校長室だより

校長の呟き ~東の空から~

19 夏休み終了 開講式

 

                                                                                                         令和6年8月22日(木)

 

 本日は夏期開講式でした。約1か月にわたる夏休みが終了しました。学校再開というのに、まだまだ暑い日が続いています。最近は、日本は亜熱帯?と思うような、関東地方は夕方に短時間豪雨が続いています。昨年もそうでしたが、長期予報では9月も気温は高めとのこと。異常ではなくこの気温が当たり前?とも思える高温の日が続いています。

 今年も熱中症対策のため、開講式は体育館では行わず、タブレット配信により各教室で行いました。直接、生徒の皆さんの顔を見られなかったのはとても残念でしたが、皆さん充実した夏休みを過ごしてくれたことと思います。

 

 校長講話では、パリオリンピックで私が感じたこと、先生方と生徒の皆さんが毎日取り組んでいる「授業」についてお話しさせていただきました。長い話だったと思いますが、要約すると以下のとおりです。

・「グッド・ルーザー」について、勝負事には必ず「勝者」と「敗者」が出ます。誰もが勝ちたいと思い、負けると悔しいですが、「勝者」はただ一人、一団体であり、その他の多くの人々は「敗者」。その「敗戦」から何を学ぶか、その経験を次に活かすか、負けたから、失敗したから終わりではなく、冷静にそして客観的に、その後どうするかを考えることが大切。

・これまでの授業は、先生が一方的に「教える」授業で、知識・技能の伝達とその習熟を図ることが主な目的。これからの授業は、生徒が主体となり、生徒が学ぶこと、考えることが求められる。先生の解説を覚えるだけ、板書やプリントを暗記するだけの「自分の頭で考えなくてすむ」授業ではなく、集めた情報と既存の知識をもとに自分なりに考え、他者との対話をとおしてさらに考え、正解のない問題でも粘り強く考え続ける授業。

 ※文部科学省のホームページに詳しく紹介されています。「学習指導要領 生きる力」で検索するとYou Tube の映像やリーフレットが出てきます!

 

さて、来週はいよいよ「東風祭」です。もちろん、主役は生徒の皆さんです!東高の生徒諸君の笑顔とパワーを見ることができることを期待しています。

 

 下の写真は、夏休み中の先生方対象の「校内研修」風景です。先生方も生徒のために、良い授業を創り出すために、勉強しています!

 

    

18 夏季閉講式、オープンキャンパス 無事終了

            令和6年8月5日(月)

  7月24日(水)、賞状伝達と東北大会&甲子園予選報告会、そして閉講式を行いました。暑い日が続いていたので、熱中症防止と翌日のオープンキャンパスのリハーサルのために体育館では行わずに、各教室へのオンライン配信で行いました。

 女子バドミントン部の賞状伝達の後、陸上競技部と水泳部の東北大会での結果報告、野球部の結果報告をしていただきました。皆さん立派な、そして充実感が感じられた報告でした。それぞれの頑張りに拍手です!!中でも、野球部主将の齊藤一心さんの「最高の夏になりました。」の一言には、私は感動でした。

 

 閉講式の校長講話では、以下のことをお話しさせていただきました。

・自分の進路については、最後は自分の決断が求められます。自分で決断するための情報収集を心がけましょう。プレッシャーをかけるわけではありませんが、自分の人生です。自分で決めましょう。自分で努力しましょう。正解や模範解答はありません。先生方の支援やアドバイスを受けながら、計画性を持って過ごしてください。

・新聞記事や報道、ネットやSNSの記事は信用するな、ということではなく、「本当にそうなのかな」と思うことが大事。社会で必要な力は、まず自分で考えること。必要ならば仲間と相談して一緒に考えること。そして最後は自分で判断すること。

・よい夏休みを!皆さん、熱中症や交通事故にはくれぐれも気を付けてくださいね。

 

 7月25日(木)はオープンキャンパスを開催し、1,000人を超える中学生と保護者の方々が来校いただきました。冷房のある各教室にお集まりいただき、オンラインで開催しました。

 当日の駐車場案内、受付と誘導、映像作成、全体会終了後の校舎案内では、多くの生徒の皆さんに活躍していただきました。それぞれの場面で、おもてなしの心を持って来場された方々に応対してもらいました。生徒会執行部、映像部、吹奏楽部、サッカー部、水泳部、女子バスケットボール部、ソフトテニス部の皆さん、そして他の部活動の皆さんも、ありがとうございました。

 先生方もお疲れ様でした。初めてのオンラインによるオープンキャンパスでしたが、大きなトラブルなく終えることができたと思います。ありがとうございました。

 

 皆さん良い夏休みを! 8月22日の開講式には、元気に登校してきてください!

17 野球部、快進撃 14年ぶりのベスト8

令和6年7月19日(金) 

 7月18日(木)石巻市民球場で、甲子園予選準々決勝の仙台商業高校との試合が行われました。雨が心配されましたが、開始予定時刻より40分遅れて13時10分から試合が始まりました。

 2回戦9-8、3回戦5-4と1点差の接戦をものにして、本校野球部はノーシードからの快進撃を続けました。顧問の先生によると、接戦を勝ち切ることができなかった弱点を克服して、試合を重ねるごとに力をつけてきているとのことでした。

 試合前半で0-3とリードされる苦しい展開で、7回裏に2点を追加され0-5。しかし、8回表に3安打で1点を返し、最後まであきらめずに粘ることができた試合でした。

結果は1-5でゲームセット。残念ではありましたが、過去最高の成績と並ぶ14年ぶりのベスト8進出を果たしました。主将の齊藤一心さんをはじめとする17名の3年生諸君の健闘ぶりに敬意を表したいと思います。よく頑張りました!お疲れ様でした。

皆さんの野球にかけた努力や想いは、今後の人生の中で必ず活きる機会があると信じています。勝てなかった悔しい気持ちはあると思いますが、気持ちを切り替えて、それぞれの進路希望実現に向けて努力を続けるとともに、東高での高校生活をEnjoyしてください。 

現在、全学年において三者面談中で、保護者の方々に来校いただき担任との面談をしています。学校生活のこと、学習成績のこと、進路希望のこと、日常生活のこと等、保護者の皆様には担任の先生との情報交換をどうぞよろしくお願いいたします。 

来週の24日(水)に閉講式、25日(木)にはオープンキャンパスを実施します。予想を大きく超える約1,100人の中学生と保護者の方々が来校予定です。冷房のある各教室にお集まりいただき、オンラインで開催いたします。

夏休みまで、あと少しです!! 蒸し暑い日が続きますが、皆さん体調管理には十分気をつけて、元気に楽しく過ごしましょう。

   

16 薬物乱用防止教室(2年)

校長室だより「校長の呟き ~東の空から~」

 

16 薬物乱用防止教室(2年)

                                                                                              令和6年7月12日(金)

 

 7月11日(木)6校時に、本校の学校薬剤師の中嶋弘道先生に来校いただき、2年生を対象に薬物乱用防止教室を実施しました。

中嶋先生は、医薬品やアルコールやたばこ等の身近なことから、シンナーや麻薬、そして危険ドラックについて話してくださり、「皆さんはこれからの人生で、悩んだりうまくいかなかったりすることはたくさんあると思うが、三つの勇気を持ってほしい。1つ目は危険な所には行かない勇気、2つ目は悩みを相談する勇気、3つ目ははっきり断る勇気です。」と話し、「皆さんは、家族や友だちから愛されている人間ということを忘れないでください。」と結びました。

私が特に印象に残ったことは、「悩みを相談する勇気」を持つことでした。人に不安や悩みを相談することは、とても勇気がいることです。自分の親にも話すことができないことを、他人に話せと言われてもなかなかできないと思います。

私は「東高には自分の周りに信頼できる友だちや先生がいる。」という学校にしていきたいと思っています。そのために、先生方には「生徒を信頼してください。」「生徒の声を大事にしてください。」とお願いしています。昨年度末の校長講話では、生徒の皆さんに「もっと人を頼っていい」、「東高をお互いに助け合える学校にしていきましょう。」とお話しさせていただきました。今年度の学校経営方針は「生徒と教員のお互いの信頼関係を礎とした活力ある学校づくり」です。

ある専門家の方は、人はなぜ悪いこととわかっていて「依存症」になってしまうのか?の問いに対して、『自分では手に負えないつらい感情に圧倒された時に、対人スキルの低さや他人への信頼感のなさから、人にSOSを出すのではなく、薬という化学物質で一時的に対処しようとしている。』と話しています。『もし友だちがオーバードーズをしていたら、それはトラブルを抱えているサインだから、見て見ぬふりをせず、何に困っているか声をかけてあげよう。(中略)とても子どもには手に負える問題じゃないから、信頼できる先生のところに一緒についていって、相談を助けてあげよう』。東高がそういう文化、暖かさがある学校になればいいなと思う今日この頃です。

(『 』は教育開発研究所 月刊教職研修7月号 巻頭インタビューより引用しました)

夏休みまで、あと少しです!! 蒸し暑い日が続きますが、皆さん体調管理には十分気をつけて、元気に楽しく過ごしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

15 総探発表会(3年)、校内英語弁論大会(スピーチコンテスト)

校長室だより「校長の呟き ~東の空から~」

 

15 総探発表会(3年)、校内英語弁論大会(スピーチコンテスト)

                                                                                                     令和6年7月11日(木)

 

 7月9日(火)6校時は、3年生の総合的な探究の時間(略して「総探」)の各クラスでの発表会でした。一部のクラス、しかも短時間しか見ることができずに申し訳なかったのですが、各クラスで自分なりに探究したテーマについて発表していました。3年生では、夏休み明けに学年全体での発表、後期からは「社会課題事例研究」と探究活動を高度化していく予定です。

7月10日(水)放課後に、校内英語弁論大会(スピーチコンテスト)が開催されました。参加してくれた生徒は1年生2名、2年生1名、3年生2名、審査委員として仙台観光国際協会(SenTIA)からイーライ・アンガーさん、本校ALTのアイデリン先生にご協力いただきました。1年生の張さんは「We need to cool down」、同じく1年生の武山さんは「Sacrifices behind Our Delicious Chocolate」、2年生の鈴木さんは「Meaning of studying English」、3年生の高橋さんは「Japanese anime industry impact overseas」、同じく3年生の八島さんは「My Journey to Success」と題して、それぞれ4分30秒~5分30秒の制限時間の中で、自分の考えや意見を、堂々と話していました。

皆さん素晴らしいスピーチでした。参加してくれた皆さんに、心から敬意を表します。それぞれスピーチの構想を練ったり、練習に多くの時間をかけたりしてくれたと思います。

学校代表として、3年生の高橋さんと八島さんが9月に行われる宮城県高等学校英語弁論大会に出場します。オープンキャンパス(7/25)と東風祭(8/31)でもスピーチしてもらいますので、皆さん楽しみにしていてください。

 

英語科がある仙台東高校は、英語教育や国際交流が大きな特徴のひとつです。

生徒の皆さんの、それぞれの場面での活躍が、東高を支えてくれています。

   

   

 

 

 

 

 

 

 

 

                  総探のクラス発表会の様子(3-5)                                    スピーチコンテスト(2年鈴木さん)