平成30年度学校生活

カテゴリ:校長通信

EUがあなたの学校にやってくる

 11月16日に,東京ドイツ大使館領事のルート・ブローデッサー様,通訳として科学部武官室の青山彌紀様をお迎えし,1年生と2年生に向けて講演いただきました。


 EUの生い立ちと現在の様々な活動や取り組み,日本との関係などを分かりやすくお話しくださいました。
 また,ドイツと日本について,学術・芸術文化・スポーツなど様々な交流についてお話がありました。ドイツでは大学の授業料が無料であるとのことで,生徒は驚いた様子でした。
 最後に,生徒からの様々な質問に丁寧に答えていただきました。
 世界に向けて生徒達が更に視野を広げる貴重なきっかけとなりました。ありがとうございました。

グローバルウィーク2018

 平成30年11月5日から9日まで,グローバルウィーク2018に取り組みました。

 初日の11月5日には,MIA(宮城県国際化協会)のお骨折りで,宮城県在住のイエメン,ガーナ,パキスタンの3人の外国人講師をお招きして異文化理解講座を開催しました。各国の美しい風景や文化について,また日本に来て感じることなどをたくさんお話しいただきました。参加した生徒も私も,驚くことが多く,意見交換をしながら普段の生活を改めて振り返る機会ともなりました。また,日本の人々はリスペクトフルに接すると言っておられたのも印象的でした。

 11月6日には,ハラルフード体験として,昼休みにハラルフードのカレーを販売していただきました。生徒は長い行列を作っていました。私もいただきましたが,とても濃厚でおいしかったです。

 また,期間中家庭科で外国のおやつを扱ったり,食堂でもスペシャルメニューが提供されたりと,食についても国際理解を進めました。

  

 11月7日は,NPO法人IVYの小笠原様に来校いただき,国際理解に関するワークショップをしていただきました。生徒は小グループに分かれ,意見を出しつつ話し合いを進めていました。その後各グループからの発表を行いました。左の写真はそのときの様子です。

 話し合いは夕方遅くまで続き,国際理解についての視野をより広げることができたと思います。

 

  

 

 11月9日は国際講演会として,株式会社日建会長の雨宮清様にご講演いただきました。たいへんお忙しいなかにもかかわらず,時間をやり繰りしていただき来校いただき,全校でお話を伺いました。
 雨宮様は長年紛争地の地雷除去に携わっておられ,カンボジアをはじめとしてこれまで11カ国で活動されたとのことです。現在世界各地で日建で開発された132台の除去機が稼働しており,この台数は世界で最多ということです。
 お話を伺うとこれまでの活動はまさに命がけであり,そのような状況でも紛争地域の復興を心から願いながら長期にわたり粘り強く活動されて来られたことに頭が下がります。特に,危険な地雷を除去するにとどまらず,地雷原を農地として復興し人々の生活が再興されることを大切に考えておられることに感銘を受けました。


 講演の中で印象的な言葉をたくさんいただきました。地雷除去に取り組む契機となったカンボジアへの人々への想い,人のために知恵を出すことで自分が幸せを感じられることの素晴らしさ,自分の財産は子どもたちにあること,親になるためにも人間力をしっかり身に付けること,コミュニケーションすることの大切さを経験してきた故の英語をはじめとした言語の学びの勧めなどなど,ここに書き切れません。
 生徒の心に,しっかり目標を持って生きることへの心の火を灯していただいたと思います。雨宮様,とても貴重な時間をありがとうございました。

 

 

   
 11月9日午後には,中国の高校生30名をお迎えしました。寧夏自治区の高校生です。JENESYS2018の短期招聘事業により今年も交流することができました。
 本校国際交流委員が中心となってホスト役を務め,充実した時間となりました。皆あっという間に仲良くなり,本校生はしっかりエスコートできたと思います。まずお互いに歓迎のプレゼンテーションを行い,続く5時間目は一人一人別なクラスで授業を体験してもらいました。さらに放課後は部活動の見学です。短い時間でしたが大変密度の濃い交流ができました。


 すっかり打ち解けて別れ際はとても名残惜しそうな様子でした。本校生徒のコミュニケーションの力を再認識しました。また,お土産に素敵なぶどうの絵の掛け軸(本校スクールカラーのぶどう)をいただきました。このような草の根の気持ちを通じ合わせた交流は,両国にとって本当に大切なことであると感じました。

 

 

 

 

 

 期間中,国際理解に関する学習の成果を左の写真のようにポスターとして報告したり,国際支援のための募金活動を行ったりしました。

 

 このように本校グローバルウィークは,たいへん多くの方々のご支援で充実したものとなりました。心から感謝申し上げます。

祝 East Winds 全国大会へ

 

 11月4日に,セキスイハイム・スーパーアリーナで,マーチングバンド・バトントワリング東北大会が行われました。

 本校吹奏楽部"East Winds"は,「天使の飛翔」と題し,天使三姉妹と純白の翼をモチーフにした作品を発表し,見事5年連続で全国大会出場となりました。

 意欲的な内容で,メッセージもしっかり伝わって来ました。全国大会に向けて,さらに完成度を高めてくれるものと思います。

 吹奏楽部の保護者の皆様,地域の皆様はじめ,お力添えいただいている皆様に感謝申し上げます。引き続き全国大会への応援,よろしくお願い申し上げます。

英語科講演会 ケンタロ・オノ氏をお迎えして

 

 今年度の英語科講演会は10月30日に「ストップ温暖化センターみやぎ」のお骨折りでケンタロ・オノ様をお迎えし,主にキリバス共和国で起こっている待ったなしの問題を通じて,地球温暖化問題の深刻さをお話しいただきました。
 オノ様は仙台東高校に入学後1年生の途中で単身でキリバスに留学されました。現地の高校を卒業後,そのまま帰化され,ご自身の仕事に加えて在日キリバス共和国名誉領事・大使顧問など国の役職も歴任されています。

 はじめに渡航に至るまでの経緯や,すばらしいキリバス共和国のこと,歴史的な経過も含めた日本との深い関係などをお話いただきました。
 続いて美しく穏やかだった島が地球温暖化によって今どうなっているのかを,そしてこれから何が起こるのかを「2050年問題」として教えていただきました。
 大切なのは,温暖化に対して日本に住む私たちができることを自分で調べて,小さいことからで良いので実践することであると訴えられました。例えば「夜中のゲームやフライドチキンは本当に必要なものなのか」考えてほしいと。
 「地球温暖化」は人災であり人間によって解決できるはずであること,希望を持てば叶うと信じること,無知と無関心が最大の敵であるとお話されました。

 英語が中心でしたが,現地の言葉と,大切な所は日本語も交えながらの講演でした。生徒のみなさんは先輩のエネルギーを間近に感じることのできたエキサイティングな時間となりました。質問も多岐にわたる内容となり,多くの事を感じることができたようです。
 
 この場をお借りして,すばらしい講演をしていただいたケンタロ・オノ様と奥様,お骨折りいただいた宮城県地球温暖化防止活動推進センターの皆様に感謝申し上げます。

秋の交通安全運動

近隣の交差点での交通安全の呼びかけ

 9月26日に,本校近隣の交差点において,六郷交番と交通指導隊さらに交通安全協会の皆様に交通安全の呼びかけをしていただきました。写真はそのときの様子です。
 秋の交通安全県民総ぐるみ運動,また仙台市民総ぐるみ運動の一環として,自転車で下校する本校生徒に安全グッツを配布とともに,安全運転の声がけをしていただきました。

 今年は夏から秋にかけても不順な天候が続くなか,暗くなる時刻も日に日に早まりますので,本校自転車通学生にはルールを守り,なお一層周囲に配慮した安全運転を心がけてほしいと思います。
 ご指導いただきました皆様,そして日頃本校生を暖かく見守っていただいている地域の皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。

2年生総合的な学習の時間「地域貢献プログラム」

 本校2年生の総合的な学習の時間は,1年生で活動した「国際理解」を土台として,仙台や宮城県など地元地域に対して将来どのように貢献していけるかという「地域貢献プログラム」を実施しています。地域がどんな問題を抱え,将来はどんな問題が発生する可能性があるか,各自が課題設定をして地域貢献のプランを考えて,探究活動を行い,自分のプランをまとめ発表します。
 9月11日には,地域が抱える課題や将来の構想について学ぶために,宮城県震災復興・企画部の髙橋佳宏様に来校いただき講話をいただきました。
 現在から将来にわたり,地域が抱える数多くの課題について網羅的にわかりやすく説明していただきました。さらに,現在県で行っている施策や成果,今後の展望もお話しいただきました。
 写真はそのときの様子です。生徒は話しを伺いながら,きっと手がかりを掴んだものと思います。今後の活動に期待したいと思います。
 貴重な時間を割いて講話をいただきました髙橋様はじめ,関係の皆様のご協力に感謝申し上げます。

日本・ベラルーシ友好派遣団

7月23日から8月5日までの14日間、本校からは、12名の生徒と引率の酒井藍先生の13名が参加しています。

7月23日に県庁前で結団式をし、本日まで無事に元気に過ごしていると報告を受けました。

異国で沢山の貴重な経験を積んで、ひとまわり大きくなって帰ってくるのを楽しみにしています。

中国派遣団帰着,ベラルーシ友好派遣団出発

 先日出発した中国派遣団は,盛りだくさんの交流や見学を行い予定通り元気に帰国しました。ありがとうございました。

 続いて今朝は,日本・ベラルーシ友好派遣団2018が出発しました。県庁前の時計台に集合し,元気に旅だって行きました。

 本校の参加は今回で第3回目となります。これまでの訪問の成果を生かし,一層充実した訪問になるものと思います。

 ご招待いただいたベラルーシ共和国,お骨折りいただいているスーパネンスアカデミックはじめ,関係者の皆様のご尽力に感謝申し上げます。

 

宮城県高校生中日友好訪中団

 7月8日に仙台空港から,宮城県高校生中日友好訪中団として本校生6名が出発しました。中日友好を促進するため,中華人民共和国駐新潟総領事館から,県内の4校の高校をご招待いただいたものです。

 7泊8日で,上海市,四川省,北京市と中国国内を大移動します。各地で青少年交流を行うとともに,汶川地震(四川地大震)博物館や青少年交流センターを訪れ,自然災害に立ち向かう中国の様子を伺うとともに東日本大震災を経験した宮城県の様子もお伝えします。

 また四川省の古典劇や京劇の鑑賞,成都パンダ保護研究基地や万里の長城の見学,さらに大都会の様子など,盛りだくさんの学習と体験をしてきます。

 交流では,本校から自慢のマーチングバンドのドラムとカラーガードの演技を披露することをはじめとして,中国でもすがすがしい「東風」を吹かせてくれると思います。

 生徒たちは,中国の皆様との交流や見学を通じて,一回りも二回りもたくましくなって帰ってくると思います。ご招待いただいた中華人民共和国の関係者の皆様,お骨折りいただいた宮城県経済商工観光部の皆様にお礼を申し上げます。