カテゴリ:校長通信
英語科講演会 ケンタロ・オノ氏をお迎えして
今年度の英語科講演会は10月30日に「ストップ温暖化センターみやぎ」のお骨折りでケンタロ・オノ様をお迎えし,主にキリバス共和国で起こっている待ったなしの問題を通じて,地球温暖化問題の深刻さをお話しいただきました。
オノ様は仙台東高校に入学後1年生の途中で単身でキリバスに留学されました。現地の高校を卒業後,そのまま帰化され,ご自身の仕事に加えて在日キリバス共和国名誉領事・大使顧問など国の役職も歴任されています。
はじめに渡航に至るまでの経緯や,すばらしいキリバス共和国のこと,歴史的な経過も含めた日本との深い関係などをお話いただきました。
続いて美しく穏やかだった島が地球温暖化によって今どうなっているのかを,そしてこれから何が起こるのかを「2050年問題」として教えていただきました。
大切なのは,温暖化に対して日本に住む私たちができることを自分で調べて,小さいことからで良いので実践することであると訴えられました。例えば「夜中のゲームやフライドチキンは本当に必要なものなのか」考えてほしいと。
「地球温暖化」は人災であり人間によって解決できるはずであること,希望を持てば叶うと信じること,無知と無関心が最大の敵であるとお話されました。
英語が中心でしたが,現地の言葉と,大切な所は日本語も交えながらの講演でした。生徒のみなさんは先輩のエネルギーを間近に感じることのできたエキサイティングな時間となりました。質問も多岐にわたる内容となり,多くの事を感じることができたようです。
この場をお借りして,すばらしい講演をしていただいたケンタロ・オノ様と奥様,お骨折りいただいた宮城県地球温暖化防止活動推進センターの皆様に感謝申し上げます。