW(スクール・ソーシャル・ワーカー)研修会
令和7年4月18日(金)
4月17日(木)の放課後に、本校SSW(スクール・ソーシャル・ワーカー)の川上芳夫さんに、「高校SSWの支援のあり方について」と題して、本校教員対象にお話ししていただきました。
今年度より本校に配置が決まり、川上先生には年間24回、月2回、1日2.5時間の勤務でお越しいただきます。私としては、念願のSSWの本校配置です。私は過去に、SSWの方々に数多くの援助をいただきました。困っている生徒について相談し、とても親身になって援助していただきました。
川上芳夫さんは公立高校教員や行政のご経験もあり、SSWとしても10年のキャリアがある方です。SSWは、生徒を取り巻く「環境」に働きかける専門職です。我々が知っているようで知らない、社会の中にある公的支援制度を活用して、生徒の環境を快適にするお手伝いをしてくれます。例えば「進学したいけど経済的に心配…」という不安がある方は、ぜひ川上先生に相談してみてください。
前回も書きましたが、19日(土)にはPTA総会が開催されます。総会は10時から本校体育館を会場に行われますが、8時50分から9時40分まで授業参観を予定しています。保護者の皆様、学校見学と授業参観にぜひご来校ください。総会後に、学年PTAと学級懇談、部活動見学も予定されています。保護者の方も12時から12時40分まで食堂を利用できます。本校名物の「雷丼」をご賞味ください。
下の写真は、SSW研修会の様子と本校校地内の桜です。
2 新学期のスタートから1週間、対面式、部紹介
令和7年4月14日(月)
4月8日(火)に新年度がスタートし、1週間が経過しました。生徒の皆さん、順調に新学期のスタートができましたか? 新しい環境に戸惑ったり、あらたな人間関係の構築に苦労したりしている人もいるかもしれません。「めんどくさい」「苦手だな」「うまくいくかどうか不安」…、様々な思いを抱いた1週間だったと思います。しかし、あらたな環境に不安を抱いている人は、先生方も、生徒の皆さんも、意外と多いのです。 不安だと思っている人は、周りにたくさんいると思います。自分だけじゃありませんよ。ちょっとだけ勇気を出して、行動してみましょう。案外あっさりと、うまくいくと思います。
新入生の皆さんは、9日(水)オリエンテーションで、各教科の先生から授業の進め方について説明を受けました。10日(木)は身体測定、対面式、部紹介、11日(金)は制服着こなしセミナー、慌ただしい日々だったと思います。
本日14日(月)からは、5分短縮授業として全学年放課後に、クラス担任の先生との二者面談が始まります。もし、学校生活に不安や悩みがありましたら、遠慮なくクラス担任の先生に話してみてください。
19日(土)にはPTA総会が開催されます。総会は10時から本校体育館を会場に行われますが、8時50分から9時40分まで授業参観を予定しています。保護者の皆様、もし時間がありましたら、学校見学と授業参観にいらしていただければと思います。総会後に、学年PTAと学級懇談、部活動見学も予定されています。12時から12時40分まで、本校食堂も利用できますのでご利用ください。
下の写真は、新入生オリエンテーションと制服着こなしセミナー、部紹介の様子です。マジック部はマジックを披露してくれました(一番左の写真)。腕がなくならなくてよかったですね。
1 令和7年度がスタートしました!
令和7年4月8日(火)
4月8日(火)に新任式、始業式、そして午後から入学式が行われました。東高の敷地内にある桜も咲き始めですが、新学期のスタートと新入生の皆さんをお祝いするかようでした。
新任式では、欠席の方もいらっしゃいましたが、21名の新しい先生と事務職員の方々、SSWの先生をご紹介させていただきました。新転任の皆さん、ぜひ東高に「新しい風」を吹き込んでください!
始業式と入学式では、2、3年生の皆さんと新入生の皆さんに、毎年同じようなことを話しています。校長としてのお願いをブレないようにしているつもりです。
以下に、入学式での校長式辞の抜粋と式場の写真を掲載します。
新入生の皆さんに、これからの高校生活で心がけてほしいことを三つお話しいたします。
一つ目は、「失敗を恐れずに挑戦」してほしいと思います。
失敗したくないから新しいことに挑戦できないのでは、自分自身の進歩や新しい発見はありません。私は東高を、生徒の皆さんも先生方も、「失敗してもやり直しができる学校」にしたいと思っています。たとえ失敗しても、たいていのことは誰かが助けてくれます。フォローしてくれます。そのような「心理的安全性」が確保されている学校を目指しています。挑戦したことが、すべて成功することはあり得ません。むしろ、失敗することやうまくいかないことのほうが多いと思います。失敗から学ぶことはとても大きく、自分の糧となります。皆さん、自分の目標ややりたいことに向かって、自分なりに努力する、やってみる気持ちを大切にしてください。
二つ目は、「国際情勢への関心」を持ってほしいと思います。
現代はVUCA(ブーカ)の時代といわれています。VUCA(ブーカ)とは、あらゆる物事が激しく変化し、複雑かつ曖昧な様子が続いて、将来の予測が難しい状態のことです。皆さんが社会人となって活躍している10年後あるいは20年後は、どのような社会になっているか想像もつかない、この変化の激しい社会を生きていくためにも、本校での学習活動を役立てていただければと思います。
三つ目は、「他者へのリスペクト」ができる人になってほしいと思います。
本校は、心の優しい生徒の育成に努めております。この多様性が求められる社会において、他人を理解する、受け入れることが大切と考えます。他者を「リスペクト」せずにないがしろにしたり、傷つけたり、ましてやいじめたりする行為は絶対にあってはなりません。皆さんも今以上に優しい人になれるよう努力してください。
今日から始まる高校生活、不安がいっぱいとは思いますが、仙台東高校の生徒であるという誇りと自信を持って、明るく生き生きとした学校生活を送ってください。この仙台東高校で、のびのびと、大らかに、とことん青春を謳歌していただきたいと思います。
本日、入学した皆さんの高校生活が、かけがえのない輝かしいものとなりますことを心から祈念申し上げ、式辞といたします。
令和7年4月8日 宮城県仙台東高等学校 校長 藤垣庸二
43 令和6年度修業式
令和7年3月24日(月)
3月24日(月)は令和6年度修業式でした。1学年英語科38名、普通科199名、2学年英語科40名、普通科196名の皆さんが進級することになりました。おめでとうございます。生徒の皆さんの、この1年間の頑張りをたたえるとともに、令和7年度の活躍に期待したいと思います。
修業式の校長講話では、以下のこと(抜粋)をお話しさせていただきました。
令和6年度もあと1週間ほどで終わり、令和7年度がスタートします。今年度は皆さんにとってどんな1年でしたか。
今年度は、「失敗を恐れずに挑戦」と「他者へのリスペクト」を学校のモットーとしました。事あるごとに、皆さんに話をしてきました。先日の卒業式の式辞でも、卒業生の皆さんにお話ししました。皆さん、1年を振り返って、自分なりの新しいことにトライしてみましたか。どうでしょうか。
私は、東高を「失敗してもやり直しができる学校」にしたいと思っています。そもそも、高校生って、学校って失敗をやり直すことができる場所だと思うのです。言い方は悪いですが、どんどん失敗してほしいと思っています。「失敗したり、先生の指示を守らなかったりすると先生に指導される。周りのみんなの目が気になる。」と思うかもしれませんが、私は先生方に「生徒を信頼してください。」と常々お願いしています。新しいことをやろうとした時に、何も考えずに思いつきでやるのはどうかと思いますが、自分なりに考え、先を見通して準備をして、先生方の助言を聞いて計画を立て、やってみる。できたかできないかの結果は大事かもしれませんが、その準備を考えることや計画を立てることが次へのステップとなると思うのです。そのためにも、「振り返り」が大事になります。やってみて自分でも振り返る、反省する。他者の意見を聞いてみる。自分の様子を映像でとって見てみることもいいかもしれません。客観的に自分の姿を見れるので。ぜひ周りの友だちも、挑戦している仲間を応援する、もしうまくいかなかった時は、励ましてあげる、支えてあげる等、暖かく接してほしいと思います。人間って「心理的安全性」が確保されないと、なかなか新しいことに挑戦することは難しいのです。
学習や成績も同じです。赤点をとったり、思うような成績がとれなかったりした時に、何も考えないのはダメ、考えすぎて自信を無くすのもダメ、次にどうしたら自分なりのいい成績をとれるかを考えて、次に活かすことが大事だと思います。
何もしなければ、自分自身は変わりません。やり方を考えて試行錯誤してみる、常に前向きに考えることで、人間は成長していくと思います。
去年の授業に関する生徒アンケートの回答に、「(授業中に)内職しなければ、塾に行かなければ、大学に合格できません。」というものがありました。確かに、40人の生徒がいるクラスの一人ひとりのレベルにあった授業というのは、難しいかもしれません。しかし、授業の内容を聞いて理解し、知識が定着していれば、大学入試でも通用するはずです。よりレベルの高い内容を希望する場合は、担当の先生に個別にお願いしてみてください。必ず対応してくれるはずです。頼まれた先生は、先生としての腕の見せ所です。きっと親身になって対応してくれるはずです。皆さん、毎日の授業を大切にしましょう。毎日、55分を6コマ、合計330分、5時間半も授業で学習しているのですよ。1日のおよそ4分の1の貴重な時間を、無駄にしないでくださいね。
次に、2年生の皆さんは、4月からいよいよ最上級生として東高を引っ張っていくこととなります。運動部の皆さんは、5月からは高校総体の予選も始まります。6月の県総体、7月の甲子園予選を見据えて練習を頑張っていくと思います。4月はいろいろ行事があって忙しいですし、新学期に慣れたと思ったら、GWとなり、高校総体の時期となります。自分やチームが納得できる、試合やパフォーマンスができるように、毎回の練習を大事にして、目標に向かって挑戦してください。
部活だけではダメです。皆さんの進路希望実現のための取組みも忘れてはなりません。これも1日1日の積み重ねが大事となってきます。先日卒業していった先輩方も、1人ひとりが努力し、自分の進路を決定し、巣立っていきました。その先輩たちを超えることができるよう、これも自分なりに挑戦し続けてください。
1年生の皆さんは、中堅学年となります。修学旅行もあります。楽しみですね。4月になって新入生を見ると、「1年前の自分」を思い出すと思います。あらたな環境に入ってきて、緊張している新入生に暖かく接してあげてください。声をかけてあげてください。皆さんが優しく、自分の1年前の経験を話してあげること、後輩の不安や悩みを聞いてあげるだけで、新入生は安心するでしょうし、新入生にとってはありがたいことだと思います。これは、2年生の皆さんにも言えることです。よろしくお願いします。
明日から学年末・学年始めの休業となり、皆さんとは28日の離任式、4月8日の始業式で、またお会いすることとなります。くれぐれも事故のない、皆さんにとって、充実した春休みとなるように、過ごしてください。
結びに、来年度も生徒の皆さんと先生方にとって、いい年になりますようお祈りいたします。
42 海外研修(ニュージーランド・ロトルア)帰国、JICA国際協力エッセイコンテスト表彰
令和7年3月19日(水)
3月9日(日)に海外研修に出発した参加生徒17名、引率教員2名、添乗員1名が、3月18日(火)ニュージーランド・ロトルアから無事帰国しました。17日(月)15時にオークランド空港を出発し、香港国際空港でトランジット、翌日の11時39分着の新幹線で仙台駅に到着。長旅の疲れもあると思いましたが、皆さん元気な笑顔でした。
参加生徒の皆さんは交代で、毎日学校に報告書を送ってくれました。その一部を紹介します。
○「日本来ると安心するけど、まだニュージーランドいたいなーって気持ちも大きいです。ちゃんと振り返りをしっかりやって英語もっと勉強したいです!!」
○「朝ホストファミリーと別れたときとても悲しかったしもっと話せば良かったという後悔もありました。次いつ会えるのか分からないけれど、会えるときのために英語の勉強をもっと頑張ろうと思います。ニュージーランドの人は、みんなすごく優しくてフレンドリーで、学ぶことが多くありました。」
貴重な10日間で得たことや感じたことを、これからの学校生活に活かしてもらいたいと思います。また、東高全体にも還元してもらいたいと思います。大変お疲れ様でした。
また、3月17日(月)にJICA東北の島田潤悦さんが来校し、「JICA 国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト2024」で個人賞を受賞した、曽根悠里亜さん「チョコレートは世界を救う」、髙階叶采さん「未来を繋げるために」に、賞状と記念品を渡していただきました。
海外研修のスナップと表彰の様子を掲載します。
41 海外研修(ニュージーランド・ロトルア)出発、みやぎ鎮魂の日集会
令和7年3月10日(月)
3月9日(日)に海外研修に参加の生徒17名が、ニュージーランド・ロトルアに向けて出発しました。8時44分仙台駅発の新幹線で東京、成田エクスプレスで成田空港、その後キャセイパシフィック航空に乗り香港国際空港でトランジットし、オークランド空港に向かう行程です。
引率の先生から、全員無事にオークランド空港に到着したとの報告を受けました。バスでロトルアまで移動し、本日の夕方にホストファミリーと対面する予定です。
17日(月)のロトルア出発までの7日間、英語レッスンや小学校での日本文化の披露、市内観光やホストファミリーとの休日等、様々なアクティビティがあります。健康に十分注意して、有意義な、そして楽しい研修となることを祈っています。下に香港国際空港での集合写真を掲載します。
明日の3月11日は「みやぎ鎮魂の日」です。生徒の皆さんは自宅学習日ですので、本日、放送により、みやぎ鎮魂の日集会を行いました。東日本大震災で犠牲になった方々に黙とうを捧げた後、私からお話しさせていただきました。内容は、要約すると以下のとおりです。
皆さんそれぞれ、震災の記憶があるとは思いますが、この東日本大震災は我々の住んでいる宮城県、そして日本にとっても、決して忘れてはならない出来事です。
あの日の午後2時46分、マグニチュード9.0という巨大地震が東北地方を襲いました。経験したことのない激しい揺れの後、想像を絶する大津波が沿岸地域を飲み込み、多くの尊い命が失われました。宮城県の死者数は、令和4年9月現在10,569名、行方不明者は1,215名で全国の死者数の約半分を占めています(宮城県ホームページより)。宮城県沿岸部は街や家、学校、大切な思い出の場所が津波によって流され、変わり果てた姿となりました。
震災後、私たちは悲しみと絶望の中で、大切な人を失った悲しみ、住む家を失った辛さ、先が見えない不安など、様々な困難に直面しました。しかし、我々は決してあきらめず、海外や全国からの温かい支援、そして我々自身の強い意志で、少しずつ復興へと歩み始めました。
14年という月日が流れ、街は復興し、あらたな建物が立ち並び、震災の爪痕は薄れつつあります。しかし、震災で得た教訓、そして失われた命の重さは、決して風化させてはなりません。震災で得た教訓はたくさんありますが、3つあげるとすれば、
1 命の大切さ 震災は、当たり前の日常が、いかにかけがえのないものかを教えてくれました。
2 助け合いの精神 困難な状況の中、人々は助け合い、支え合いました。
3 自然災害への備え いつ起きるかわからない自然災害に備えることの大切さを学びました。
皆さんは、震災を知らない世代かもしれません。しかし、震災の記憶を伝承していくことは、私たちの使命です。
結びに、震災で犠牲になられた方々へのご冥福を心からお祈り申し上げます。
40 36回生に幸あれ! 高校入試一次募集終了
令和7年3月6日(木)
卒業式も無事終わり、高校入試の準備をしている時、私宛てに1通の手紙が届きました。私の高校時代の同級生からの手紙でした。その同級生は、3月1日に卒業した生徒の保護者でした。
手紙の内容は、「素晴らしい卒業式をありがとうございました。」、「息子は、E先生、良かったと感謝の言葉を口にしておりました。息子としては、最高レベルの表現だったと思います。」でした。また、駐車場関係の職員に対しても感謝の内容がありました。
私としては、本当に嬉しい手紙でした。ありがとうございました。そして、自分の高校の同級生の息子さんが、自分の勤務校の生徒だったことを知らなかったことを、とても申し訳なく思いました。
改めて、36回生の卒業生の皆さんと保護者の皆さんに感謝するとともに、これからの人生に幸多かれと思います。また、3学年の先生方にも感謝です。お疲れ様でした。ありがとうございました。
卒業式の写真と36回生の集合写真(すごい素敵な写真ですね!)も掲載いたします。
3月4日(火)の一次募集学力検査も、トラブルなく無事に終了しました。受験していただいた多くの中学生の皆さん、とても緊張したと思います。大変お疲れ様でした。
39 第36回卒業証書授与式
令和7年3月1日(土)
3月1日(土)、卒業式が行われました。土曜日ということもあって、たくさんの保護者の方々と御来賓の皆様の御参加のもと、英語科38名、普通科192名の卒業生(36回生)が巣立っていきました。卒業生の皆さんが、これから自分らしい、素晴らしい人生を歩んでいくことをお祈りいたします。
卒業式の校長式辞でお話しした内容を抜粋して、以下に記載いたします。
2月28日に行われた「3年生を送る会」での映像部作製のビデオと記念品贈呈の写真も掲載します。
皆さんが新しい生活に旅立つにあたり、私からお伝えしたいことが2つあります。
一つ目は、卒業後も「失敗を恐れずに挑戦」してほしいことです。今年度の学校のモットーでもありました。どんな些細なこと、小さなことでも構いません。少しずつ自分の行動や志向を変えていくことで、自分にとって大きな変化や成長が感じられることがあります。新しいことをやってみること、経験することで、あらたに見えてくる景色があると思います。うまくいかなかった時は、その原因を探って次に活かせばいいだけの話です。やってみないことには何も変わりません。
元メジャーリーガーのイチローさんは、今年の1月にアメリカ野球殿堂入りを果たしました。日本人初の快挙です。満票での選出に、たった一票足りませんでしたが、その時のイチローさんのコメントが、「1票足りなかったのはすごく良かった。」「不完全な中で自分なりの完璧を求めて進んでいくのが人生だと思う。」「不完全であるというのは、生きていく上でいいなぁと改めて考えさせられた。」でした。私は、イチローさんらしい、ポジティブな素晴らしいコメントだと感じました。完璧はあり得ないかもしれないが、完璧を求めて進んでいく、学んでいくのが人生です。私を含めた先生方も、より良い授業、より良い学校となることを目指して学び続けています。皆さんも、これから新しい環境で、自分なりに挑戦し、学び続けてください。
二つ目は、「他者へのリスペクトを忘れずに生きていってほしい」ということです。現代社会は、個が尊重される時代であり、一人ひとりの個性や考え方、生き方が尊重されると同時に、仲間とともに活動する、協働が求められている時代でもあります。個人が尊重されつつも、他者とのかかわりが求められているのです。他者をリスペクトすることで、お互いに尊重し、支え合い、ともに成長していくこともできると思います。リスペクトは、これからの時代に求められる、多様性を尊重する社会をつくるために必要なのです。
同じことをやったり、同じものを見たりしても、他者の考えや感じ方は自分と同じとは限りません。自分の考えを押し付けたり、相手の考えを否定したりするだけでは協働はできません。相手の意見や考え方に耳を傾け、尊重することは自分自身の幅を広げることとなり、自分自身の成長につながるのです。
我が国は少子高齢化が進み、2070年の国内の外国人の方の割合は、12.4%といわれています。今は50人に1人の割合ですが、将来は10人に1人が外国人の方となるのです。その時代では、異なる文化や価値観を持つ人々と共存していくことが必ず求められます。リスペクトは、異なる価値観を持つ人々と理解し合い、協力していくために必要不可欠なスキルであると思うのです。
結びになりますが、本日、この学び舎を巣立っていく一人ひとりが、保護者の方にはもちろん、これまで支えていただいた多くの方々への感謝を忘れずに、これから社会に出て大いに活躍し、自分らしい、豊かな人生を送ることを心から祈念いたします。
あわせて、皆さんの母校、仙台東高校が、今後も更なる発展を遂げていくために努力していくことをここに誓い、式辞といたします。
令和7年3月1日 宮城県仙台東高等学校 校長 藤垣庸二
38 ローリーピーターズ氏(大阪万博2025カナダパビリオン政府代表)来校
令和7年2月27日(木)
2月27日(木)、大阪万博カナダパビリオン カナダ政府代表のローリーピーターズさんが来校し、本校1、2年生に講演をしていただきました。
ローリーピーターズさんは、日本のJETプログラム(語学指導等を行う外国青年招致事業)におけるカナダからの第一期生として、本校開校2年目の1988年(昭和63年)8月から2年間、本校のALTとして英語とフランス語を教えていた方です。その後、在日カナダ大使館広報部長、ジャマイカ大使を歴任され、現在は今年開催される大阪・関西万博カナダパビリオンのカナダ政府代表となって来日いたしました。
英語と日本語を交えて30分ほど、日本での思い出とカナダやカナダパビリオンの話をしていただきました。その後、生徒の質問に答えていただきました。生徒からの「なぜJETに参加しようと思ったのか?」の質問に対し、「インターナショナルな経験をしたかった。」「自分の扉をオープンにして、いろいろな経験をしてほしい。」と答えていただきました。「東高での思い出は?」「日本で一番好きな場所は?」の質問には、「Winter Camp(今の英語科合宿)」「仙台での思い出の場所は広瀬川。」という回答でした。
質問時間は30分ほどにおよび、生徒の皆さんの国際社会への興味関心を高めてくれた、とても素晴らしい講演会でした。お忙しいスケジュールの中ご来校いただき、本当にありがとうございました。
37 英語科1年生、英語科合宿終了 ! 先生方のワークショップ
令和7年2月6日(木)
最強寒波の影響で、朝は学校周辺も雪が積もりました。日が当たる場所では午前中には雪が解けますが、日陰や朝晩は路面凍結の恐れがあります。生徒諸君も先生方も通学や通勤には十分注意していただきたいと思います。早めに家を出て、余裕を持って登校や出勤をしてくださいね。
先月の28日~29日に、福島県岩瀬郡天栄村にある「ブリティシュヒルズ」で行われた英語科合宿が無事終了しました。英語科1年の生徒諸君は、「とても楽しかった」と話していました。英語のレッスンの他に、テーブルマナーを学んだり、スコーンを作ったり、様々なアクティビティを楽しんでくれたようです。ブリティシュヒルズ前での集合写真と、テーブルマナーを学んだディナーでの写真を掲載します。
2月5日(水)は、3年生の授業最終日でした。あと数日の登校日がありますが、3月1日(土)の卒業式を全員で迎えることができるよう、残りの登校日を大事にしてほしいと思います。
2月6日(木)は、先生方の研修(ワークショップ)でした。放課後の時間を使い、3~4人のグループに分かれて、「5年後、10年後の東高を考える」「どんな学校を目指すか」について意見交換をしました。50分間の時間設定でしたが、皆さん活発に意見交換していました。その様子も掲載します。
36 英語科1年生、明日英語科合宿に出発 !
令和7年1月27日(月)
早いもので1月も下旬となりました。大学入学共通テストも無事終わり、テストの分析結果もそれぞれ受験した皆さんに手渡されました。3年生の皆さんは進路決定の最後の詰めの時期です。自分の進路希望達成に向けて、努力を続けてほしいと思います。
県公立高校出願希望調査の結果も公表され、普通科は237名(1.19倍)、英語科は33名(0.83倍)となりました。昨年同様、多くの中学生の皆さんに希望していただき、ありがとうございます。より多くの中学生の皆さんに選んでもらえる学校となるように、今後も努力を重ねていきたいと思います。
先週の水曜日、1年生体育の授業で創作ダンスの発表会がありました。全クラスを見ることはできませんでしたが、皆さん楽しく音楽に合わせて、キレキレのダンスを発表していました。
明日の28日(火)から1泊2日の行程で、英語科1年生が「英語科合宿(English training camp)」に行ってきます。場所は、福島県岩瀬郡天栄村にある、パスポートのいらない英国といわれる「ブリティシュヒルズ」です。この行事は英語科1年生を対象に毎年行っており、館内日本語禁止の2日間の語学研修です。様々なアクティビティの他、初日の夕食ではテーブルマナーの研修もあり、生徒の皆さんにとって貴重な体験となると思います。
下の写真は、創作ダンス発表会の様子と英語科合宿のしおりの表紙です。この素敵な表紙は、1年英語科の阿部釉実さんが書いてくれました。表紙の中に、Mickey Mouseが10体隠されています。ありがとうございました。素敵な2日間になることを祈っています。
35 冬期開講式 2025年のスタート !
令和7年1月8日(水)
冬休みも終わり、本日より学校がスタートしました。
朝の職員打合せで、私から先生方に新年の御挨拶と、今年も引き続き「先生方にとっても、生徒の皆さんにとっても、過ごしやすい職場・学校にしていきましょう」とお話しさせていただきました。
9時15分からは、体育館で開講式を行いました。校長講話では、「自分なりの小さな挑戦」と「他者とのかかわりがなぜ大切なのか」についてお話しさせていただきました。
・小さなことからでも、少しずつ自分の行動や志向を変えていくことで、大きな変化につながります。皆さんは、無限の可能性を秘めた存在です。ぜひ、色々なことに挑戦し、自分だけの素晴らしい未来を築いてください。
・学校でも、会社や職場でも、社会の中で生きていくためには、他者へのリスペクトを忘れず、人とかかわりながら学んでいくことが求められると思うのです。自分と馬が合う仲間の存在も必要ですが、それ以外の人たちもリスペクトし、分け隔てなく付き合い、協力して物事に取り組んでみてください。その人のいい所や良さが見えてくると思います。高校は社会に出る前に、そういった経験値を高めることができる場所だと思います。
生徒の皆さん、暖房は入っているものの、寒い中聴いてくれてありがとうございました。
令和7年、2025年も生徒の皆さんと先生方、そして保護者の皆様、地域の皆様にとっていい年になりますよう、お祈り申し上げます。
私も今年5回目の年男となります。先日の人間ドックで太りすぎの勧告を受けました。好きな甘いものを食べる量を減らすよう、小さな挑戦をしていきたいと思います。
下の写真は、学校や教育活動には全く関係ないものですが、私が初詣に行った神社の写真と、正月に買った某ケーキ屋さんの甘いものです。美味しかったです。
34 冬期閉講式 Merry Christmas and a Happy New Year !
令和6年12月23日(月)
12月23日(月)は賞状伝達式と閉講式を行いました。
私からは生徒の皆さんに、3つお話しさせていただきました。1つは、修学旅行であった2年英語科のいい話。これは前回の校長室だよりで書いたエピソードです。
2つ目は、学校評価アンケートについて。「生徒にとって、学ぶ意欲を引き出し、学力が身に付けられるような授業が行われている」という質問に、「よく当てはまる」、「だいたい当てはまる」と回答した生徒は67.6%という結果で、東高の生徒の3人に1人は「あまり当てはまらない」、「当てはまらない」という否定的な回答だったこと。生徒の皆さんが満足しない授業が展開されているということは、校長として、生徒の皆さんに大変申し訳なく思っていること。これから生徒の皆さんがどのような授業を求めているのかを改めて調査するとともに、先生方の授業改善に係る研修をさらに行い、次年度も東高の最重要課題として取り組んでいくことをお話ししました。
3つ目は今年の残念だった話です。言うまでもなく、人のものを盗むことは犯罪であること、社会人となれば社会的な処分を受けること。誰にでも「魔が差す」時はあり、その時に、「やっぱりダメだよね」、「これヤバいよね」と、踏みとどまれるか、正しい判断ができるか、が大事になること。そして、全員が貴重品の管理を徹底してほしいことを話しました。
生徒の皆さん、聴いてくれてありがとうございました。
令和6年、2024年も残り1週間ほどとなりました。生徒の皆さんや先生方が、穏やかな年末年始を迎えられるよう願っています。
生徒の皆さん、先生方、年明け1月8日(水)の開講式で、元気に再会しましょう。
下の写真は、1つ目のいい話でユナイテッド航空のCAからいただいたメッセージカードとピンバッチ、狭い機内の様子です。
33 修学旅行、無事終了!
令和6年12月16日(月)
12月10日(火)から13日(金)まで、英語科はグアム、普通科は関西方面に修学旅行に行ってきました。出発前日の結団式で私は、「最大の目標は、英語科40名、普通科188名、そして引率の先生方が無事に仙台に帰ってくること」と話しました。その目標は見事に達成できました。
私は、英語科の皆さんと一緒にグアムに行ってまいりました(一応、団長として)。久しぶりに生徒の皆さんと身近に接して、旅行を精一杯楽しんでいる姿、文化交流で現地の人と交流している姿、元気あふれる姿に心が洗われる?感動の4日間でした。引率の先生方と同行の添乗員さん、そして何よりも2年英語科40名の生徒の皆さんに感謝です。
楽しいエピソードはたくさんありますが、1つ紹介させていただきます。帰りの飛行機で、もうそろそろ成田に到着するかという時に、CAから話しかけられました。他の乗客の方から、「修学旅行の学生さんにトイレの順番を譲ってもらったり、話しかけると気さくに答えてもらったり、とても親切にしてもらった。」と、CAから学校の先生にお礼を言ってほしい、とのことでした。ユナイテッド航空のカードとピンバッチをいただきました。着陸後には機内アナウンスで、「仙台東高校の皆さん、気をつけて仙台までお帰り下さい。」と、アナウンスをもらいました。私は英語科の生徒の皆さんを誇りに思うとともに、人に優しい素晴らしい生徒諸君だと改めて思いました。
普通科の皆さんも、神戸の立派なホテルに泊まり、USJと大阪、京都を満喫したと思います。参加した生徒の皆さん一人ひとりが、それぞれ異文化に親しみ、高校生活の思い出を作ってくれたようです。今後の高校生活と人生に生かしてほしいなぁと思います。
下の写真は、英語科が研修で訪れたグアム大学での集合写真と文化交流したST. Paul CHRISTIAN SCHOOL での集合写真です。南国の海と空はとても綺麗でした。