校長室だより

校長の呟き ~東の空から~

57.「芸術の秋」 ~演劇部第55回仙台市高等学校演劇祭~

 芸術の秋,22日(土),23日(日)聖和学園を会場に,東高演劇部は第55回仙台市高等学校演劇祭に参加してきました。「どんなあなたも素敵なあなた」~身近にせまった文化祭,生徒会室では生徒会役員による準備や確認が行われていた。冷徹の生徒会長は恋をしたが,その子は友人と交際していることをしり,戦意喪失で文化祭運営に影響が出てしまう。~といったストーリー。学校行事を通して育まれる想いや友情,絆を演じた傑作でした。

 

東風祭でも演劇部のステージは全校で観ましたのでその実力は分かるかと思います。残念ながら枠の関係で次のステージには進めませんでしたが,優良賞をいただきました。結果よりも大切なものを学べたことと思います。斎藤先生の指導の下,部長の松田さんを中心に引き続き活動頑張ってください。

 

  呟きもやっと村上選手の56号を越えましたがが,気がつけば日本シリーズの真っ最中です。犬鷲軍団は出場していませんが,宮城県出身,犬鷲から燕に移籍して大活躍の今野投手を応援しています。

 

    秋の夕暮れは本当に日に日に早くなります。下校時は十分に注意してください。10月もあと一週間です。

令和4年10月24日 山内

56.「大きな行事無事終了」 ~避難訓練 球技大会 英語科合宿~

  先週末は大きな行事が色々ありました。13日(木)6校時には火災避難訓練が行われました。今年2回目避難訓練でしたが,畠山教頭の講評にもあったように,火災に限らず「いざという時」の備えは高校だけに限らずいつどこにいても,進学・就職しても役に立つものです。久しぶりに全校生徒がグラウンドに一同に会する貴重な場面でもありました。

 

  14日(金)は球技大会。こちらも全校生徒がグラウンドに整列し開会式。3年生実行委員長中村君から「コロナ禍でも開催を認めていただきありがとうございました。」という挨拶。2年生選手宣誓後の3人からの一発ギャグも若さがあって素晴らしかったですし,閉会式で3年生千葉君から「3年生はこれで行事は終わります。1,2年生は来年新たに入ってくる新入生とともに東高を盛り上げてください。」という姿を見ていて,さすが3年生だなと思わされました。菅野教頭や担当の成澤先生から賞賛されるだけあって,競技のみならず,応援に対しても東高生の力を感じられる日でした。

 

  英語科の1年生は,本日まで福島県ブリッテッシュヒルズでの英語特訓合宿で,イギリス生活様式に触れ,異文化への理解を深めてきました。コロナ禍で海外での研修は制限されていても,何とか国内で英語を意思伝達の手段とする積極的な姿勢を身につけてきたと思います。何よりも人間的なたくましさが身についたと思います。2日間お疲れ様でした。

  

  運動部の新人大会,文化部のコンクール等今週末も続きますが,結果にこだわらずにベストを尽くしてきてください。気がつけば,神無月。出雲大社の大学選抜駅伝が開催されてから一週間が過ぎ,10月も残すところ十日あまり。神が在る月なのか無い月なのか。二十四節気によれば,今週末には霜が降りはじめ,晩秋を迎えます。

 令和4年10月18日 山内

55.「ほめる しかる はげます」 ~PTA挨拶活動 欠点克服指導 公開授業~

 後期のスタートの一週間,今週は色々ありました。今週はPTAの方々に朝校門前等にお立ちいただき,東高生にお声がけいただきました。ありがとうございました。PTAの皆様からは,良い面と悪い面両方のご感想をいただきました。一般の方から自転車運転等交通マナーに関するおしかりの電話をいただきました。ルールを守ってくれぐれも気をつけて登下校してくださいという趣旨です。一方,おほめの電話もいただきました。朝困っている小学生を家まで届けて助けていただきました。そのせいで,遅刻したかもしれなので,遅刻扱いにせずに,ほめてあげてくださいという趣旨です。

 

  昨日は成績会議。東高生一人一人の生活の様子を先生方から聞く絶好の機会です。今年の高校1年生からは,評価方法が少し変わり,様々な観点から生徒一人一人を評価するようになりました。残念ながら欠点科目がある人もいましたが,今日から始まる欠点克服指導にしっかり乗って欠点を解消してください。欠点は指導者から生徒へのしかりの意味合いがあります。克服指導は励ましの色が濃いです。

 

  来週11日(火)からは東高の公開週間がはじまりますが,今日はその前夜祭とばかりに,2年生英語科の異文化理解の授業(担当は担任でもある田中美奈子先生とアシスタントのアイドリン先生)を助言者に教育庁高校教育課教育指導班幸田指導主事先生をお呼びして公開研究授業を行いました。東高は台湾の高校とオンライン交流をしていますが,今回の授業ではその交流の練習。宮城県内の自治体・企業・大学そして東高も含め,SDGsに関する具体的な取組をまとめて英語で発表するというもの。岩ヶ崎高,気仙沼高,石巻商業高,宮城一高,宮城野高,白石高などの高校に加え中学校からも山元中と地元六郷中に参加いただきました。各校の先生方から様々なご意見・ご質問・ご感想をいただき本当にありがとうございました。合評会の最後に指導主事の幸田先生から「とてもクラスの雰囲気がよく,スピーチする側も,聞く側が時々頷いてくれたりして聞き上手だから話しやすく,発表する内容も教科横断的で勉強の後が窺えました。好きな授業です。」とほめていただきました。2年1組,いいクラスだね。

  

  校長の呟きも55号,しかし村上選手は新記録56号を放って王さんの記録を塗り替えました。これからは56という番号が人気になるのかな。偉大な二人の選手に共通しているのは,子供の頃から,ほめられて・しかられて選手として成長していったこと。そして大人になって弱い人・困っている人を励ます人間性の優れた選手であることです。

 

   さあ,東高3年生は進路の真剣勝負「共通テスト」まで100日を切りました。今日の放課後と明日は模試があります。粘り強く挑戦しましょう。

令和4年10月7日 山内

54.「後期のスタート」 ~10月3日登山の日 キンモクセイの香り~

  後期のスタートです。放送による後期始業式でしたが,賞状伝達式で運動部や文化部の県大会や東北大会での活躍の様子を伝えられたので,とても良いスタートが切られたと思います。これから大会やコンクールが控えている部活がほとんどだと思いますが,結果を気にしないで,今できるベストを尽くしてください。

 

  放送で話しましたが,今日10月3日は登山の日。人生は登山に例えられます。良いことは登りに,悪ことは下りに例えられます。人生はずっと一定というわけにはいきません。良いことも悪いこともありますが,重要なのはそれがずっと続くわけではないということです。そのために今が良い状態の時には,「良い状態はずっとは続かない。浮かれすぎないで気を引き締めよう」と戒め,悪い状態の時には「ずっと悪いことが続くわけではない。いずれ良くなっていくからそれまで頑張ろう」と勇気づけることが大切です。登山というのは登りだけでなく,安全に下りきってはじめて完成するものです。一見悪いように思える下りでも,雄大な自然に触れ,自然の素晴らしさを知り,その恩恵に感謝し,出会う一人一人を大切にすれば,無事下山できて結果的に良い登山だったと言えます。

 

  今日から後期のスタートですが,みなさんの高校生活は登りも下りもあるものだと思っていてください。どちらもそう長くは続かないことも理解してください。大切なのは物事に一喜一憂しすぎないで,一日一日を,一人一人を大切に,その場その場で最善を尽くすことだと思います。

 

  結びに,最近,教室棟と事務室・職員室棟との中廊下を通るとキンモクセイのいい香りがしますね。秋の風物詩と言われるキンモクセイ。強い香りが印象的な反面,咲かせる花は直径1cmにも満たないことがわかります。小さくてつつましい様子は謙虚ですね。東高生にはそうあってほしい。そんな想いから植樹されたのかもしれません。

令和4年10月3日 山内

53.「○○の秋」 ~美化週間 朝読書週間 公開週間~

 東高名物校舎周辺の田園は大きく頭を垂れていて,すでに稲刈りが済んだ箇所さえ見受けられます。

さて,先週末は吹奏楽部がマーチングバンド・バトントワーリング宮城県大会を突破し,今年も11月の東北大会に出場することになりました。これで9年連続の東北大会出場です。おめでとう。しかしあまり結果を求めずに,文字どおり演奏を楽しんでください。その場にいる全員が演奏の楽しさを共有することが音楽本来の姿です。

 

吹奏楽と言えば,「芸術の秋」。今の季節は「○○の秋」と称されることがしばしばです。「読書の秋」今現在東高は朝読書週間です。PC,SP等電子が全盛の今の時代,「紙」による書物を読むことは,人類にとってとても重要だと言われています。今週に限らず,東高生には紙読書の習慣を身につけてほしいものです。

 

「行楽の秋」「紅葉の秋」とも言われます。コロナ禍で旅行に行くことも激減しています,まして紅葉を見に行くことも滅多にないことかもしれません。私が3年前まで勤務していた大崎地区の学校は紅葉で有名な地域の一つで,何度か見に行きました。PCやSPでもバーチャル化したものを見られる時代ですが,やはり実際に目にすると全くちがいました。東高生の皆さんも家族や仲間と行楽することも秋の楽しみ方の一つです。

 

秋はなんと言っても「食欲の秋」。食べ物の美味しい季節でもあります。グルメを追求するのもいいですが,震災当時のことを思えば,朝食に温かいご飯と味噌汁をいただけるだけでも贅沢なことです。皆さんの記憶からは消えようとしているか,もともと記憶にないか定かではありませんが,食事をとることをあたりまえだと思わずに一食一食を大事にしてほしいと思います。

 

今日から東高陸上競技部は山形県の東北大会に出場しています。東高の代表,宮城の代表として,楽しんできてほしいです。10月14日には校内球技大会が予定されていますが,「スポーツの秋」最盛期です。

 

東高周辺の稲作はもちろん,各地で作物の収穫も最盛期です。学校文化でもこれまでの学習成果発表の場を用意して「実りの秋」を迎えようとしています。10月7日には英語科の田中先生が授業を公開され,多くの校外の先生方にもご来校いただく予定です。10月11日からは,今年二度目の学校公開週間を迎えます。秋休みを利用した中学生の皆さんもお待ちしております。数少ないながら,東高3年生で就職試験に合格し,内定を手にし,実りの秋を満喫している3年生もいます。全国的にも共通テストの受付が始まり,東高3年生は「勝負の秋,勉強の秋」を迎えています。東高はいい学校ですよ。

 

前期もあとわずか,10月3日に始業式を行い,後期のスタートです。朝ドラは終わってしまいますが,気持ちもあらたに,後期は授業でも部活でも学校行事でも進路の試験でも「ちむどんどんする」場面が増えるといいですね。

令和4年9月28日 山内

52.考査最終日部活動再開 ~数字への思い入れ8 16 51 55~

 考査最終日。今日から部活動再開です。さて,先週末は野球部が秋の県大会。2回戦の難敵名取高専を退け16強進出,8強をかけて仙台南高との決戦に臨みましたが,惜しくも敗れベスト8はなりませんでした。16と8は2で簡単に割り切れるのですが。これで夏も秋も昨年も今年も2年連続で16強と県内でも着実に上位であることに間違いはありません。荒削りながら楽しみな部分がたくさんあるチームです。負けを知ってからさらに強くなることを期待します。芳賀先生・博則先生・翔太先生を信じて「過程を大切に」秋冬と頑張ってください。

 

野球と言えば,メジャーリーグの大谷選手,日本の村上選手が注目を浴びています。大谷選手の背番号は17番。高校1年生時に付けていた思い入れのある番号だそうです。現在,日本人本塁打記録で王貞治さんに並んでいる村上選手の背番号は55番。王さんの記録を目指すために付けた番号に今や並んでいます。読売やヤンキースで活躍した松井秀喜さんの55番ももちろん,王さんの記録を目指したものです。昭和の時代は王さんの1番や長嶋茂雄さんの3番が人気で,平成の時代は51番でした。もちろんそのわけは,数々の大リーグ記録をうち立てたイチローこと鈴木一朗さんが身につけていた番号だからです。

 

  国や地域によっては縁起がいいと好まれたり,逆に敬遠されがちな番号もあるはずです。例えば,日本では日本語の語呂から4や9が嫌われるように,欧米,特にキリスト教圏では13や666などが嫌われる数字とされています。数学で言えば13は素数なので,1と13でしか割り切れず,半分にできません。欧米は12,つまりダースの文化ですし,13人目の神の乱入,最後の晩餐の13番目の席等,俗説とされるものもありますが,13は敬遠されます。数学や地歴の先生に詳しく聞いてみてください。

 

  東高生の皆さんにも,好きな番号や思い入れのある番号,嫌な番号があると思います。しかしそれが,偏見や差別的なものであってはなりません。9や13を好む国々もあります。他者を認め,理解したうえで,自分のことも理解してもらうことが大切ですね。私が1や3に憧れたように,これからは大谷選手の17や村上選手の本塁打新記録数の番号を好む人が増えるのかもしれませんね。野球部をはじめ,秋の新人大会を終えた部活動がある一方で,10月以降に新人大会を迎える部も多くあるかと思います。結果も大切ですが,「それまでの過程」を大切に頑張ってください。

 

  数少ないこのブログの読者で尊敬する先輩校長の峯岸先生や市川先生から「村上選手よりもはやく55号を」と激励されていましたが,残念ながら敗れてしまいました。激励いただける方は左下のいいねボタンを押してください。よろしくお願いいたします。

令和4年9月22日 山内

51.東高運動部躍動 ~新人大会で見せた勢いある若い力 3年生最後の大会で見せた集大成の力~

 東高陸上競技部。大堀監督率いる今や県内屈指の強豪校と言って過言ではないと思います。今回も2年生髙泉温帆選手の走り幅跳び・三段跳びの二冠をはじめ2年生後藤樹生選手が砲丸投げ2位でそれぞれ山形東北大会に進みます。男子フィールド総合で優勝校と2点差の第2位,千葉選手がやり投げで5位,國分選手も400Mで8位入賞と総合で第6位ということがそのことを証明しています。

  

  女子硬式テニス部。部員は2名。1年生の渡邊ゆら選手が県の新人大会個人戦で第3位。ダブルスでも1年生浅原柚杏選手とのペアで第3位。素晴らしい,おめでとう。団体は東北大会があるものの,シングルスとダブルスは東北大会がないそうです。女子ソフトボール部も部員は2名。他校と合同チームを組んで新人大会に臨みます。ラグビー部も部員は2人で他校とともにチームを組んでいます。

 

  県で上位に入った選手はもちろんですが,私はたった2~3人で,しかも他校と合同チームを組むという苦労をしながら活動している東高生のことも誇りに思います。少ない部員でも一生懸命指導いただいている齋藤先生,海野先生,芳賀先生,岡部先生はじめ顧問の先生方にも頭が下がります。結果も大事ですが,その活動内容・過程も大事なのです。

 

  「春高バレー」の男女1次予選も先週末に行われました。6人ぎりぎりながら,自校だけでチームが組めただけでも幸せな女子バレーボール部は2回戦を突破し,2次予選に進むことができました。おめでとう。では,結びに,男子バレーボール部顧問の高橋萌美先生の報告文を紹介して今回の呟きを閉じます。

 『1回戦は勝利したものの,2回戦で敗れ3年生にとっての引退試合でした。試合に負けて悔いは残っているはずなのに,その後の立ち振る舞いはとても立派でした。保護者の皆様も初めての試合観戦ということで感激して観戦されていました。コロナ禍で苦労した世代でしたが,最後に良い試合でした。』

令和4年9月14日 山内

50.宮城県優勝・準優勝の快挙 ~第69回全国国際理解・国際協力のための高校生の主張宮城県予選~

 9月9日(金)国際理解・国際協力に関する弁論大会宮城県大会が仙台二華中高会場に行われ,3年生の

 梁 競元さんが優勝に当たる宮城県知事賞,1年生の中西 咲葵が準優勝に当たる宮城県教育長賞を受賞しました。梁さんは東京の国連大学で開催される全国大会に宮城県代表として出場します。

 

  梁さんの主張のタイトルは「同心協力」,中学時代に経験した「生徒の千票は上の者の一言に及ばない」という理不尽な担任の先生からの言葉からはじまり,ロシアとウクライナの国際情勢から国連の拒否権に関する問題にも言及し,千票の投票の重みがきちんと生かされる社会と様々な違いを持つ世界中の人々が同じ志によってつながる社会を目指したいと心強く訴えたさすがに優勝と思わされる秀作でした。

 

  準優勝の中西さんの主張のタイトルは「本当に甘いチョコレート」,中学時代の授業で,カカオ農場で働く子供たちを知ってからは,大好きな甘いチョコレートの味が,しょっぱくて苦く感じたこと。過酷な労働環境から子供たちを救う第一歩として,フェアトレード(生産者の暮らしを守るために正当な値段で売買すること)製品を買うことにしたこと。日本という平和な国で,当たり前に涼しい教室で清潔な制服を着て,授業を受けられることのありがたさを感じたということ。途上国の貧困や飢餓,国際的な紛争など複雑な問題解決のためには国際社会の協力関係が必要であり,フェアトレードに協力することは決して微力ではないことに気づいたという,とても1年生には思えないような,県の準優勝にふさわしい傑作でした。

 

  「結果よりもその過程」,二人とも今回の結果に辿り着くまでに先生方の指導やご家族の支援、友人の励まし等様々な協力があったかと思います。もちろん自身の努力もです。その過程を大事にしてください。また,今回県大会にこそ進めなかったものの,校内で参加してくれた東高生の努力と勇気にも拍手をおくります。

 

  記念すべき呟き50号は東高生の快挙を報じるものとなり,大変うれしく思います。左下のいいねボタンをよろしくお願いいたします。

令和4年9月12日 山内

 

49.九月のスタート ~東風祭 運動部新チーム公式戦 朝の挨拶運動で良い日旅立ち~

 心配されていた天気にも恵まれて東風祭を無事,実行することができました。公開を楽しみにしていた,小中学生や地域の皆さんには申し訳ありませんでしたが,コロナ禍で3年生の保護者を最優先に人数制限を設けての実施でした。文化祭は文化部員にとっては日頃の活動の成果を発表するとても大切な場です。また,各クラスが,あるいは全校生徒がひとつの制作物に向けて力を一つにまとめあげる素晴らしい日です。

  

  開祭式から後夜祭まであっという間の二日間で,私も久しぶりに現場に戻っての高校生の文化祭でしたので一つ一つの場面が感心することばかりで,本当に東高生のパワーに圧倒されました。開催にあたり様々なご支援をいただいた保護者の皆様,実行委員の生徒諸賢,先生方に心から感謝いたします。

 

  週末は新人大会の先陣をきって,野球部が県大会に臨みました。5回コールドゲームの圧勝でしたが,私と教頭先生と事務次長先生の母校相手でしたので,少々複雑でした。しかし,東高の新しい力の躍動を感じること,故郷の方々との思ってもみない再会等本当に心に残る日となりました。水泳部も新人大会で,総体でも活躍した2年生の佐々木選手が秋田・東北大会へという速報も受けました。

 

  今朝,東高生徒会,有志の皆さんが,六郷小前で六郷小学校・六郷中学校の児童生徒の皆さんとともに挨拶運動に参加してくれました。小中の校長先生方からも感謝されました。地域に少しでも貢献することで,地域に必要とされ,信頼される高校を目指しましょう。九月の始まりは良い日旅立ちです。

 

  今日の放課後は「大学共通テスト」の説明会が国文室で開催されます。10日後には前期末考査もあります。気持ちを切り替えて頑張りましょう。

令和4年9月6日 山内

48.明日からもう九月 ~葉月から長月 災害のない月であってほしい~

 校舎内を回ると各教室から文化祭の準備の気配がして,もうすぐ東風祭だと実感できます。一方で,3年生の担任の先生方が心を込めて作成した調査書が回ってくると,いよいよ就職試験や総合型入試が始まるという緊張感も伝わってきます。東高は東高生のためにあります。

  暦も葉が落ちて秋真っ盛り,文字どおりに夜が長くなります。虫の声も大きくなったような気もします。宮城の魚,秋刀魚の水揚げの声も聞こえてきました。東高の周辺の緑のじゅうたんを見渡すと,「夜長月」よりも稲穂が実る「穂長月」がぴったりくるかもしれません。台風11号の影響や秋雨前線もあってこれからしばらくは秋の長雨の「長雨月」になるかもしれませんが,大きな災害にならないことを祈るばかりです。

  授業も部活ももちろん文化祭も東高生一人一人が主役です。私はいつでも応援しています。ああはやく,九月になれば。

令和4年8月31日 山内