平成28年度学校生活

夏期開講式 校長講話要旨

夏期開講式に際し、以下のような話をしました。

 

 夏休みの期間中、ブラジルでリオオリンピックが行われました。みなさんもご覧になったのではないかと思います。開催前には様々な問題が報道されていましたが、終わってみれば数々のドラマや、感動がありました。選手の勝利に対する凄まじい気持ちは、なかなか真似ることは難しいですが、今日は私がこの期間中に感じたことをお話したいと思います。
 金メダルを取った女子バドミントン高橋・松本ペアが大逆転した試合がありましたが、その時のインタビューが印象的でした。「厳しく辛い練習をしてきた。ここで諦めるわけにはいかない。」「本当の勝負は、追い詰められて苦しくなってからだ。」というコメントです。また、バドミントンシングルスで銅メダルを獲得した奥原選手には、勝負前に決まったルーティンがあるということです。「感謝の気持ち」を表し、「注意すべきことを口に出して言う」、「礼をする」などといったものです。
 こうした話を聞いていると、選手達のメンタルコントロールが非常に優れていることに気づかされます。力量を出すためには、「最後は気持ちである」ということを感じさせられました。
 また、アメリカ大リーグで、イチロー選手が3000本安打を達成しました。この数字は一本一本の積み重ねであり、その時々に秘められた努力なしにはこの数字は生まれないと思います。
 このことからは、何事も小さなことの積み重ねであるということなのだなと感じさせられます。
 これは学校生活でも同じかと思います。勉強であればあと1ページ、10分、英単語1つ。こうした小さな努力がなければ、大きな目標には到達できません。
 みなさんも是非このような気持ちで目標を持って毎日を過ごしてください。
 最後に、この夏は本校の創立30周年記念事業として、校舎内の整備を更新するなどの充実をはかってきました。10月28日には記念式典が予定されています。一人ひとりが感謝の気持ちを持ち、更なる発展を期して取り組んでほしいと思います。