校長室だより

校長の呟き ~東の空から~

34 冬期閉講式 Merry Christmas and a Happy New Year !

 

                                                                                         令和6年12月23日(月)

 

12月23日(月)は賞状伝達式と閉講式を行いました。

私からは生徒の皆さんに、3つお話しさせていただきました。1つは、修学旅行であった2年英語科のいい話。これは前回の校長室だよりで書いたエピソードです。

2つ目は、学校評価アンケートについて。「生徒にとって、学ぶ意欲を引き出し、学力が身に付けられるような授業が行われている」という質問に、「よく当てはまる」、「だいたい当てはまる」と回答した生徒は67.6%という結果で、東高の生徒の3人に1人は「あまり当てはまらない」、「当てはまらない」という否定的な回答だったこと。生徒の皆さんが満足しない授業が展開されているということは、校長として、生徒の皆さんに大変申し訳なく思っていること。これから生徒の皆さんがどのような授業を求めているのかを改めて調査するとともに、先生方の授業改善に係る研修をさらに行い、次年度も東高の最重要課題として取り組んでいくことをお話ししました。

3つ目は今年の残念だった話です。言うまでもなく、人のものを盗むことは犯罪であること、社会人となれば社会的な処分を受けること。誰にでも「魔が差す」時はあり、その時に、「やっぱりダメだよね」、「これヤバいよね」と、踏みとどまれるか、正しい判断ができるか、が大事になること。そして、全員が貴重品の管理を徹底してほしいことを話しました。

生徒の皆さん、聴いてくれてありがとうございました。

 

令和6年、2024年も残り1週間ほどとなりました。生徒の皆さんや先生方が、穏やかな年末年始を迎えられるよう願っています。

生徒の皆さん、先生方、年明け1月8日(水)の開講式で、元気に再会しましょう。

下の写真は、1つ目のいい話でユナイテッド航空のCAからいただいたメッセージカードとピンバッチ、狭い機内の様子です。

33 修学旅行、無事終了!

 

                                                                               令和6年12月16日(月)

 

12月10日(火)から13日(金)まで、英語科はグアム、普通科は関西方面に修学旅行に行ってきました。出発前日の結団式で私は、「最大の目標は、英語科40名、普通科188名、そして引率の先生方が無事に仙台に帰ってくること」と話しました。その目標は見事に達成できました。

私は、英語科の皆さんと一緒にグアムに行ってまいりました(一応、団長として)。久しぶりに生徒の皆さんと身近に接して、旅行を精一杯楽しんでいる姿、文化交流で現地の人と交流している姿、元気あふれる姿に心が洗われる?感動の4日間でした。引率の先生方と同行の添乗員さん、そして何よりも2年英語科40名の生徒の皆さんに感謝です。

楽しいエピソードはたくさんありますが、1つ紹介させていただきます。帰りの飛行機で、もうそろそろ成田に到着するかという時に、CAから話しかけられました。他の乗客の方から、「修学旅行の学生さんにトイレの順番を譲ってもらったり、話しかけると気さくに答えてもらったり、とても親切にしてもらった。」と、CAから学校の先生にお礼を言ってほしい、とのことでした。ユナイテッド航空のカードとピンバッチをいただきました。着陸後には機内アナウンスで、「仙台東高校の皆さん、気をつけて仙台までお帰り下さい。」と、アナウンスをもらいました。私は英語科の生徒の皆さんを誇りに思うとともに、人に優しい素晴らしい生徒諸君だと改めて思いました。

普通科の皆さんも、神戸の立派なホテルに泊まり、USJと大阪、京都を満喫したと思います。参加した生徒の皆さん一人ひとりが、それぞれ異文化に親しみ、高校生活の思い出を作ってくれたようです。今後の高校生活と人生に生かしてほしいなぁと思います。

 

下の写真は、英語科が研修で訪れたグアム大学での集合写真と文化交流したST. Paul CHRISTIAN SCHOOL での集合写真です。南国の海と空はとても綺麗でした。

 

    

32 授業力向上研修会

 

                                                                                    令和6年11月22日(金)

 

11月21日(木)に、先生方の授業力向上のための研修会を実施しました。テーマは「ICT機器を活用した学習指導について」として、県教育庁高校教育課教育指導第一班の岡田康佑指導主事に来校いただき御指導と御助言をいただきました。

まず6校時に能代谷教諭の物理の研究授業、そして理科の先生方による授業検討会、最後に全教員が視聴覚室に集まり、ワークショップ型の授業検討会を行いました。

考査前で学校に残って学習したい生徒の皆さんもいたと思いますが、先生方全員の研修ということで、15時45分に完全下校という形をとらせていただきました。

 

今年度の重点目標の一つとして、学習指導要領の趣旨に基づく授業改善と生徒の「学びに向かう力」を伸ばす授業の工夫を掲げています。生徒の皆さんのニーズにあった先生方の授業力向上の取組は、教育のプロである教師として当然のことであり、次年度も学校全体での取組を継続していくつもりです。

ところで、生徒の皆さんにとって「良い授業」とはどういった授業でしょうか。「わかりやすい(理解しやすい)授業」は当然ですが、「(自分にとって)楽な授業」や「テストでいい点数が取れる授業」、「(単に)楽しい授業」となっていないでしょうか。

私が考える「良い授業」とは、「自分の考え(思考)を深めてくれる」、「興味・関心(学習しようとする気持ち)を引き出してくれる」授業なのかなと思います。もちろん、その要素だけではありません。私も勉強していきたいと思っています。

 

先生の言うことや板書・プリントをただ丸暗記するといった知識・技能の習得も必要ですが、自分の頭を使って考える(思考)こと、判断すること、そしてそれを表現(アウトプット)することに、これからの学校の授業は変わっていきます。

 このように先生方も試行錯誤して、良い授業を目指して懸命に取り組んでいます!

 

 来週から始まる後期中間考査における、生徒の皆さん一人ひとりの頑張りを期待しています。

      

31 芸術鑑賞会 終了!

 

                                                                                令和6年11月15日(金)

 

早いもので、もう11月も中旬となりました。日中は暖かいですが、朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。体調を崩して欠席する生徒さんも増えています。インフルエンザの流行期に入ったとの報道もありました。生徒の皆さん、体調管理には十分に気をつけて過ごしてほしいと思います。

 

さて、11月14日(木)の5、6校時は、体育館で芸術鑑賞会を実施しました。

 本校の芸術鑑賞会は、音楽、古典芸能、演劇のローテーションで行っており、今年は演劇、シェイクスピアの著名な喜劇を題材とした、「ロマンティックコメディ 十二夜」を、NPO法人シアター2プラス1の公演を、全校生徒と教職員で鑑賞しました。

 生徒の皆さんのノリもよく、十分に楽しんでいただいたと思います。劇団の皆さん、熱演をありがとうございました。1時間45分の上演時間がとても短く感じられました。

 また、前日の会場準備や当日の後片付けをしてくれた体育館運動部の皆さん、そして鑑賞会の準備と運営をしてくれた図書委員と放送部の皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。

 

 秋の学校行事もこれで一段落し、今月末には後期中間考査があります。考査に向けて、生徒の皆さんの学習面での頑張りを期待しています。

この世の中、楽しいこともあれば辛いことや嫌なこともあります。自分にとってプラスなこともあればマイナスなこともあります。その時は嫌でも、後から振り返るとプラスだったと思うこともあります。2年生の皆さんは、考査が終われば修学旅行が待っていますよ。勉強頑張ってくださいね。

 

     

30 国際講演会、安田菜津紀さん来校!

校長室だより「校長の呟き ~東の空から~」

 

30 国際講演会、安田菜津紀さん来校!

                令和6年11月12日(火)

 

11月7日(木)は、本校のグローバルウイーク最大の目玉行事である、国際講演会が開かれました。

グローバルウイークとは、本校の特色のひとつである、「国際理解」、「異文化理解」について、学校全体の意識を高める目的で、国際的に活躍されている方を招いての国際講演会や異文化理解講座など、国際理解教育に関する行事を集中的に開催する期間です。

 

今年の講師は、認定NPO法人「Dialogue for People」副代表理事、フォトジャーナリストの安田 菜津紀様にお越しいただき、「紛争地、被災地に生きる人々の声 ~取材から見えてきたこと~」と題して、貴重なお話をいただきました。安田さんは、TBSテレビ「サンデーモーニング」にレギュラーコメンテーターとして出演されています。

 シリア内戦での被害者や、東日本大震災で被災した陸前高田市の方を取材した経験を話していただきました。そして、自分がフォトジャーナリストを目指したきっかけをお話しいただき、「直接的な援助や治療はできないが、この悲惨な状況を伝えること、発信することは自分の役割分担である。」「どんな進路を選んだとしても、社会のために一人ひとりにできることが必ずある。」という言葉が、私はとても印象に残りました。生徒の皆さんは何を感じてくれたでしょうか。

 

 講演後は校長室でお話しさせていただき、ファンの先生方との写真撮影も快くOKしていただきました。色紙も書いていただきました。校長室前の廊下に飾っています。

 また、翌日の河北新報朝刊に今回の講演会の記事を載せていただきました。取材に来ていただいた記者のN・Aさん、ありがとうございました。