平成28年度学校生活

開講式校長講話要旨

開講式にあたり、生徒には以下のような話をしました。


 皆さん、明けましておめでとうございます。新たな気持ちで新年を迎えられたことと思います。3年生諸君は、目前に迫ったセンター試験、そして私大入試に向けて、緊張感を持ちながらも着実な歩みを進めていることと思います。風邪など引かないよう体調の管理に十分に留意し、規則正しい生活に努め、強い気持ちで挑んでください。1、2年生諸君は、本校生として充実した学校生活の実現に向けて、必ず明確な目標を持って取り組んでほしいと思います。
 先日、県高野連の主催で高知高校野球部の監督の講演を聴き、直接その監督とお話をする機会がありました。高知高校は甲子園での優勝経験もある全国屈指の強豪校です。この監督はU18、いわゆる高校日本代表チームのコーチを経験したこともある方で、その時の経験から当時の日本代表選手について話されました。今ではプロ野球選手になっているある代表選手は、礼儀の正しさと共に道具をとても大切にしていたこと。自分の野球用具は誰にも一切触れさせず、いつも自分で丁寧に手入れをしていたこと。また、自分自身を的確に分析し、試合前にはビデオを見ながら、昼食もとらず、対戦相手を綿密に何時間も研究していたこと。また、ある投手は自分が登板しない時は、チームのためチームメイトのためサポート役に徹していたこと。ある選手は朝の5時半に起きて、一人黙々と素振りをしていたことなど、どの選手も日頃から野球に対しての意識が極めて高く、それが実際のプレーに表れているということを語っていました。
 また、この監督が自分のチームを指導する時の考えとして、
 「選手一人ひとりが常に目標を意識すること」
 「勝負に勝つためには他のチームにはない武器を持つこと」
 「本気でやらなければ、何もなし得ず、何も見えてこないこと」
 「全力で取り組むことで、人は成長し、その姿に人は感動し、そして応援してくれる」ということなどを熱く語ってくれました。
 人工知能の発達で20年後、30年後の世界では、今ある職業の半分がなくなるとも言われ、現在私たちが生きているこの世界とは全く違ったものになるとも言われています。しかし、未来を想像し、心配したり不安な気持ちになったりする必要はありません。変化はチャンスです。これまでとアプローチは違えども大きなチャンスが広がる世界になるはずです。それゆえ、先ほどの監督の方の話にもありましたが、目の前にある一つ一つの事柄に対し、全力を傾けていくことで様々なものが見えてきます。そして、その姿勢があれば、必ずや新しい世界での成長につながり、大きなチャンスを掴めるはずです。
 寒い季節が続きます。寒い季節であるからこそ、自らの心に火を点し、熱い気持ちで頑張っていきましょう。皆さん一人ひとり、そして本校にとって、輝かしい1年になることを祈念して、講話を終わります。